さて、いろいろ反響をいただいた正しい洗顔シリーズも今回が最終回になります。
今回は洗顔について、よくあるご質問をご紹介いたします。
—————————————————-
Q.【朝は洗顔しなくても良い?】
—————————————————-
≪プライマリーカウンセラー回答≫
夜更かしするとテカリがひどくなる感じがしませんか?
一般的に夜のうちに皮脂が出ています。
皮脂汚れは洗顔料で洗顔しないと水だけでは落とせなく、
お顔の上で皮脂などが酸化してお肌に負担となってしまい
ニキビやくすみなどのトラブルにつながりかねません。
ですので、洗顔料での洗顔をした方がいいでしょう。ただ、
朝はダブル洗顔する必要はありません。
また、とてもお肌が乾燥している方で洗顔すると乾燥が
ひどくなるという方はぬるま湯だけでもいいでしょう。
—————————————————-
Q.【洗顔の時は水道水ではなく、酸性水がいい?】
—————————————————-
≪プライマリーカウンセラー回答≫
洗顔のときは酸性水だと泡立ちが悪く、洗浄効果もなく洗顔
の意味がなくなります。
洗顔時は鉄やミネラルが入っていると邪魔になり、PHも邪魔
になります。
中性の水を使うのが理想ですが、通常の水道水で問題ないで
しょう。ただし、弱酸性水を洗顔後、化粧水がわりに使用する
のはお肌を引き締め、殺菌効果もあり、キメ細かい素肌を保つ
ために効果的です。
ただ、その他いろいろな効能や保存が効かないことなども考慮
してください。
—————————————————-
Q.【洗顔石けんで身体を洗っても良い?】
—————————————————-
≪プライマリーカウンセラー回答≫
洗顔用石けんは顔だけでなく首筋や手、腕など身体にも
ご利用いただくと良いです。
というのは、洗顔用石けんは製造途中で塩分やグリセリンを
取り除いてお肌にやさしい洗顔料となっておりますが、通常
の浴用石鹸の場合、それらがそのまま残るため刺激が強い
ことがあります。
ですので、洗顔用石けんは身体に使ってもいいですが、浴用
石けんはお顔に使わないように注意して下さい。
—————————————————-
正しい洗顔についてシリーズでお伝えしてきました。
スキンケアの基本は洗顔です。
正しい洗顔を毎日のケアに取り込んで、イキイキ健康な素肌を
保ちましょう!
今回は洗顔回数についてお伝えします。
さて、みなさんは洗顔は一度で行っていませんか?
洗顔では、一度で汚れを落とすより分けて落としたほうがお肌に
負担が少ないので2回洗顔をおすすめいたします。
ただ、メイクをしていないときや朝などは1回でもいいでしょう。
夜のうちに皮脂が出ていて、洗顔しないと顔の上で酸化して
お肌に負担となりますので、朝も洗顔してくださいね。
また、どんな洗顔料でもお肌に長くつけすぎると負担がかかり
ますので、洗顔時間にも気を使いましょう。
前回お伝えしたとおり、乾燥肌の方やお肌が敏感な方は、洗顔
料をたっぷり泡立て、その泡でのなで洗いを30秒以内の短時間
ですることをおすすめします。
それから、こんなご質問を受けることがあります。
「帰宅したときに2回洗顔して、その後お風呂に入ったときにも
2回洗顔するのですか?」
よくいただくご質問ですが、洗顔料を使った洗顔はやり過ぎると
お肌に負担になり、老化を早めてしまいかねません。
早くメイクや汚れを落としてお肌の負担を軽くするため、帰宅時に
2回洗顔をすると良いでしょう。お風呂ではぬるま湯だけで洗顔
しましょう。
一般的に洗顔料を使った洗顔は1日2回までと考えましょう。
それ以上洗顔する場合は、やはりぬるま湯だけで洗顔すると
いいでしょう。
帰宅時に洗顔した後は、化粧水をすぐにつけてお肌にうるおいを
与え素肌環境を整えておきましょう。
また、お風呂の後はしっかり化粧水と美容液で水分補給と保湿を
お忘れなく。
お肌は夜作られます。夜、成長ホルモンが活発に働きお肌を整え
ます。
今回は洗顔時間についてお伝えいたします。
さて、女性が洗顔料の泡をお顔にたっぷりのせてその泡を
手でクルクルしているコマーシャルを見たことがありませんか?
そのコマーシャルを見たとき、その女性のお肌が赤くなっていた
のに気が付きました。撮影で洗顔料の泡を長い間のせていたの
でしょう。
このように、どんなに優しい洗顔料でもお肌に長くつけておくと
負担になります。
当社では、たっぷり泡立てた洗顔料が手と顔の間にあるという
感じで30秒以内の短時間でなで洗いをおすすめしております。
汚れをキレイに落とすために洗顔時間を長くした方が良いと単純に
思っている方も多いのではないでしょうか?
