永久保存版-過去の特集一覧

Archives

お手入れ以外にスキンケアに役立つものは?

2001年5月11日

お肌の状態はスキンケアだけでなく、食生活や睡眠など日常生活、そして消化
器系の状態やストレスやホルモンバランスなど、いろいろな要因に左右されます。

スキンケアを助けるものとしていくつかヒントをお伝えしたいと思います。

まず、食事です。
(1)バランスのよい食事を心がけましょう!

お肌も食べ物からつくられます。ビタミン、たんぱく質、脂肪、ミネラルなど
は皮膚の新陳代謝や働きにとても重要なものです。栄養素が不足すると、皮膚
のトラブルにつながりかねません。スキンケアには各栄養素が不足しないこと
が大切ですよね。

また、たくさん食べたからといって、皮膚の状態がよくなるわけではありませ
んので、ご注意を。肥満にならないよう必要最低限のカロリーをとっていれば
十分ですよ。

身体全体のことを考えて、いろいろな栄養素をふくむバランスのとれた食事を
心がけましょう。また、便秘にも注意しましょうね。

次に、運動です。
(2)有酸素運動は体内からのスキンケアです!

運動をすると皮膚にある毛細血管の血流が良くなり、酸素と栄養が皮膚にじゅ
うぶんに供給されます。その意味から運動は体内からのスキンケアと考えられ
ています。

こういった体内からのスキンケアには、じゅうぶんに酸素を供給しながら行う
運動、有酸素運動(エアロビック・エクササイズ)が良いといわれています。
有酸素運動としては水泳やウォーキングや自転車などがおすすめです。

ただ、お肌の健康のためには運動やスポーツが大切であることは確かですが、
それと同時にスポーツでおこる皮膚トラブルに注意することも忘れてはいけま
せんよね。その主なものをあげてみると・・・

 テニス:日焼けによるシミ、シワ、くすみなど
 ゴルフ:日焼けによるシミ、シワ、くすみなど、草かぶれ
 ジョギング、ウォーキング:かぶれ
 水 泳:乾燥肌、髪の毛の脱色、皮膚の感染症 
 スキー:乾燥肌、雪焼けによるシミ、シワ、くすみなど

このように、特にアウトドアスポーツでは紫外線から皮膚を守る
スキンケアが必要です。

最後にストレスについてです。
(3)ストレス対策もスキンケアには重要です!

精神的または肉体的なストレスが蓄積していくと、いつものスキンケアができ
なくなり、次の日の朝、鏡に映った顔を見て後悔したことはありませんか?

このようなケースだけでなく、様々なストレスにより皮膚トラブルがおきる
ケースがあります。

肌が強い人でも強いストレスが加わったり、ストレスが長くつづいたりすると、
皮膚に変化がおきます。たとえば、汗をかきやすくなったり、顔や身体がほて
ったり、皮膚がかゆくなるなど・・・これらは一時的な変化で、ストレスがと
れると元の皮膚に徐々に戻りますが、ニキビなどのトラブルが発生するとすぐ
には改善しません。ストレスがきっかけでニキビなどが起こることは知られて
いますよね。

以上のように、ストレスは肌荒れや皮膚の病気の原因になります。
ですから、皮膚の健康のためには日常のストレス対策も重要です。

睡眠不足や過労を避け、規則正しい生活を心がけることが大切です。
また、精神的ストレスに対しては、自分なりにリラックスする手段作っておき、
次の日にストレスを持ち越さないように心がけることも大切です。

さらに、家族や親友と日頃からコミュニケーションをはかり、重大な問題が
生じたら周りの人や家族に早めに相談することができる状態にしておくこと
も必要ですね。

スキンケアとしてのファンデーション!

2001年5月4日

ファンデーションといえば、普通メイクの中に含まれるのでしょうが、ファン
デーションはスキンケアとしての側面ももっています。

通常ファンデーションには大きく3つの目的があります。

まず、お肌のキメをキレイにみせるということ。
キメは皮膚の表皮にある皮野と皮溝という細かい模様ですが、キメがはっきり
していると「キメの細かい肌」ということで、健康な美しい肌といえます。
キメはお肌が老化するとはっきりしなくなり粗くなってきますが、ファンデに
はこれをキレイに見せるという目的があります。

