永久保存版-過去の特集一覧

2004

オイリーなのにカサカサ?!

2004年4月30日

気温が高くなるにつれ、「お肌がテカる・・・」「化粧が崩れる・・・」「ニキビ
や吹き出物ができやすい・・・」など、お肌がべたついたり、オイリーになる
ことが多いですよね。

また、その逆にエアコンなど空調による乾燥もあり、オイリ-なのにカサカサ
して、どのようにケアをしたらいいかわからない!などの、ご相談いただく
ことが多くなります。

このように、お肌の脂っぽさやカサカサ。原因はなんでしょう?

大きく関係しているのが、皮脂膜です。

皮脂膜は皮脂と汗から成り立っていますが、皮脂は毛嚢に開口する脂腺
から皮膚表面に分泌されます。皮脂は毛穴にそって皮膚の表面に出て
くるというわけです。

これと、エクリン汗腺の水分(汗)とが混じり合ってお肌の表面に保護膜を
つくり、外的刺激から素肌を保護します。これが自分だけのオリジナル
天然クリーム(皮脂膜)です。

私たちのお肌は日頃から、気温の変化や空気の乾燥、紫外線や雑菌、
ダニやハウスダストなどいろいろな刺激にさらされているわけですが、
この皮脂膜がそれらの刺激から守り、有害なものの侵入を防ぎます。

さらにこの皮脂膜は、皮膚から水分が蒸発するのを防ぎ、うるおいを
保ちながら、皮膚表面の柔軟性を保持する役割を果たします。
この働きを「バリアー機能」といいます。

しかし、ここでよく考えてみて下さい。乳液なども水分と脂分を混ぜる
ために界面活性剤を使っていますが、本来、水分と脂分は分離して
混じり合わないものですので、皮脂膜という天然のクリームなんて
できるはずありませんよね。

その秘密が、皮膚常在菌に隠されていたのです!

様々な研究の結果、皮膚常在菌の出す代謝物が、汗と皮脂を乳化して
混ぜ合わせ、皮脂膜を作り出すという大切な働きをしていたのです。

お肌には常在菌といって、呼んで字のごとく、常に菌が存在しています。

え0!とお思いの方がいらっしゃるかもしれませんが、これは紛れもない
事実です。どんな方のお肌にも存在し、病原菌の侵入や増殖を抑える
役割を担っている人間にとって有用な細菌です。

この一人一人が持っている常在菌はその菌の種類やバランスの違いが
見られ、その違いが肌質の違いをもたらしている一因だそうです。

常在菌にも健康な素肌を作り出す菌(善玉常在菌)と肌トラブルの原因と
なる菌(悪玉常在菌)があり、どちらも存在しています。菌の種類には
たくさんあり、たとえば悪玉菌ではニキビの原因になるアクネ菌やアトピー
性皮膚炎に関係する黄色ブドウ球菌などがあります。

健康な素肌をしている方は善玉常在菌が活発に働き、皮膚細胞の環境が
たいへん整っていて、水分、脂分のバランスが保たれ、悪玉常在菌の増殖を
抑え、お肌の健康を保ってくれているそうです。

素肌環境を整えるように作られた基礎化粧品でしっかり善玉常在菌を活性
化させ、皮脂膜を作り出すスキンケアすることが必要ですね。

皮脂膜について、続きは来週お伝えします。

肌荒れを起こしやすい春の不安定肌

2004年4月23日

毎年この時期になると、お肌の調子がよくない方いらっしゃいませんか?
春のお肌は誰もが不安定な状態です。

弊社のご相談・問い合わせの中で、春の3大トラブルは何でしょう?

答えは、第1位『ニキビ・吹き出物』、第2位『肌荒れ』、第3位『敏感・乾燥』。

お肌は気温の変化に合わせて変化し、外的刺激から身体を守る役目をして
います。春先は三寒四温といわれるように、寒い日と暖かい日が交互に
来ながら気温の急激な変化をくり返し暖かくなっていきます。

この気温の変化にお肌の機能が対応しきれずに身体が敏感になり起こる
トラブルがほとんどのようです。

さらに、日ごとに強くなる紫外線や様々なダメージ、花粉やホルモンバランス
の乱れなど、いろいろな条件によってお肌が敏感になりトラブルが起こり
やすくなります。

それに加えて、春は入学・就職など生活環境の変化も多く、ストレスが
たまり、抵抗力が低下がちですよね。

その他トラブルの原因がいっぱいあります。
お手入れはいつも以上にしっかりとしましょう。

特に、春のお肌の大敵は「汚れ」。

暖かくなるにつれ、皮脂や汗の分泌が盛んになります。
すると、お肌にほこりや細菌がつきやすくなり、肌荒れやニキビといったトラ
ブルを引き起こしやすくなります。

風が吹く日が多い春はほこりや花粉がまっています。皮脂分泌の盛んな
お肌に付着したこれらの汚れを正しい洗顔でやさしく落とすことが大切です。

この時期、肌荒れは正しい洗顔で防ぐと考えて下さい。
最近よくある洗顔フォームなど弱酸性洗顔料はお肌がつるつるになった
ような感じがしますが、これは洗浄力が弱く汚れが十分に落ち切れて
いなかったり、洗顔料自体がお肌に残っている場合があり、ニキビや肌
荒れなどにつながりかねません。

