健康な素肌を育てるのは良い植物を育てるのによく似ています。
まず、土壌すなわち健康な素肌が育つための根本的な素肌環境
を整えることが必要です。
お肌が「ダメージを受けて過敏になっていたり」「お肌の老化が
すすんでいたり」「今までのケアや化粧品によって弱っていたり」・・・
このように素肌環境が乱れ、本来の機能が衰えている状態では
いくら水を与えても痩せた植物しか育たないのと同じで、いくら
お肌に有効な成分をつけてもキレイな素肌は育ちません。
基本的にお肌には種々の要因によってダメージを受けると、これを
修復して元に戻そうとする生理機能(恒常性維持機能)があります。
しかし、今までのスキンケアや、ご利用の化粧品、不規則な日常
生活、バランスの悪い食生活などによってお肌が敏感になり、
生理機能が衰えお肌が弱っていることがあります。
例えば、洗顔ではお肌をゴシゴシこすったり、洗浄力の強い石鹸
で洗顔したり、アミノ酸系の弱酸性洗顔料などを長期間お使い
ですと洗顔後にお肌を弱酸性に戻す生理機能がだんだん衰えて
素肌環境が乱れてきます。
また、オイルがたっぷりと含まれる化粧品を利用してオイルの
過酸化脂質化によるダメージを重ねたり、旧厚生省表示指定
成分を含む化粧品を長期間お使いですとお肌が敏感になり、
生理機能が衰えることもあります。
特に基礎化粧品はお肌にダイレクトにつけるので何年も使い続け
ていくと添加物によって、肌年齢にかなりの影響を及ぼしますので
ご注意ください。
旧厚生省表示指定成分などお肌に負担となるような成分の入って
いないものを最低限ご利用いただくことが必要です。
そして、健康な素肌が育つための素肌環境をつくるのには、それ
なりの時間が必要です。
植物が育つ土壌つくりのように、若々しいイキイキ健康な素肌を
育てる素肌環境をつくるのは一朝一夕とはいきません。
毎日のやさしいお手入れの積み重ねが必要です。
そして本来の素肌が育つ状態に戻してあげることで、有効成分が
どんどんお肌に働きかけます。
しかしながら、本来の素肌環境にしてあげれば、素肌に本来備わっ
ている生理機能(恒常性維持機能)により、最低限のケアで素肌は
自らダメージを修復しキレイな素肌を保とうとします。
これこそがキレイな健康素肌を保つ究極の秘訣です。
4月はスタートの季節。
新たにお手入れをはじめられた方も多いと思います。
そこで、今回はスキンケアの秘訣(一部ですが)をお伝えしたい
と思います。
さて、そもそもスキンケア(基礎化粧)とは何でしょう?
マガジンをご愛読いただいている方には以前お伝えしましたが、
スキンケアは英語で【skin care】。
「skin」は皮膚、肌。「care」は、世話、保護、管理といった意味が
あり、人や物が良い状態になるように必要なことをしてあげること。
すなわち、【skin care】=「お肌をより良くなるようにしてあげること」
です。
ただ、お肌は“すぐに”良い状態になるというわけにはいきません。
つけてすぐに改善すれば、それは薬、しかも劇薬です。
薬には副作用が必ずあります。
また、試しに使ったその場の感覚だけで、決して騙されてはいけ
ません。その場限りで表面だけをしっとりさせ、保湿感を出すこと
は、現在の技術ではとても簡単なことです。
大切なのは、根本からお肌を整えてあげることです。
植物に例えると分かりやすいと思います。
植物を育てるには、まず良い土壌が必要です。そのために
土地を耕し、良い肥料を与えて土の状態を改良していくことが
必要です。
農薬や化学肥料などを使っている土壌ならば、数年の歳月が
必要になります。
そして、良い土壌が出来て、ようやく種まきをし、水や栄養分を
やります。もちろん、土地にも肥料を与え続けます。
さらに、害虫を駆除し、除草をし、植物が育ちやすいように様々な
お手入れをします。
健康な素肌を育てるのもこれとよく似ています。
次週につづく。
当社に寄せられる春のトラブル別相談件数ナンバーワンは
「肌荒れ」です。
この時期に肌荒れが多くなる理由として、まず挙げられるのが
アレルギー性のものです。
花粉症などアレルギー性の疾患が増えていますが、それとともに
肌荒れが生じているようです。
次に、ホルモンバランスの乱れ。
3月から4月にかけて「木の芽時」といわれ、秋口と並んで植物や
動物のホルモン代謝が最も変化する時期で、特に女性の場合、
生理が狂いがちになり、お肌が荒れやすい状態になります。
そして、環境の変化。
お肌は気温の変化や外的刺激に対して身体を守る役割を
果たしています。
三寒四温といわれるように、春先は寒い日と暖かい日が交互に
来ながら暖かくなっていきます。
この変化にお肌の機能が対応しきれないとお肌が荒れたり、
かゆくなったり、湿疹が出やすくなります。
また、暖かくなるにつれ、皮脂の分泌や発汗がさかんになる
ために、お肌はほこりや細菌がつきやすい状態になります。
汗や皮脂をそのままにしたり、洗顔で良く落とせないでお肌に
残ってしまうとお肌に負担(刺激)となり、肌荒れやニキビといった
トラブルを引き起こしてしまいます。
風の強い日が多い春は花粉だけでなく、ほこり、排気ガス、黄砂
などが舞っていますので洗顔には要注意です。
このように肌トラブルの原因となる要素がいっぱいあります。
春のお肌は誰もが皆、不安定な状態だと思ってケアすることが
大切です。
いつも以上にしっかりとお手入れを行い、素肌環境を整えましょう。
先週の続きです。
幼稚園児が首の後ろに長い布の付いた帽子を被っているのを
よく見ますが、ベビーカー専用のサンバイザーや虫除けを兼ねた
日よけカバーなども最近よく見かけます。
また、甲子園球児は夏でも長袖のアンダーシャツを着て
いますよね。
このように少しずつですが日本でも紫外線について早めに対策
を行うことが徐々に浸透してきているようです。
帽子、サングラス、長袖。。。これらを着用することが基本的です!