そして、肌色を美しく見せるということ。
いろいろな色のファンデーションがありますが、肌色は体調や季節などによっ
て日々違いますので調節するのもたいへんですよね。

そして、紫外線カットです。
最初の二つはメイクの部類に入りますが、紫外線カットという側面はスキンケ
アの部類に入りますよね。

ファンデーションには紫外線防止剤とか紫外線吸収剤など入っていないものが
多いのでは?と思われる方が多いかもしれませんが、UVカット成分が入ってい
なくともファンデーションは塗るだけで素肌のときの数倍の紫外線遮断力があ
ります。もちろん、紫外線をカットするにはファンデーションだけでは効果が
弱いですので、UVカット化粧品は必要です。

さらにファンデーションのスキンケアとしての側面にファンデの種類などにも
よりますが保湿があります。ただ、これもファンデーションだけでは安心でき
ないのはお分かりだと思います。

このようにファンデーションにはいろいろな目的があり、スキンケアとしての
側面を持っていますが、ファンデーションの機能を左右するのは、やはり土台
となる基礎化粧です。

特に、下地というとクリームだと思っている方が今でも多いですが、化粧下地
は必ずしも油分である必要はありませんし、化粧下地という化粧品自体必要で
しょうか?

基礎化粧でお肌がしっとりしていれば化粧下地化粧品やオイルなどをつける必
要は無く、ファンデーションののりもいいはずですよね。

それにはコラーゲンなど保湿に優れた美容液をつけるだけでじゅうぶんです。
また、そちらのほうがオイルが含まれない分、お肌の負担が少なく安全です。

さらにコラーゲンなどの美容液はお肌とファンデの間に皮膜をつくりお肌を守
るとともに、うるおいを保ちます。するとお肌はなめらかになり、ファンデを
つけるときの刺激を少なくすることができます。

保湿だけでなく、やさしい洗顔と化粧水による水分補給も、ファンデーション
ののりの状態を左右する大切なプロセスです。

いろいろなファンデーションがありますが、いずれにせよファンデーションは
お肌に良いとはいえないですので、つけるときは下地である基礎化粧が
大切です。

それでなくとも女性のお肌はデリケート。だからこそ、基礎化粧を重点に、
「お肌に負担をかけないやさしいスキンケア」を習慣づけましょう。

春のスキンケアのまとめ

2001年4月27日

女優さんやタレントさんが「美しさの秘訣」を聞かれると、必ずといっていい
ほど「なんにもしてないですぅ0」というのを聞いたことがありませんか?

「特別なケアもしてませんしー、ダイエット何かもしてなくて、私よく食べる
んですよ。」なんて・・・、そんなことしていたらあんなに体力面でも精神面
でもつらそうな仕事して、お肌の状態がいいわけありませんよねー。

やっぱり、陰では日々努力をしているらしいですよ。でも、いろいろしすぎて
トラブっている場合もあるようで、よ0くTVを見るとお肌が荒れているのをメ
イクで隠しているのがわかりますよ。お肌が荒れてTVに出るのはとてもつらい
でしょうね。

「春のスキンケア特集」は5週にわたってお伝えいたしましたが、春は悩み多
き季節ですよね。空気が乾燥して、ほこりやチリなどが強い風に舞い、紫外線
や汗や汚れ、ストレス、ホルモンバランス・・・などお肌が不安定になる条件
がそろっています。

女優やタレントでなくとも、素肌に自信を持って人前に出たい!とみなさん思
いますよね?

次の5つの項目をチェックしてみて下さい。

(1)乾燥している部分とオイリーな部分の差が激しくなっている。
(2)最近、肌がくすんで顔が明るくなく透明感がない。
(3)ファンデーションののりが悪い。
(4)ニキビや吹き出ものができやすくなった。
(5)お肌に元気がないような気がする。

上の5項目はお肌のSOSサインです。
1つでも思い当たる項目があれば、お手入れ方法を見直しましょう!

春のお手入れ方法のポイントは水分補給ですが、特に洗顔に注意しましょう!
洗顔してこそ効果を発揮するのがうるおい補給です!

