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お肌の個人差の秘密・・・「常在菌」

2001年7月20日

先週のマガジンの中で「常在菌(じょうざいきん)」について触れましたが、
「常在菌」とは?というご質問をたくさんいただきましたので、今週は
「常在菌」についてお伝えしたいと思います。

お肌には常在菌といって、呼んで字のごとく、常に菌が存在しています。

え0!とお思いの方がいらっしゃるかもしれませんが、これは紛れもない事実
です。どんな方のお肌にも存在し、病原菌の侵入や増殖を抑える役割を担って
いる人間にとって有用な細菌です。

この一人一人が持っている常在菌はその菌の種類やバランスの違いが見られ、
その違いが肌質の違いをもたらしている一因だそうです。

常在菌にも健康な素肌を作り出す菌(善玉常在菌)と肌トラブルの原因となる
菌(悪玉常在菌)があり、どちらも存在しています。菌の種類にはたくさんあ
り、たとえば悪玉菌ではニキビの原因になるアクネ菌やアトピー性皮膚炎に関
係する黄色ブドウ球菌などがあります。

健康な素肌をしている方は善玉常在菌が活発に働き、皮膚細胞の環境がたいへ
ん整っていて、水分、脂分のバランスが保たれ、悪玉常在菌の増殖を抑え、お
肌の健康を保ってくれているそうです。

さらに、細胞生まれ変わろうとする働きもスムーズなので、いろいろなケアを
しなくともシンプルケアだけで常に善玉常在菌が最良の状態で働いてくれてい
るそうです。

でも、健康な素肌の方でも、「私は善玉常在菌がいっぱいよ!」なんて意識し
ていないですよね。

逆に、潤いがなくガザガザだったり、トラブルが生じているお肌の場合、その
お肌では善玉常在菌がうまく働いていないか、育ちにくい環境にあることが考
えられるそうです。

善玉常在菌について特筆すべきは「バリアー機能」に関係する働きです。

まず、お肌の潤いの正体、皮脂膜(オイルシート)という天然のベールはご存
知でしょうか?

皮膚にある汗腺から出てくる汗と、皮脂腺から分泌される皮脂とが皮膚表面で
混ざり合い、天然クリームが作られます。
これが皮脂膜(オイルシート)です。

このクリームが外界の様々な刺激からお肌を守ります。
私たちの肌は日頃から、気温の変化や空気の乾燥、紫外線や雑菌、ダニやハウ
スダストなどいろいろな刺激にさらされているわけですが、この天然クリーム
がそれらの刺激から守り、有害なものの侵入を防ぎ、体内の水分量を保つとい
う、とても大切な働きをしています。

この働きを「バリアー機能」といいます。

しかし、ここで、よく考えてみて下さい。乳液なども水分と脂分を混ぜるため
に界面活性剤を使っていますが、本来、水分と脂分は分離して混じり合わない
ものですので、天然のクリームなんてできるはずありませんよね。

ところが、この善玉常在菌に秘密が隠されていたのです!

様々な研究の結果、この常在菌の出す代謝物が、汗と皮脂を乳化して混ぜ合わ
せ、天然のクリームを作り出すという大切な働きをしていたのです。

お肌のトラブルを改善し根本から健康なお肌にしていくには善玉常在菌をしっ
かり働かせていくことが大切ですね。

あなたのお肌もお肌の環境を整えて善玉常在菌を活発に働かせる環境をつくっ
ていけば、お肌本来の健康な素肌を保つことは可能です!”

お肌にとっていい汗かいて素肌美人に!

2001年7月13日

もう梅雨が明けたような暑さが続いて、夏本番!という感じですね。
暑い暑い夏といえば、いや0なものが思い浮かびませんか?
そう、汗です。

「汗をかくとべたついたり、テカリが・・・」「化粧が崩れるし・・・」

いろいろな理由があると思いますが、汗をかくことが好きと言う人はほとんど
いないのではないでしょうか?