日本の水では純石鹸など弱アルカリ性のものが泡立ちがよく、汚れもよく
おちます。洗顔料については下記のバックナンバーを参考にして下さい。
こちら→ https://md-primaryinc.sakura.ne.jp/primaryinc.co.jp/book/04-10.html

また、気温の上昇ともに活発になっているお肌の変化に気づかずにいつま
でも冬にあわせたケアを続けているのもお肌の調子を狂わせます。

前述のように春先は気温が徐々に上がるのではなく、寒い日と暖かい日が
交互に来ながら気温の急激な変化をくり返し暖かくなる・・・といった具合。

その日のお肌が乾燥気味か脂っぽいかを把握し、その日のお肌に合わせた
スキンケアを行うことが、不安定な春のお肌に対処するベストな方法です。

お肌がカサカサしたり、部分的に脂っぽいなぁなんて感じている方、今日から
自分のお肌と対話しながらスキンケアしてみましょう。

引き締めスキンケア

2004年4月16日

少しでもキメを細かく見せるために次のようなスキンケアがおすすめです。

まずは、正しい洗顔でお肌の表面をいつも清潔な状態にしておくことを
心掛けましょう。

特にオイリーな人はそれだけでもキメが粗く見られがちですので、丁寧な
洗顔で余分な皮脂を取り除いておくことが必要です。

この時期お肌が疲れ弱っている場合が多いので、洗顔料はやさしく
落とせる弱アルカリ性タイプのものをおすすめします。古い角質を無理なく
落としてくれます。洗顔ネットなどを使ってしっかり泡立てるのがポイントです。

また、たっぷり泡立てた洗顔料が手と顔の間にあるという感じで20秒
以内の短時間でなで洗いをおすすめします。どんなに優しい洗顔料でも
お肌に長くつけておくと負担になります。

丁寧に洗顔しないといけないといって、時間をかけて洗顔する方が
いらっしゃいますが、『丁寧』の意味を取り違えてしまわないように。

また、古い角質を落とそうと、スクラブタイプの洗顔料やクレンジング、
ピーリング等、強引なお手入れをされる方がいらっしゃいますが、
日本人の肌はとてもデリケート。さらに、この時期のお肌はとても
敏感なのをお忘れなく。

オイリーな方だけでなく、ニキビや吹き出物の跡が残っていると、
年齢とともにその跡がもっと目立って、キメも粗くなってきますので
要注意です。

大きな吹き出物を作ってしまう前に洗顔をしっかり行いましょう。
もちろん、根本から肌質を改善しておくことが大切です。

そして、洗顔後は収斂作用のある化粧水を使用して肌を引き締めましょう。
収斂作用のある化粧水はキメを整える働きがあります。

皮脂や汗の分泌を抑え、化粧崩れを防ぐのはもちろん、お肌にみずみず
しいうるおいを与えます。
(弊社リフレッシャーローションはこの収斂作用もあります。)

また、化粧水をつける際は軽くパッティングすると効果的。
化粧水の収斂作用をより高め、お肌をキュッと引き締めます。

そして、最後はその水分をしっかりお肌に浸透させうるおいを保つため
にオイルフリーの美容液でしっかり保湿されることで、細胞を長時間
みずみずしく保ち、キメをふっくらと整えさせます。

キメの細かいことが美しい肌の条件の一つです。
このようにキメを整えるためには、良く考えられたお肌にやさしく自分に
あった基礎化粧品を長期的に正しくご利用いただくことが大切ですね。

キメ(きめ)を整える!

2004年4月9日

キメが細かければ細かいほど、お肌は美しく見えることは、みなさん ご存知だと思います。

 

キメが細かく整っていて、ひとつひとつがふっくらと、みずみずしければ それが光をほどよく反射し、反射された光が“ツヤ”となります。

 

その“ツヤ”は油分のテカテカした光ではなく、お肌の奥底から放っている ようなやさしい輝き、いわゆるパールの輝きです。

 

まさしく、細かなキメはつややかな肌を演出するのです。

 

逆にキメが粗いと“ツヤ”も“ハリ”もない、見た目にどんよりとしたお肌に なってしまします。

 

しかし、お肌のキメは生まれつきのもので、スキンケアで根本から完全に 細かくすることはできません。

 

ではなぜ、スキンケア化粧品の宣伝文句に“肌のキメを整えます”と 謳っているのでしょうか?

