永久保存版-過去の特集一覧

2004

美肌作りの化粧品(2)

2004年2月20日

先週お伝えしましたとおり、お顔は身体と違って衣服をまとわず、外的
刺激に対して常に無防備な状態です。

そのために基礎化粧品があるのです。

基礎化粧品は単にお肌を本来の美しさを引き出しキレイに保つと
いうだけなく、外的刺激からお肌を保護する役割があるのです。

そして、このような基礎化粧品を使って毎日やさしくケアしてこそ、素肌
環境が整えられ、上につけるメイクアップ化粧品のノリが安定し、キレイに
美しく仕上げられるのです。

しかし近年、基礎化粧品の本質を軽んじ、成分の働きなどをわかって
いないようなお手入れ法や、テレビや雑誌などの言いなりになるような
間違ったケアがまかり通っているのが現状です。

若い女性でもお肌が荒れている方が増えているといわれています。道を
歩いていてもお肌が荒れている若い人をよく見かけませんか?

これは簡単によりキレイに見えるという錯覚からメイクアップに化粧の重点
を置き、それが徐々に厚化粧になって、さらには基礎化粧品によるスキン
ケアを軽視しスキンケアを怠るといった、間違った化粧の影響もあるものと
思われます。

特に基礎化粧品は『本来の美肌作りの化粧品』といえます。
また、メイクアップ化粧品の美容効果を高め、本来のキレイな素肌環境を
作り上げるための化粧品といっても過言ではありません。

生体は、種々の要因によってダメージを受けると、これを修復して元に戻
そうとする生理反応を誘発します。この反応は「恒常性維持機能」とよば
れています。

基礎化粧品は、外的刺激からお肌を保護することにより皮膚の持つ機能
を正常に働かせる、つまり恒常性維持機能を正常に機能させるものであり、
その結果として健康で美しい肌を維持・回復させる作用を持つものです。

あなたの今のお肌は、これからずっと一生付き合わなければなりません。
じゅうたんやカーペットのように敷き替えることもできません。

冬から春に掛けて、空気が乾燥し、さらに寒さによって新陳代謝が
悪い状態です。また、エアコンによる乾燥、ほこり、雑菌、紫外線など
お肌は日頃から様々な刺激にさらされています。

自分のお肌を良く知り、スキンケアの正しい知識・情報を取り入れ、大切に
毎日のケアで美肌を作っていきましょう。

美肌作りの化粧品

2004年2月13日

“美しい肌” “キレイな肌” と私たちが口にするとき、いったいどの部分を
指して言っているでしょうか?

お肌の白さやハリ、キメの細かさなど色々考えられますが、なんといっても
顔のお肌そのものがキレイでなければなりません。

その美肌を作るために化粧品は欠かせないものです。

その化粧品も役割から大きく2つに分けることができます。お肌に活力を
与えて本来の美しさを引き出す基礎化粧品と、その上から美しさを引き
立てるメイクアップ化粧品です。

ここで、この2つをわかりやすく私たちの最も身近なものの一つである衣服に
たとえてみるとどうでしょう?

基礎化粧品は直接お肌に触れるという点で、お顔の“肌着”といえますし、
メイクアップ化粧品はブラウスやズボン・スカートであり、コート・ジャケットと
いうことで“上着”といえますよね。

では、あなたは衣服を購入する場合、どういったことを基準に選びますか?

一般的に肌着の場合、色やデザインだけでなく、その素材や素材がお肌に
与える影響(通気性など)まで考えて選ぶのではないでしょうか?
それに比べて、上着は色やデザインを重視しますよね。

化粧品もこれと同じことが言えるのではないでしょうか?

特に基礎化粧品は色やデザインだけでなく、成分のお肌に与える影響など
への充分な注意が必要なものです。

もう一度、衣服の例に戻ってみましょう。

身体は衣服で覆い、外的刺激から身体を守っているのに、お顔や首、手首
から先は裸のままで、外的刺激から守らなくていいのでしょうか?

