永久保存版-過去の特集一覧

2004

シミをつくらないために?

2004年3月26日

春の暖かい日ざしの下で、ふと顔を見ると、新しいシミやソバカスが・・・
こんなことに気づくことはありませんか?悩み多き春のスキンケア。。。

3週に渡って紫外線についてお伝えいたしましたが、紫外線の気になる
この季節、シミについてのご質問がたくさん寄せられています。

ここで、シミの原因についておさらいしてみましょう。

シミが気になる方は「メラニン」という言葉を聞いたことがあると思います。
シミの原因になると悪名の高いメラニンですが、肌の色を決定するほか、
紫外線を浴びたときに有害な紫外線ができるだけ真皮の奥の方まで
入り込まないようにお肌を防御する大切な役割を担っています。

通常、日差しを浴びると表皮の一番下の基底層にあるメラノサイトが
メラニンを作り出し、お肌を紫外線からガードします。

そのメラニンは新陳代謝とともに自然に皮膚表面からはがれ落ちて
なくなります。

同じように紫外線を浴びても、真っ黒になる人もいれば、真っ赤になって
ひいていく人もいますが、これはメラノサイトの機能の違いによるものです。
メラノサイトの数はほとんど変わらないそうです。

このようなメラノサイトの機能の違いや大量の紫外線を浴びることにより、
基底細胞に影響を及ぼしたり、新陳代謝が鈍ったり、メラノサイトが活性化
したまま元に戻らなくなったりして、大量に作り出されたメラニンが色素と
して沈着しできたものがシミなのです。

シミといえば紫外線ですが、春はホルモンの関係も無視できません。

冬の間に体のいろいろな機能が低下しているとそれを活性化させるために
ホルモンの分泌量が増え、メラニンを生成させるホルモンも同時に必要量を
超えて分泌されます。

そのため、お肌の状態とは関係なしにメラニンの生成が活性化してシミに
結びついてしまうのです。

特にシミのできやすい時期は黄体期と呼ばれる、排卵が終わって、次の
生理が始まるまでの2週間です。この時期は特に紫外線や外的刺激に
注意を払いましょう。

ただ、この時期最も気になり、シミの大きな原因と考えられるのは紫外線に
よるものです。この時期に紫外線対策を怠けると、なかなかもとのお肌に
戻りにくい場合がありますのでご注意を!

このメラニンを作るメラノサイトの一番多いところは、なんと悲しいことに
お顔なのです!
つまり言い換えますと、お顔はシミができやすいところなのです!

日焼け防止スキンケア!

2004年3月19日

紫外線はお肌の老化の大きな原因です。さらに紫外線を浴びることに
より引き起こされる肌トラブルは紫外線により代謝を妨げられることで
悪循環に陥りやすく、簡単に改善できない!ことをお伝えしました。

そこで、具体的な紫外線対策になるのですが、

 ・日焼け止めをつける。
 ・帽子をかぶる。
 ・サングラスをかける
 ・長袖を着用する。
 ・日傘を差す。
 ・日陰を歩く。
  (日陰にいるだけUVAの量は半減するというデータがあります)
 ・紫外線の多い時間帯の外出をなるべく避ける。

。。。など、対策方法は数え切れません。

当然、これらの紫外線対策を施していると思いますが、おわかりの通り
紫外線を100%カットすることは無理です。

日焼け止めクリームでも汗などにより紫外線をカットできるのは通常
2時間くらいと言われています。

大切なのは紫外線を浴びた後のフォローケアです。

生体は、紫外線などの外的刺激に対し防御反応としてメラニンを生成し
体を守ります。しかし、その後、これを修復して元に戻そうとする生理
反応を誘発します。

この反応を「恒常性維持機能」と呼びますが、スキンケア化粧品で皮膚の
持つこの機能を正常に働かせる、つまり恒常性維持機能を正常に機能
させることが、結果として健康で美しい肌を維持・回復につながっています。

特に日焼けはお肌が敏感になっていますのでケアに根気が必要ですが、
根本からお肌の環境を整えるケアを続けていくことが大切です。

皮膚生理学的に考えられた化粧品で正しくケアを行い、お肌の新陳代謝を
促し、恒常性維持機能を活性化させ、お肌自身が本来もっている力を今
以上に高めることにより、皮膚機能が回復して自然にトラブルができにくく
なり、今あるトラブルも解決されていきます。

キレイな素肌を保つためには、紫外線をなるべく浴びない工夫を怠らない
ことはもちろん、紫外線は避けられないという観点から、毎日のフォロー
ケアをしっかり行うことが大切ですね。

紫外線は老化の大きな原因です!

