ファンデーションといえば、普通メイクの中に含まれるのでしょうが、ファン
デーションはスキンケアとしての側面ももっています。
通常ファンデーションには大きく3つの目的があります。
まず、お肌のキメをキレイにみせるということ。
キメは皮膚の表皮にある皮野と皮溝という細かい模様ですが、キメがはっきり
していると「キメの細かい肌」ということで、健康な美しい肌といえます。
キメはお肌が老化するとはっきりしなくなり粗くなってきますが、ファンデに
はこれをキレイに見せるという目的があります。
そして、肌色を美しく見せるということ。
いろいろな色のファンデーションがありますが、肌色は体調や季節などによっ
て日々違いますので調節するのもたいへんですよね。
そして、紫外線カットです。
最初の二つはメイクの部類に入りますが、紫外線カットという側面はスキンケ
アの部類に入りますよね。
ファンデーションには紫外線防止剤とか紫外線吸収剤など入っていないものが
多いのでは?と思われる方が多いかもしれませんが、UVカット成分が入ってい
なくともファンデーションは塗るだけで素肌のときの数倍の紫外線遮断力があ
ります。もちろん、紫外線をカットするにはファンデーションだけでは効果が
弱いですので、UVカット化粧品は必要です。
さらにファンデーションのスキンケアとしての側面にファンデの種類などにも
よりますが保湿があります。ただ、これもファンデーションだけでは安心でき
ないのはお分かりだと思います。
このようにファンデーションにはいろいろな目的があり、スキンケアとしての
側面を持っていますが、ファンデーションの機能を左右するのは、やはり土台
となる基礎化粧です。
特に、下地というとクリームだと思っている方が今でも多いですが、化粧下地
は必ずしも油分である必要はありませんし、化粧下地という化粧品自体必要で
しょうか?
基礎化粧でお肌がしっとりしていれば化粧下地化粧品やオイルなどをつける必
要は無く、ファンデーションののりもいいはずですよね。
それにはコラーゲンなど保湿に優れた美容液をつけるだけでじゅうぶんです。
また、そちらのほうがオイルが含まれない分、お肌の負担が少なく安全です。
さらにコラーゲンなどの美容液はお肌とファンデの間に皮膜をつくりお肌を守
るとともに、うるおいを保ちます。するとお肌はなめらかになり、ファンデを
つけるときの刺激を少なくすることができます。
保湿だけでなく、やさしい洗顔と化粧水による水分補給も、ファンデーション
ののりの状態を左右する大切なプロセスです。
いろいろなファンデーションがありますが、いずれにせよファンデーションは
お肌に良いとはいえないですので、つけるときは下地である基礎化粧が
大切です。
それでなくとも女性のお肌はデリケート。だからこそ、基礎化粧を重点に、
「お肌に負担をかけないやさしいスキンケア」を習慣づけましょう。