丁寧に洗顔しないといけないといって時間をかけて洗顔する方、
『丁寧』の意味を取り違えてしまわないように。
また、古い角質を落とそうと、スクラブタイプの洗顔料やクレンジ
ング、ピーリング等、強引な洗顔をされる方がいらっしゃいますが、
日本人の肌はとてもデリケート。お肌はとても敏感なのをお忘れなく。
洗顔料はやさしく落とせる弱アルカリ性タイプのもので、洗顔ネット
などを使ってしっかり泡立てるのがポイントです。きめ細かい泡は
古い角質を無理なく落としてくれます。
ところで、洗顔後突っぱるくらい汚れを落とした方がいいのでしょうか?
というご質問を受けることがあります。
ある程度つっぱり感がないと、汚れが残っている可能性がありますが、
洗顔後つっぱると皮膚が乾燥してシワシワになってしまいます。
また、洗顔中はお肌のバリア機能が低下して無防備になり、とても
危険な状態です。
洗顔後つっぱり感が気になる方はもう少し洗顔時間を縮めるか、
純石鹸主成分でオイルではない保湿成分を配合した皮脂をとり
過ぎないで、お肌に必要な潤いは残すように調整された洗顔料
のご利用をおすすめします。
皮膚の汚れは大きく次の2つに分類されます。
(1)皮膚から出る汚れ: 垢(古い角質) /皮脂 /汗
(2)外部からつく汚れ: ほこりやごみ /油性化粧品
上の汚れの中で、落ちにくいのは「皮脂」と「油性化粧品」です。
この汚れは水だけでは十分に落とせません。
そこで、洗顔料が必要になります。
ここで、よくあるのが弱酸性の洗顔フォーム。
お肌は弱酸性だから弱酸性フォームで洗った方が良い、と
単純に思っていませんか?
お肌が弱酸性という理由が洗顔料を弱酸性にする根拠になって
いるようですが、洗顔後は充分すすいで洗浄成分がお肌に残っ
てはいけません。
しかし、弱酸性洗顔料は水和性がよく、PH緩衝がないので
すすぎがおろそかになってもわからないことが多く、お肌に
残ることが多いのです。洗顔後のしっとり感は洗浄料が充分
落ちていないためだともいわれています。
このようになるとシミ・ニキビ・くすみなどの原因になりかねま
せん。
弱酸性の洗顔料は欧米の化粧品メーカーの考え方で、
洗顔料の泡立ち具合に起因します。
ヨーロッパ方面に行かれた方はよくご存じだと思いますが、
欧米は日本と違い硬水のところが多く、硬水の場合、金属
石鹸ができやすいため、泡立ちが悪くなり洗浄力がなくなり
石鹸としての役割が果たせなくなります。
その硬水による泡立ち不足を補うために合成石鹸(洗剤)が
できているのです。(これは様々なホームページで紹介されて
います)
しかし、日本の水道は軟水ですから、アルカリ性でもよく
反応し洗顔料の泡立ちは大変よく、汚れ落ちもいいのです。
また、皮膚にはホメオスタシスといって、常に一定の状態に
保とうとする特質があり、わざわざ弱酸性のものを使わなく
ても皮膚自身の力で自然に弱酸性に戻るようになっています。
お肌は弱酸性だからといって弱酸性のものを使う必要は
ないのです。
ただ、皮脂をとりすぎることがありますのでその場合は、洗顔料
の泡をのせる時間を15秒くらいに短くしたり、保湿成分を含んで
いる洗顔料を選ぶのも方法です。
突然ですが、スキンケアの基本は?
もちろん、洗顔です。
洗顔がうまくいっていないとニキビなどの肌トラブルにつながる
だけでなく、洗顔後のケアにまで影響します。
しっかり洗顔できていればスキンケアの半分はできていると
いっても過言ではありません。
洗顔についてのご質問や洗顔がうまくいっていないことによって
肌トラブルが引き起こされていると考えられるご相談をたくさん
受けております。
そこで、今回から具体的なケアの実践編として正しい洗顔に
ついてシリーズでお伝えしようと思います。
ご質問、ご相談はお気軽にメールして下さい。
まず、洗顔についてお伝えする前に皮膚の汚れにはどのような
種類があるかご存じですか?
大きく次の2つに分類されます。
(1)皮膚から出る汚れ: 垢(古い角質) /皮脂 /汗
(2)外部からつく汚れ: ほこりやごみ /油性化粧品
上の汚れの中で、落ちにくいのは「皮脂」と「油性化粧品」です。
通常、皮膚の汚れと考えてこすったりしている垢(古い角質)は、
正確には皮膚の汚れではありません。
無理にこすらなくても皮膚表面から自然にはがれ落ちます。
また、こすったりして無理に表面の角質を取り去るとその下の
未熟な角質が現れ、お肌がますます過敏になることがあります。
一度、こじらすとどうしてもその部位は癖になってしまい、その
部位が過敏になっていますので悪循環が生じやすくなるのです。
さらに必要以上に角質を落とすとお肌が乾燥し、老化が早くはじ
まりかねません。
日頃からやさしいものでやさしくお手入れする事が大切です。
顔専用のブラシなどがありますが、お肌に刺激の一番少ない
洗顔用具?は、自分の手です。
顔だけでなく敏感になっている部分はどこでもそうした方がいい
です。
次回に続く。