1日の低下を補うために、様々な外敵から肌を守るためにも、女性には日頃の
お手汚れを落とす夜はもちろん、朝の洗顔は、日中の肌状態を左右する大切な
ケアです。寝ている間に分泌された皮脂を残したままメイクアップすると化粧
くずれの原因にもなります。

お肌に刺激を与えないようにやさしく泡でなで洗いして汚れはしっかり落とし、
お肌に必要な潤いは残す、少しつっぱり感がある程度のうまい洗顔をしてキレ
イになったお肌に、刺激の強い添加物の入っていないローションでたっぷりと
うるおい補給をしましょう。

お肌をベストの状態に保つためにもローションの役割はとても大事です。

ローションをつけるときは、軽くパッティングしながらつけるとより効果的です。
クールリング効果といって、ほてりを押さえ、毛穴を引締める効果あります。
春の肌のお手入れと してだけだなく、1年中実践してください。

このように女性にとって朝晩のスキンケアはとても大切なものです。
以前、マガジンで取り上げましたが、お肌の老化は20歳くらいからもう始ま
っています。女性の場合20歳を過ぎると、細胞の新陳代謝は徐々に鈍り始め、
皮脂膜の形成や皮膚の各種機能が低下していきます。

ごく当たり前にお肌が作り出している天然のベール(皮脂と汗が混じってでき
ます)が、どんどん減少してしまうわけです。この減少していく皮脂膜や機能
入れが必要不可欠なのです。

さらに、どんなに化粧品の力をかりても睡眠不足やストレス、便秘や過労など
日常生活を改善しないと根本的な素肌美人にはなれません。

日常生活に気をつけ、お肌に負担をかけない化粧品でやさしいケアを毎日続け
ていくことが、やわらかいすべすべのイキイキ健康なお肌につながっています。

基礎化粧品の選び方 春のスキンケア特集(5)

2001年4月20日

「どの化粧品がいいですか?」「おすすめの化粧品はどれですか?」とよく
聞かれることがありますが、人それぞれなので一概に「これがお勧め」とは
なかなか言えませんよね。

ただ、お肌の調子がいいから、若いからといってなんでも使っていると、あと
あと後悔することになりますよ。お肌の調子がいいうちから、若いうちから、
お肌にやさしい基礎化粧品を選んでやさしいスキンケアをしましょう!

しかし、最近では本当に数多くの基礎化粧品がありますよね。
その中から皆さんは何を基準に数多くの中から基礎化粧品を選んでいますか?

一般的な化粧品の選び方を挙げてみると・・・

(1)有名メーカーだから。
(2)CMで見てよさそうだったから。
(3)お店でキャッチフレーズにひかれて。「美白・・・など」
(4)香りがいい。
(4)容器が気に入っている。
(5)友人が使っているから。
(6)価格が高い。または安い 。
(7)海外ブランドでよさそう。

化粧品の選び方はいろいろありますが、今使っている化粧品の選び方が上の
どれかに当てはまるという方、いらっしゃいませんか?

ブランドや価格、容器や香りなどよりも中身が大切なのでは?
頭ではわかっているけど、結局このような選び方をしていませんか・・・

では、どのように化粧品を選べば失敗しないのか、見落としがちな
『化粧品の選び方』についてご紹介したいと思います。

まず、その商品の原理や理論を理解してから使いましょう!
これが、一番最初に確かめるべきことで大事なことだと思います。

その化粧品はお肌についてどのような理論からつくられているのか。
また、トラブルを改善というだけでなく、お肌全体をトータルに根本から改善
していこうという考え方なのか?

基本を十分に考えてお肌を根本から改善しないと、その場しのぎでしかなく、
トラブルを繰り返してしまい、全く解決にはなってないので、次から次へと
化粧品を変えていくことになりかねません。

たとえば、お肌は弱酸性だからなんとなく弱酸性洗顔料がいいと思ったり、
海外の高級ブランドだからよさそうと選ぶのはどうでしょうか。
特に、海外のものにはそのまま取り入れると日本人の肌には強すぎるものが
多いです。

日本人の肌の角質層の厚さは欧米人より、薄くデリケートにできています。
今、欧米型の化粧品やスキンケア法が日本に輸入されてトラブルが多くなって
いるのも、本来の肌質の違いが大きな要素としてあげられます。

次に自分の肌質や肌年齢などを理解しましょう。
「私は敏感肌だから…」とか、「私は乾燥肌だから」とか自分で自分の肌質を
決めつけている方がいらっしゃいますが、本当にそうなのでしょうか。

お肌の状態はスキンケアだけでなく体調やストレスなどにも大きく左右されま
す。本当は化粧品ではないのにトラブルは化粧品のせいだと思い込んでしまっ
ていたということもあります。