2004年3月12日

『紫外線はお肌のハリを保つコラーゲンをも破壊するって知りませんでした!』
『3月の紫外線の強さは9月と同じくらいとは怖いですね。』
『もう対策を始めないとかなりの量の紫外線を浴びてしまうとは!』
などなど、先週お伝えした紫外線について、たくさんの驚き、反響メールを
いただきました!

そこで、今週はその紫外線によって引き起こされる代表的なお肌のトラブル
についてご紹介いたします。

紫外線と言われて、みなさんがまず最初に思いつくのが「シミ」「ソバカス」など
色素沈着トラブルだと思われます。

繰り返し紫外線を浴び続けていくうちにメラニンをつくるメラノサイトという細胞
が活性化され、過剰にメラニン色素が作られます。

よく晴れた日は洗濯物がより早く乾きますが、これは湿度が低いというだけ
でなく、紫外線が水分の蒸発を促すことも原因です。

重要なのは、同じ事がお肌でも起こっているということです。

日焼け直後もそうですが、紫外線を浴びるとお肌は乾燥します。
すると「小ジワ」や「シワ」、「くすみ」などに発展してしまいます。秋口に急に
乾燥が激しくなるのも空気の乾燥だけでなく、夏の間に浴びた紫外線による
影響も少なくありません。

それから紫外線を浴びるとお肌は有害な紫外線を皮膚の奥に入れないよう
に防御作用を起こし、角質が厚くなる現象が起こります。

すると毛穴が皮脂につまりやすくなり、「ニキビ」ができやすくなってしまいます。
特に夏は皮脂の分泌が活発ですのでニキビに注意が必要です。
さらに、「ニキビ跡」も紫外線により濃くなって、消えにくくなるので要注意です。

最後にお伝えしましたがお肌のコラーゲン繊維は紫外線によって破壊され、
「たるみ」を引き起こします。たるみは徐々に進行するトラブルのため、ある
程度年齢を重ねてから実感することが多いのが特長です。

さらに、以上の紫外線トラブルは紫外線によってお肌が固く厚くなる「角化」と
いう現象が引き起こされると新陳代謝が鈍ってしまいます。

すなわち紫外線を浴びることにより引き起こされる肌トラブルは紫外線により
代謝を妨げられることで悪循環に陥りやすく、簡単に改善できない!のです。

日焼け=紫外線を浴びるということはお肌の老化の3大原因の一つです。
プロ野球の選手とりわけ年齢のいった監督さんとかは深いしわがあリます
のでTVで見て下さい。

今お肌に受けている紫外線はお肌の細胞がしっかり記憶してしまいます。
ですから、ほとんどの場合何年か後少しの紫外線を浴びただけで大きな
シミやシワになったりします。

紫外線に当たることは百害あって一利なしです。今すぐしっかりしたUVケアを
始めて下さい。

紫外線対策今すぐに!

2004年3月5日

最近、天気がいい日は陽射しが強くなっていると思いませんか?

そこで突然ですが、ここで紫外線の復習テストです。

では第1問。「春になると紫外線が強くなってきますが、紫外線の強さが
ピークになるのは何月いつ頃でしょう?」

以前お伝えしましたが、“紫外線の強さのピークは5月07月です!”

「うそでしょ0」という声が聞こえてきそうですね。(^^)
でも、実際に全国平均では1年で一番紫外線が強いのは6月なのです。

では第2問、「今時期(3月)の紫外線の強さは何月ごろくらいでしょう?」

全国平均で見ると、なんと“3月の晴れた日の紫外線の強さは残暑厳しい
9月と同じくらい強い”のです。それだけでなく・・・

『3月の1ヶ月に降り注ぐ紫外線の総量(全国平均)は9月より多いです!』
3月にはもう紫外線対策を始めないとかなりの量の紫外線を浴びることに
なります!