1日中、エアコンが効いている部屋にいるという方も多いと思います。
冷房の効いた部屋でのんびり過ごすのは、それなりに快適なものですが、
「汗をかく」効能は忘れたくないものです。

特に、最近はエアコンなどで汗をかかない環境が整い、あまり運動しない生活
環境からも自律神経機能が低下して、日本人は確実に汗のかき方が下手になっ
ているそうです。

自立神経は睡眠、体温、血圧、ホルモンの分泌などをつかさどっています。
この機能が低下すると、お肌にとっていいはずがありませんよね。

では、いい汗とはどんな汗なのでしょう?

まず、汗には以下のような3つの種類があります。
・辛い味のものや、すっぱいものなどを食べたときに額や鼻などにかく汗。
 (味覚性発汗)
・暑い時や運動した時に体温調節のために体全体にかく汗。
 (温熱性発汗)
・緊張したり驚いたり興奮した時など感情の変化によって出てくる汗。
 (精神性発汗)

「精神的なものもお肌の状態に大きく影響します!」とお伝えしていますよう
に、精神性発汗はお肌にとってもよくありません。

お肌は弱酸性に保たれ、雑菌の繁殖を防いでいることはご存知だと思いますが、
精神性発汗による汗はアルカリ性で黄色ブドウ球菌やアクネ菌など雑菌が繁殖
しやすい環境になります。皮膚にいる常在菌の中のお肌にとってよくない雑菌
が悪い汗を餌として繁殖するのです。

しかし、精神性発汗でなくとも汗がアルカリ性で悪い汗をかいている方が多い
そうです。

お肌にとっていい汗とは、大切なミネラル分が汗とともに体外に排出されない
で、ほとんどが血液中に再吸収され、水分だけが排出されるようになっている
汗です。

ところが、汗をかかない生活をしていると、交感神経を鈍らせ、体の各器官が
正常に働かなくなり、汗腺の機能も鈍り、ミネラル分の再吸収がおこなわれず、
お肌作りに必要なミネラル分が水分と一緒に体外に排出されてしまいます!

悪い汗をかいて血液中のミネラル分を大量に出してしまうと、血液はこれを補
うため、体中の細胞からミネラル分を横取りしてしまい、細胞はミネラル不足
になります。

すると、お肌に影響が出てくるのは当然です。夏バテにもつながりますよ。

この汗は、普段から汗をかかない生活をしている人が、突然暑い場所に出た時
にかきやすく、大量な汗をかいてしまうことが多く、特有なにおいがあるそう
です。

良い汗をかくには1日数回暑い飲みものを飲んで高体温に保ったり、ウォーキ
ングなどの軽い運動をしたり、入浴する時は浴槽につかったりして発汗する習
慣をつけたり、エアコンをつける場合も設定温度は、外気温の5度以内にし
たりするといいそうです。良い汗をかいてお肌の環境を整えるように工夫する
ことが必要ですね。

あなたの汗はどうですか?

油断していませんか?!夏のニキビケアのポイントはこれ!

2001年7月6日

梅雨に中休み、紫外線が強くて日差しがとても強く感じられ、もう夏本番って
感じですね。
そこで今回、夏のスキンケアのポイントについていくつかお伝えします。

夏は皮脂の分泌が増え、あぶら浮きやテカリが気になる季節です。特にこの時
期、ニキビが気になる方、多いのではないでしょうか?

日本の夏は湿気が多く、汗をかきやすく皮脂の分泌も多くなり、汚れを吸着し
たりして皮膚表面に雑菌が繁殖する原因になり、ニキビにつながりやすくなる
季節です。ニキビ対策の基本はお肌を清潔に保つことです。

特に最近よくある弱酸性洗顔料はお肌がつるつるになったような感じがします
が、このように感じるのは洗浄力が弱く汚れが十分に落ち切れていなかったり、
洗顔料自体がお肌に残っているためということもあり、ニキビやくすみなどの
原因になりかねません。

日本の水では純石鹸主成分のアルカリ性のものが泡立ちがよく、汚れもよく落
ちます。洗顔料については下記のURLをクリックし参考にして下さい。
こちら→ https://md-primaryinc.sakura.ne.jp/primaryinc.co.jp/book/04-10.html

また、汗をかいたら着替えたり、軽くシャワーで汗を洗い流すのが一番です。
でも、日に何回も着替えたりシャワーを浴びるのは難しいですよね。

そこで、外出時はハンカチやウエットティッシュなどを活用して、こまめに汗
を拭き取るようにするのも効果的ですよ。ただ、一日中同じタオルやハンカチ
というのは、雑菌の繁殖が気になります。ニキビが化膿する原因はアクネ菌や
雑菌です。