でもそれだけでは紫外線を100%カットできませんよね。
そこでおすすめなのが日焼け止め。子供用のものも市販されて
いますが旧厚生省表示指定成分等含まれていないかチェック
して下さい。
でも、どんなものを選んだらいいかよくわからないという方、
おすすめなのが敏感肌用の日焼け止め。
大人の方でも肌の弱い方はたくさんいらっしゃいます。その方
にも安心してご利用いただけるように化粧品会社は研究開発を
日々行っています。
ただ、ご利用の際は赤ちゃんや小さな子供にも大丈夫かどうか、
ご利用の化粧品会社に伺ってみてください。
ちなみに当社UVエッセンス(会員様限定販売)は赤ちゃんでも
大丈夫。
「一緒のもので安心だし、経済的です。」
「なんだか一緒にケアしていると楽しくて、肌の調子もいいですよ。」
という、ご愛用の方の声もいただいてます。
日ごとに陽射しが強くなっていますが、紫外線量はそれに
増してすでにかなりの量になっています。
特に冬の少ない紫外線から急激に増える紫外線への対処は
お肌にとってもたいへんです。それについていけないとダメージを
多く受けてしまうことになり、シミ、シワ、くすみといった老化トラブル
を引き起こす原因になります。
冬から春への季節の変わり目(紫外線の少ない時期から多く
なる時期)こそ、しっかり紫外線対策を行い、紫外線を浴びた後
の毎日のお手入れを十分行うことが必要です。
紫外線によるトラブルはすぐに自覚がなくても、後になってお肌に
確実に現われてきます。
毎日コツコツ、保湿と紫外線対策をしっかり行い、紫外線ダメージ
を取り除くとともに、そのダメージに強いお肌を作りましょう。
最近、子供の日焼け防止について関心が高まっています。
保育園や幼稚園の児童が首の後ろに長い布の付いた帽子を
被っているのを見たことありませんか?
これは紫外線対策の進んだオーストラリアなどでは当たり前
のようです。
フロンガスによるオゾン層破壊の影響で近年紫外線による
様々なトラブル(白内障や皮膚がんなど)が急増している
オーストラリアではその首の後ろに長い布の付いた帽子だけ
でなく、サングラス、長袖シャツ、日焼け止めは戸外で活動
するときは当たり前なのです。
日本ではまだまだこれらの対策が普通とは言えないですね。
しかし、安心してはいられません。
日本上空のオゾン量が長期的な減少傾向であることが気象庁
の測定で明らかになっていますし、環境省の調査研究でも紫
外線は皮膚ガンや白内障を引き起こしたり免疫力の低下をもた
らすことがわかっています。
子供達が体育祭の練習中に熱中症で倒れた!というニュース
が昨年の夏よくありましたし、紫外線量は増えてきています。
大切なのは予防です!影響が出始めてから取り組んだのでは
手遅れなのです。紫外線を浴びる前に『対策』をしっかりする
ことこそが大切です。
前述の幼稚園にしても全く関心のない園もあるようで、しっかり
と対策を行っている園とは考え方にかなりの差があるようです。
子供の肌は大人のそれに比べ薄く未熟ですので、ダメージは
大きくなります。
また、一生涯に浴びる紫外線量が同じでも子供の頃に浴びた
紫外線量が大きいと、お肌の老化が早かったり、様々なトラブル
が引き起こされる可能性が高くなると言われています。
紫外線対策に配慮している園はそのほかの面でも子供達の
健康のことをより考えてくれているということは言えるのでは
ないでしょうか?
それと同じで、紫外線対策に配慮している人はそのほかの面
でもお肌や身体の健康に配慮していると言えるのでは?
次回続きをお伝えいたします。。。