 

それは、キメの粗いお肌もお手入れ次第で、キメを整えたり、そろえる ことは可能だからです!

すなわち、ケア次第でできるだけキメの粗さを 目立たなくすることができからなのです。

 

さらに、生まれつきキメ細かいお肌をもっていても、間違ったケアやケア 自体を怠っていると、見た目に美しいお肌を保てません。

 

つまり、

 親に与えられた先天的なキメをより細かく見せる見せないも自分 次第、スキンケア次第というなのです。

 

ここで、キメとはいったい何なのか、何がキメを決定するのでしょうか?

 

まず、「皮溝」そして「皮丘」をご存知でしょうか?

 

お肌の一番外側の層である表皮には細かい線が縦横無尽に走っています。 これを皮溝と読んでいますが、皮溝は指紋のようなもので、この溝が身体の 皮膚全体にあります。

 

そして、この皮溝と皮溝に囲まれた間の表皮が少し盛り上がっている 部分が皮丘と呼ばれています。

 

この皮溝と皮丘がキメを決定しているのですが、キメの細かいお肌は 皮溝が細かく規則正しく走っていて、皮丘も細かく整っています。

 

そして、もう一つキメの細かさを決定する要素があります。 それは“毛穴の大きさ”です。

 

もちろん毛穴が小さいほど、キメも細かくなるわけですが、オイリースキンの 方は皮脂分泌が活発なために毛穴が比較的大きめに開いているわけ ですから、結果的にキメの粗いお肌といわざるを得ません。

 

さらに、お肌のキメは年齢が高くなるにつれ少しずつ粗くなってきます。 様々な要因により、皮溝が深く不規則な状態になり、お肌の弾力が失わ れると皮丘もハリがなくなり、小じわが目立ち、毛穴も開いた状態になって いきます。

 

特に鼻から頬にかけて、キメの乱れが目立っている方は要注意。 この変化はお肌の老化現象ともいえますよ。

シミを薄くするスキンケア!

2004年4月2日

先週お伝えしましたとおり、春は紫外線量が急激に増加し、気温の急激
な変化や生活リズムの変化によって、ホルモンバランスが乱れがちです。

すると、今まで潜在的にあったシミが表面に出現します!

ご存知かとは思いますが、一度日焼してしまうとその後年月が過ぎても
少量の紫外線を浴びるだけでシミやシワなどのトラブルにつながる可能
性があることがわかっています。

そしてそのシミをすぐに取りたいということで、レーザー治療はいいので
すか?などの質問が多く寄せられています。

しかし、レーザーでシミをとっても、その後の発生を押さえたり、根本的な
改善を行うには、別の処置が必要なようです。

つけ加えると、レーザーなどでいくらシミだけを取っても、お肌の表面を
健康で正常な状態に戻さないとシミは再発してしまうということです。

シミを改善するには根本的にお肌の健康で正常な状態を取りもどすことが
大切です。年齢とともに新陳代謝が低下します。その代謝を活性化し、
お肌の機能を最大限に発揮させることが必要なのです。

シミだけでなく、どんな肌トラブルも改善するためにはお肌の環境を整えて
いくことが必要になります。

また、シミは肌荒れなどでお肌が健康でなかったり、老化が進んで抵抗
力が弱くなっているとできやすくなります。

さらに、シミはニキビなどのトラブル同様、普段のお手入れが正しくないと、
お肌が敏感になっているぶん治りは遅くなってしまいます。

そう考えると、やっぱり、UVカット化粧品などなしですっぴんのまま外出
するというのはお肌によくないですし、毎日のケアは怠れないですよね。

シミが出てからあわてるよりも、シミが出ないような努力をできるだけする
ことが大切ですね。

外出するときは最低でも基礎化粧してUVカット化粧品をつけてファンデー
ションくらいはしないと、今は大丈夫でも、あとあとシミが浮き出てきますよ。

また、毎日のケアもなるべくお肌に負担をかけないようにして水分のたっ
ぷり補給としっかり保湿でケアしましょう。もちろん、過酸化脂質化して
シミの原因になりやすいオイルやお肌に負担の大きい成分などを含ま
ないお肌にやさしい化粧品がいいですよね。

お肌の環境を整え、お肌の表面をイキイキ健康な状態に保ち、紫外線
対策等も考慮して、シミなどのトラブルに負けないお肌づくりをする!

そういう意味でも、毎日の丁寧なシンプルケアをコツコツ積み重ねていき
ましょう!

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