清潔なタオルやハンカチを203枚持ち歩くか、ウエットティシュを活用しま
しょう。このとき、紙質の薄いガサガサしたティッシュもお肌への負担が大き
くなりますので、柔らかい材質の刺激の少ない商品を選ぶように注意しましょ
う。

拭き方はゴシゴシこすると汗で膨潤した皮膚を傷つけ、ニキビや肌荒れにつな
がることになります。上から軽く押さえて、タオルやハンカチに汗を吸い取ら
せるように拭きましょう。

もう1つ、大きなポイントは“乾燥”

「えっ、夏に乾燥?」なんて思っている方いらっしゃいませんか?
感覚や見た目では夏場の肌は何となくうるおっているような気がしてしまいま
すよね。

しかし、夏の肌は潤っているように見えても、クーラーがかかっている部屋で
は汗と一緒にお肌に必要なうるおいも失われがちです。手を洗ったあと、水分
をきれいに拭き取っておかないと、あとで手がかさかさになるのも同じ原理で
す。

さらに、紫外線によって日焼けするとお肌は乾燥します。紫外線の対策につい
ては過去のマガジンを参考にして下さい。

「夏は冬のように乾燥しないのでスキンケアは簡単に」というような思い込み
は禁物です!怠ると秋口にお肌の乾燥などトラブルがでてきますよ。

健康なお肌を保つには、夏場は特に汗に吸着したの汚れや皮脂をよく落として
清潔な状態にし、その上に必要な水分を補給、最後にしっかり保湿してお肌を
守ることが大切です。特にカサつきがちな敏感肌の方は充分保湿することをお
すすめします。

乾燥は、お肌のハリを失わせ、ニキビだけでなくタルミやシワの原因にもなり
ます。鼻のわきから、頬に向かうあたりの毛穴が開いていませんか?
毛穴が開くのは、お肌のタルミによるものですよ。

30を過ぎると気になるお肌の“たるみ”!

2001年6月29日

最近、ちょっと目の下にたるみがでてきたんじゃないかしら?なんて
気になさっている方、いらっしゃいませんか。

お肌にたるみが始まっているかどうか?次の簡単自己チェックで
さっそく診断してみましょう。

たるみチェック
(1)鏡を顔に近づけて、頬のあたりでよく目立つ毛穴を探してください。
  鼻のわきあたりに開きぎみで大きい毛穴があるはずです。

(2)手のひらを頬に当て、軽く外側へ引っぱります。

(3)見つけておいた毛穴が見えなくなってつるんとしたキメの細かい
  状態になるかどうかを確かめます。  

どうなりましたか?毛穴が見えなくなって、つるんとしたきめ細かな
状態になりましたか?もし、そうなりましたら、あなたの肌はすでに
“たるみ”が始まっていると思われます。

毛穴は本来、軽く引っぱられたくらいでは消えるようなものではありま
せん。あなたのお肌がたるんでいるので毛穴が目立つ状態になっている
のだと考えてください。

私にたるみがあるなんて・・・と、いままで気が付かなかった方もいらっ
しゃるのでは?

また、たるみの危険信号として、次の3つがあります。

1、目もと、目尻の小ジワ
2、目の下のくま
3、口元のシワや鼻から口にかけての縦ジワ

これらのトラブルの大きな要因にはたるみがあると考えられます。頬にた
るみが出るとそれによって目や口の周りにシワが引き起こされるのです。

目や口の周りの皮膚はよく動くところであり、しかも皮膚自体が薄く弱いと
いうことが一つの大きな原因であることは確かです。

たるみは皮膚に弾力がなくなったために起こる老化現象のひとつですが、
お肌の弾力成分であるコラーゲンが年齢を重ねるにつれて老化し変質して
いくことに原因があることがわかっています。水分を除いた皮膚の約80%は、
コラーゲンから成り立っています。