今月は卒業式や入学・入社準備、また今月末になるとお花見しながら
バーべキューをしたり、ハイキングに出かけたりと外出する機会が多く
なりますよね。

暖かな陽射しに包まれる楽しいイベント等ですが、紫外線対策をしっかり
しておかないと、今までなかったところにシミややソバカスが・・・

さらに紫外線はシミやそばかすの原因だけではありません。

紫外線はお肌のハリを保つコラーゲンをも破壊します。
するとどうなるのでしょう?そうです。しわやたるみが発生するのですー!

ところで、紫外線には2種類、UVAとUVBとがあります。
UVAは生活紫外線とよばれ、ガラスなどを通り抜け、部屋の中にも
とどきます。この紫外線はお肌の奥までとどき、細胞の代謝異常を
おこし、しわやたるみなどのお肌の老化を促進します。
家の中にいても紫外線には気をつけないといけません。

また、皮膚の表面を黒くするのはUVBのによる影響で、レジャー紫外線と
よばれ、シミ、ソバカス、くすみを引きおこし、皮膚ガンの原因になることも
あります。

さらに、1日のうちでは午前11時くらいが強さのピークで、午前10時から
午後2時までは1日のほぼ半分の紫外線が降り注がれます。
この時間帯はできるだけ外出しないようにすることが賢明ですね。

このように紫外線はお肌の老化の一番の原因です。日常生活のいろいろな
場面で紫外線に気をつけなければなりませんね。

今日からのスタートでも浴びてしまう紫外線の量をなるべく少なくしていく
ことがお肌の老化を遅らせることにつながっています。
早めにしっかり紫外線対策をして、お肌の老化を防ぎましょう!

カサカサ肌からうるおい美肌へ

2004年2月27日

もうすぐ3月ですね。福岡は春とは名のみの風の冷たさでございますが、
これは福岡ばかりでしょうか? 

この時期は急に暖かくなったと思えば、寒の戻りで寒くなったり、
日中暖かくても朝晩の冷え込みは厳しく、空気の乾燥も激しいため、
お肌へ負荷が大きく、スキンケアには良い環境とはいえません。

また、室内では暖房のためさらに空気が乾燥し、外気の乾燥に加え、
ダブルパンチでお肌のうるおいが失われ、しっとり、うるおったお肌を
保つのが難しい時期です。

突然ですが、朝の目覚めに、指先でちょっとお顔を触れてみてください。
あなたのお肌はしっとりと指先がお肌に吸い付くようになっていますか?

夜のケアをした後は誰もがうるおいがあるはずですが、翌朝のお肌が
しっとりしていれば、それはお肌が健康な証拠です。

カサカサな部分があるというあなた!お肌は今が大切です!

そのまま放っておくと、できてしまったトラブルをひどくしてしまうことにも
なりかねません。また、ダメージが残ることで肌の老化もどんどん進んで
いきます。

今のお肌状況をすぐに改善して、うるおいを保っていくことが結果的に
美肌、はたまた老化防止につながるのです。

今、水分が足りないところに水分を与える。オイリーなところはそれを
取り除く。そしてお肌のうるおいを保ち、外的刺激からお肌を守る。
単純ですが、それがスキンケアなのです。

皮膚のうるおいを決めるのは皮膚表面の角質層です。角質水分を
守るために汗腺から出る水分と皮脂線から出る皮脂が皮膚の表面で
皮膚常在菌により混ぜ合わせられ、天然のベール(皮脂膜)となります。

この皮脂膜が皮膚をコーティングして水分の蒸発を防ぎ、そのおかげで
うるおいを保っています。ところが、この時期は前述の理由からそれが
うまく機能していません。水分も皮脂も不足しているからです。

特に水分も皮脂も不足しているためにコーティングの力が弱く、水分の
蒸発を招き、それが皮膚のかさつきにつながっています。

特に、お肌のかさつき(乾燥)はシワ、たるみ、くすみなどなど老化の
3大原因の一つ。

決め手はケアのタイミング…今すぐ気がついたときにケアですね。

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