もう梅雨が明けたような暑さが続いて、夏本番!という感じですね。
暑い暑い夏といえば、いや0なものが思い浮かびませんか?
そう、汗です。
「汗をかくとべたついたり、テカリが・・・」「化粧が崩れるし・・・」
いろいろな理由があると思いますが、汗をかくことが好きと言う人はほとんど
いないのではないでしょうか?
1日中、エアコンが効いている部屋にいるという方も多いと思います。
冷房の効いた部屋でのんびり過ごすのは、それなりに快適なものですが、
「汗をかく」効能は忘れたくないものです。
特に、最近はエアコンなどで汗をかかない環境が整い、あまり運動しない生活
環境からも自律神経機能が低下して、日本人は確実に汗のかき方が下手になっ
ているそうです。
自立神経は睡眠、体温、血圧、ホルモンの分泌などをつかさどっています。
この機能が低下すると、お肌にとっていいはずがありませんよね。
では、いい汗とはどんな汗なのでしょう?
まず、汗には以下のような3つの種類があります。
・辛い味のものや、すっぱいものなどを食べたときに額や鼻などにかく汗。
(味覚性発汗)
・暑い時や運動した時に体温調節のために体全体にかく汗。
(温熱性発汗)
・緊張したり驚いたり興奮した時など感情の変化によって出てくる汗。
(精神性発汗)
「精神的なものもお肌の状態に大きく影響します!」とお伝えしていますよう
に、精神性発汗はお肌にとってもよくありません。
お肌は弱酸性に保たれ、雑菌の繁殖を防いでいることはご存知だと思いますが、
精神性発汗による汗はアルカリ性で黄色ブドウ球菌やアクネ菌など雑菌が繁殖
しやすい環境になります。皮膚にいる常在菌の中のお肌にとってよくない雑菌
が悪い汗を餌として繁殖するのです。
しかし、精神性発汗でなくとも汗がアルカリ性で悪い汗をかいている方が多い
そうです。
お肌にとっていい汗とは、大切なミネラル分が汗とともに体外に排出されない
で、ほとんどが血液中に再吸収され、水分だけが排出されるようになっている
汗です。
ところが、汗をかかない生活をしていると、交感神経を鈍らせ、体の各器官が
正常に働かなくなり、汗腺の機能も鈍り、ミネラル分の再吸収がおこなわれず、
お肌作りに必要なミネラル分が水分と一緒に体外に排出されてしまいます!
悪い汗をかいて血液中のミネラル分を大量に出してしまうと、血液はこれを補
うため、体中の細胞からミネラル分を横取りしてしまい、細胞はミネラル不足
になります。
すると、お肌に影響が出てくるのは当然です。夏バテにもつながりますよ。
この汗は、普段から汗をかかない生活をしている人が、突然暑い場所に出た時
にかきやすく、大量な汗をかいてしまうことが多く、特有なにおいがあるそう
です。
良い汗をかくには1日数回暑い飲みものを飲んで高体温に保ったり、ウォーキ
ングなどの軽い運動をしたり、入浴する時は浴槽につかったりして発汗する習
慣をつけたり、エアコンをつける場合も設定温度は、外気温の5度以内にし
たりするといいそうです。良い汗をかいてお肌の環境を整えるように工夫する
ことが必要ですね。
あなたの汗はどうですか?