特にコラーゲンの変質については紫外線による影響が大きいので、紫外線を
なるべく浴びないようにしましょう。

さらに、お肌もすぐにサボろうとして、筋力が低下してきますので適度なマッ
サージしましょう。刺激を与えすぎるようなマッサージのやり方はまずいと
思いますが、新陳代謝を整え、血液の流れをよくすることは大切です。

単に「あ、い、う、え、お」と、大きく口元を動かしたり、眉毛を上げ下げしたり、
目を大きく開けたり閉じたりするのも効果的です。

しかし、皮膚に弾力がなければ、筋肉をいくら鍛えても意味がありません
よね。弾力のある素肌とは、みずみずしいうるおいに満ち、ふっくらとして
いる素肌のことをいうのですから、やはり紫外線を浴びない努力とやさしい
ケアがたるみを遅らせるのに大事なことですね。

見た目の年齢 見た目の年齢差はどこからくるの?!

2001年6月22日

あなたは、若く見られますか?それとも老けて見られますか?
実年齢は変えられませんが、見た目は実年齢より若く見られたいですよね。

若く見える人と、老けて見られる人、いったいどのくらいの差があるのか考え
たこと、ありますか?

これは一概には言えないですが、ある調査では、25歳で平均した見た目は23歳
027歳で、見た目の年齢幅が4歳もあり、35歳では平均31歳039歳で、見た目
の年齢に2倍の8歳の差があるそうです!

45歳では・・・55歳では・・・考えていくと怖いですよね。

でも、20年ぶりの高校の同窓会などをTV等で見ると、親と娘、親と息子のよう
に見えてしまう方もいらっしゃいます。娘のほうだったらいいですが・・・

では、見た目の年齢は何が関係してくるのでしょう?

お肌の状態、髪型、顔立ち、衣服、アクセサリー、性格など、いろいろな要素
があると思います。

しかし、見た目の年齢を決定付けるのは、やはり“顔のお肌の状態”です。

若く見える方はお肌に透明感があり顔が明るく白い肌をしていて、頬にうっす
らピンクの赤みがある感じ。

逆に老けて見える方は顔のお肌がくすみ、赤みがなく、顔全体の色が暗い感じ
です。また、比較すると比べものにならないくらいのシミ、シワ、たるみ。

老けて見える方は次のような特徴があるようです。自分はどうでしょう?
ちょっと自分のお肌をチェックしてみて下さい。

1.シミ・シワが多く、毛穴が広がっている。
2.顔がくすんで単色。頬あたりの赤みがなく、のっぺりした色。
3.顔全体のたるみが感じられる。
4.まゆげ、目尻、頬、口角などが下がっている。
5.目が小さく、目、鼻、口が顔の中央に集まってきている。

特に、お肌の明るさは加齢により下がりますが、25歳をピークにして急激に
下がって、くすんで見えてきます。また、目から下の顔全体がたるんでくると
“老け顔”となるようです。

チェックすると、どうしても悪いところばかり見つけて、気になってしまいま
すが、この若く見えるか、老けて見えるか、その差は・・・若いうちからのお
手入れの差です!!

どれだけお金をかけたか、どれだけ時間をかけたかということではなく、どれ
だけ洗顔を正しくきちんとしてきたか、水分補給や保湿などでお肌に必要なも
のを必要なだけ与えてきたか、さらに、どれだけ紫外線をカットしてきたか、
ということにつきます。

逆にいうと、間違った洗顔を続けてきたり、水分補給が足りないなど必要なも
のを与えなかったり、油分を与えすぎたりして余分なものまで与えていたり、
さらに日焼け止めを塗らず紫外線を浴びすぎてしまったり・・・ということが
老け顔をつくる原因なのです。

10代はまだいいとしても、20代になってこのようにお手入れを怠ると、
10年後にはしっかり結果がでてきますよ。これは放って置いたためのトラブル
といっても過言ではないでしょう。

さらに、お肌の回復力も25歳前後から急激に落ちてきます。
若い頃みたいに夜更かししても、次の日のお肌に影響が無いということはあり
ません。その日のマイナスはその日のうちにゼロに戻しておくことがとても大
切なことです。

20代でお手入れをしていない方は、30代で40代に見られることを覚悟し
ておかないといけませんが、イキイキ素肌マガジンをご購読の皆さんは大丈夫
ですよね。

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