エアコンによる乾燥、ほこり、排気ガス、雑菌、紫外線などお肌は日頃から
様々な刺激にさらされています。また、この時期は、空気が乾燥し、さらに
寒さによって新陳代謝も悪くなりがちです。

このように無防備なお肌に何も策を講じなければ、どうなるか・・・。
紫外線によりお肌のコラーゲンが変性しお肌にハリがなくなりたるみが生じ、
乾燥や汚れによってくすみやシミ、シワなどが引き起こされてしまいます。

基礎化粧は単にお肌本来の美しさを引き出しキレイに保つというだけでなく、
外的刺激からお肌を守る、保護するという役割があります。

静電気と肌

2004年2月6日

車の乗り降りの際にドアでバチッ!室内でドアノブに触れると指先に
バチッ!こんなこと、冬になるとよくありますよね。

この『静電気』、それ自体は有害ではないのですが、実は皮膚や身体の
内部に少なからず影響を与えているようです。

特に静電気を生む原因となる代表格が、今、私たちが身に着けている
衣料品です。重ね着をしてセーターなどを脱ぐときに顔付近をそれが
通るのが怖くなりませんか?

暖かいフリースをはじめ、ナイロン、アクリルなど合成繊維でできた衣服
は電気を通さないため、衣服同士や衣類と人体の摩擦などでできた
『静電気』が蓄えられたままの状態、いわゆる帯電の状態になります。

この帯電の状態がお肌によくないそうです。

帯電状態で金属などに触れると、電気が一気に放電します。これがバチッ
という音なのですが、実は放電のたびにお肌のPH値(ペーハー値)が変化
してお肌の一番外側の角質が傷ついていることがわかっています。

放電によりお肌に見えない傷がつくと、それによって外的刺激に弱くなり、
お肌が乾燥に傾き、過敏になっていくという悪循環に陥りやすくなります。

さらに静電気が人体にたまると、空気中のほこりや花粉などの微粒子や、
雑菌などの微生物を吸い寄せます。

それらが目に見えない小さな傷に入り、炎症など肌荒れを引き起こすケース
や、化膿の原因となる菌が衣服などから傷ついた皮膚に進入し、肌トラブル
を引き起こすというケースも少なくないようです。

バチッと音がしなくても、ストッキングをはいてチクチクと感じるのも帯電した
ストッキングが放電している状態だそうです。

また、あるデータによると綿の肌着を付けた場合に比べ、合成繊維の
肌着を付けた場合、血液中のビタミンCは約10020%低下することが
わかっています。

これは帯電と放電により、身体がストレスを受けるためらしく、ストレスを
和らげようとする副腎皮質が活動に必要なビタミンCを通常より多く消費
するためだそうです。

ビタミンCはさまざまな作用がありますが、特に体内からのスキンケアとして
美白に重要な役割を果たしていますので、血液中のビタミンCが減少すると
お肌の状態にも影響を及ぼしかねません。

少しでも静電気が起きないようにするために、最低でも身体に触れる
下着類は木綿や絹などの天然素材にすることをおすすめします。

また、静電気対策として帯電防止スプレーも良いですが、持続性があまり
ないため、手芸店などで市販されている通電性の繊維を目立たないところ
に数本縫い付けたりすることも効果的です。

身体の調子が悪いと、帯電しやすく静電気が起きやすいこともわかって
います。温度湿度の下がる冬場は被害を予防するために帯電を防ぐように
心掛け、スキンケアも怠らないようにすることが大切ですね。

基礎化粧品とは

2004年1月30日

突然ですが、基礎化粧品とは?と質問された場合、あなたは何と
答えますか?

何だか簡単なようで難しい質問ですよね。

では、私たちは首から上、手首から先は年中素肌をさらけ出していると
いうことに気が付かないでしょうか?

私たちは首から下は衣服をまとっていますが、これは身体を衣服でまとう
ことにより皮膚を覆い、保護しています。

私たちのお肌は、外気の温度や湿度だけでなく、空気中の砂やチリ、
排気ガスのような有害な浮遊物、紫外線、雑菌、その他様々な物理的
刺激など常に外的刺激にさらされています。