さらに、若いのにシミやしわが多くてハリのない肌の人もいれば、お年を召し
ているのにとてもお肌のキレイな人もいます。

最後にお肌に負担の少ないものを選びましょう。
特に、乳液やクレンジングクリームなどクリーム類はおすすめできません。
保湿は乳液やクリームがいいと思いこまれている方がいらっしゃいますが、
乳液やクリームにはオイルが必ず含まれていますので、お肌に負担となり、
使い続けていくうちにオイルの過酸化脂質化によるくすみやシミ、吹き出物
などにつながりかねません。特に20代、30代の方はおすすめできません。

その他いろいろありますが、最低限これらをしっかりと考え選んでいただく
ことをおすすめします。

洗顔のつっぱり感は本当に悪いの? 春のスキンケア特集(4)

2001年4月13日

先週、「洗顔について見直しましょう!」とお伝えしましたが、いつもよりも
反響が大きく、洗顔についてのご質問もたくさんいただきましたので、今週も
洗顔についてお伝えしたいと思います。

さて、石鹸洗顔したあとにつっぱった感じがする、そんな経験、だれでも何度
かあるのではないでしょうか。

いただいたたくさんのご質問の中にも
「洗顔後つっぱった感じがするので石鹸洗顔はよくないのでは・・・」
「乾燥肌なので石鹸で洗顔するとつっぱるのですが・・・」
など、洗顔についてのご相談ご質問がありました。

たぶん、このように言われる方の多くが、
     “つっぱり感=皮膚の乾燥→シワ、お肌の老化”
と、思い込まれているようです。

皮脂やNMFと呼ばれる天然保湿成分などは皮膚表面の水分を保持する役目が
あります。これらが洗顔によって取り除かれることがお肌がつっぱる大きな原
因です。

すなわち、洗顔後つっぱるというのはよく洗浄されているということになりま
す。逆に洗顔後、つっぱり感がないのは汚れがうまく落ちていないのです。

洗顔フォームや液体のものをお使いの方がいらっしゃると思いますが、使用後
つっぱり感がなく、さらにヌルヌル感が残るものもあります。
それを、「洗顔しただけでお肌がすべすべ!」と思われるのは勘違いです。

ヌルヌル感は潤いではなく汚れが落ちていない証拠です。洗顔後のヌルヌル感
は汚れや洗浄剤自体がお肌に残っていることが考えられます。

ただし、つっぱり感は必要でも程度があります。洗顔した直後からぱりぱりに
つっぱるのは必要な皮脂や潤いまで取り除いてよくないです。

では、どのくらいのつっぱり感があればいいのでしょう?
目安は洗顔後、102分後です。

洗顔した直後は皮膚にまだ水分が残っているのでわかりにくいので、洗顔後
102分後待って、お肌にややつっぱった感じがあるくらいがいいです。

もちろん、これを毎日確かめるのはおすすめできません。いつもは洗顔後すぐ
にローションで水分をたっぷり補って、お肌の環境を整えましょう。

また、洗顔後つっぱるという原因には洗顔をし過ぎたり、ゴシゴシこすってい
たり、水の温度が高すぎたりといったことも考えられます。

特に高温で洗顔を続けると確実にシワが増えてきますのでご注意を。
洗顔のしすぎもお肌に刺激となり、お肌の老化を早めてしまいます。

また、どんな洗顔料でもお肌に長くつけすぎると負担がかかります。
洗顔時間を長くするのもお肌に負担となりますので、洗顔料をつける時間は
30秒以内をおすすめいたします。

さらに、洗顔では一度で汚れを落とすより分けて落としたほうがお肌に負担が
少ないので、ダブル洗顔をおすすめいたします。

夜のうちに皮脂が出ていて、洗顔しないと顔の上で酸化してお肌に負担となり
ますので、時間がないかもしれませんが朝も洗顔しましょう。

そして、すすぎをしっかりしてください。
ぬるま湯で洗顔すると汚れがやさしく落とせて効果的です。

水滴をとるときもタオルでこすらないように注意してください。
軽くたたくようにして水分を取るといいですよ。

とにかく洗顔ではお肌に刺激を与えないようにして汚れは落とし、必要な潤い
は残す、うまい洗顔を続けていきましょう。

スキンケアの基本は洗顔にあり!

殿堂入りメルマガ
メルマガ購読・解除(無料)
 
  • top_ts_350_135
  • 7万人の声から生まれたニキビ石鹸