ですので衣服で保護しているのですが、保護されていないところを保護して
あげなければなりません。それが化粧品なのです。決して美しく化けるため
だけではないのです。

ここで、皮膚の構造について簡単に復習しておきましょう。

皮膚は標準的には約2週間かかって細胞分裂を繰り返しながら徐々に
表面向かって押し上げられ、やがてお肌の表面の角質層に達します。

20代の女性のお肌では通常それから約2週間角質にとどまり、私たちの
目に見え、最後には垢となってはがれ落ちていきます。

つまり、角質は垢となって落ちていく直前の皮膚で、その下にはもう次の
新しい角質が待機しています。

ですから、キレイな角質ができるため、“キレイな肌”になるためには底部で
作られた皮膚が角質となって表面に現れるまでの下準備が大切なのです。

その下準備とは、全身の健康はもちろんのことですが、基礎化粧品を中心と
するお手入れによって得られるお肌の健康が欠かせません。

それがあって、初めて良い角質、美しいお肌が生まれてくるのです。

このように絶えず新陳代謝を続けているお肌ですが、年齢が高くなったり、
様々な外的刺激、気温が下がる冬などには新陳代謝がどうしても不活発に
なり、古い角質が2週間以上も長期滞在?するようになります。

そのため新しい角質がなかなか表面に出られずに角質層が厚くなり、
汗や皮脂の分泌がスムーズにいかなくなってお肌が荒れたりトラブルが
発生するようになります。

つまり、天然のベールともいえる皮脂膜の製造能力が低下し、外的刺激に
弱くなっていくのです。

若い頃には、ちょうど良かったお肌が荒れ性になり、また、現在のように
過酷な環境のもとでは若い頃から荒れ性の方も多く、そういった方がお手
入れを怠れば、ますます荒れ性になって策を講じなければどんどんお肌は
下降線をたどっていくことになります。

そのスピードを遅らせ、また、お肌の持つ機能を正常に働かせ、その結果と
して健康で美しいお肌を維持・回復させために、自分のお肌の将来を見据えた
お手入れをすることが必要です。

スキンケアのための基礎化粧品はそのためにあるのです。

首のシワ

2004年1月23日

1年中で一番寒い時期になり、空気も乾燥していますね。
乾燥すると乾燥じわが気になりますが、意外と目立つのが『首のしわ』。

今すぐあなたも鏡を見て首を見てください。
「私の首はうるおったハリのある肌よ」って言えるでしょうか?

お顔はしっかりケアしているのに首のしわのおかげで年齢より老けて
見えたり、お顔が不健康そうに見えている人も多いのではないでしょうか。

首は「見れば年齢がわかる」と言われるくらい、カバーのしにくい部分です。
顔の影になって汚く見えやすいうえ、顔と同じく常に紫外線や乾燥の影響を
受けています。

そうして水分を失ってしまうと、お顔同様ハリがなくなり、しわができやすく
なります。しかも、顔に比べ首は重い頭を支え、動きの激しい部分。
お顔に比べ明らかにしわは深く濃くなりがちです。

首にしわを作る大きな要因は、お顔と同じ紫外線や乾燥です。
では、あなたは紫外線や乾燥から首を守っていますか?

お顔についてはしっかり紫外線対策、乾燥対策はしていると思いますが、
首まで紫外線防止クリームを塗っている人は少ないようです。

このような外的刺激に無防備な首元をもっとケアしてあげたいものです。
美しい首元を保つためには、まず首へのスキンケアが必要です。

毎日のケアは化粧水や乳液を使って、顔と同じ要領でお手入れしましょう。

しかし、「さぁ、首のお手入れをするぞ!」と意気込んでケアを始めても、
面倒でとても続かない気がしませんか?

首のお手入れは顔のお手入れの延長と思って、顔のお手入れに続けて
ケアするといいですよ。

つまり、顔に化粧水をつけたら首にもつけて、美容液をつけたら手の平に
ついているものを首まで伸ばしましょう。首も顔の一部と思って範囲を広げて
ケアするだけです。

たったこれだけで、肌年齢や顔の表情がかなり違ってくるはずです。

首というと顔から続く首の前のことばかり考えがちですが、首の横、後ろにも
気を使いましょう。髪をアップにしたときに、エッ!なんてことにならないため
にも日頃のお手入れが大切です。

顔を年相応とした場合、首は204歳年をとっているとも言われています。

年齢とともにたるみのでやすい、アゴの下や首筋をしっかりこまめにお手入れ
していると、お顔も違ってきますよ。

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