お肌の美しさ、若々しさはその人の印象を大きく左右しますよね。
メイクで美しい肌を演出する事は可能ですが、やはり、すっぴんで堂々と人
前に出れたら最高ですよね!
悲しいかな、人は皆、老いていくのが自明の理。とてもキレイな赤ちゃんの
お肌から誰もが刻一刻、同じスピードで老化への坂道を下っているはずなの
に…。なぜこんなにも同じ年齢で肌年齢に差があるのでしょう?
しかも年齢を重ねるほどこの個人差は大きくなっていきます。二十歳前後の
頃は誰でも年相応の顔をしているのに、例えば卒業20年後、30年後の同
窓会などではとても大きな見た目の差が出てしまって周りを見てがっくり…
なんてことも…。
このように肌年齢に個人差が出てしまうのはお肌の老化が加齢のせいだけで
ないことを物語っています。 体質の差なども考えられますが、むしろそれ
以外のさまざまな原因によって 引き起こされるものなのです。
極端な例ですが、畳を作る職人さんの手は、力が加わる部分を中心に厚く硬
く節くれだっています。これは体が自分を守ろうとして起こる自然の防御反
応で、実は肌の老化もこの防御反応の一つなのです。
私達の肌を老化させる三大悪といえば、 以前からお伝えしている通り、
ずばり
★紫外線★汚れ★乾燥です!
例えば、お腹やお尻、ももの内側の部分を他人と比べてみると、顔ほどの個
人差は感じられず、シミやシワなど目立ちませんよね。
これらの部分は日頃衣服で守られていて外部の刺激を受けにくいからなので
す。反面、顔や首、手の甲などは常に紫外線や乾燥、汚れた空気にさらされ
ているので最も老化が現れやすいのです。特に顔などの老化の80%は紫外
線による光老化のためといわれています。
お肌は日頃から、気温の変化や空気の乾燥、ほこり、雑菌、紫外線など様々
な刺激にさらされています。
年を重ねるにつれその人の人生が顔に表れると言われますが、このようなお
肌に負担となる刺激を無頓着に受け続けてきた人とそうでない人との間に、
数年後、格段の差が生じて来るのは当然のことです。
自分の肌は自分で守る、これを基本に、化粧品の成分、添加物、環境や健康
にいたるまで、今までお医者さんも教えてくれなった様々な情報を、このマ
ガジンを通して皆さんにお届けできたらと思っています。
皮膚生理学的に正しいスキンケアを続け、根本から健康な素肌作りをしてい
けば、あなたの肌はもっともっとキレイになります!気長に楽しく!知的な
スキンケアを続けていきましょう。
あなたの鏡台の引き出しに眠っている化粧品や化粧品サンプルはいくつありま
すか?毎日のスキンケアに何品の化粧品を使っていますか?
スキンケアへの関心が高まり、美容技術が発達した結果、優れた基礎化粧品が
続々誕生しているのは女性にとってうれしい限りですね。
しかし、その一方でスキンケアに関する情報が氾濫し、お肌の老化を極端に恐
れるあまり、誤ったあるいは過剰なケアをすることによってお肌をいためてし
まうケースが増えています。
また、せっかく品質の高い良いスキンケア商品に出会っても、誤った使用法で
あれば、誤ったケアになってしまいます。
丁寧なスキンケアとはけっしてたくさんの化粧品を使うことでも、いろいろな
ケアをすることでもありません。
『余分なものを取り去り、足りないものを補う。』
そんな当然ともいうべきスキンケアの基本理念を忘れている方、多いのではな
いでしょうか?
知的な女性は肌が美しい。。。とは言いすぎですが、シンプルでも効率の良い
知的なスキンケアが美肌への最短距離であることは確かな事実です。
そういった意味でもメイクのテクニックより健康的な素肌の美しさが重視され
る昨今の美容の風潮は歓迎すべきことですね。
世界に誇れる日本の女性のきめ細かな素肌を、厚いファンデーションで塗り固
めてしまうのは本当にもったいないことですし、お肌の健康のためにも好まし
いことではありません。
皆さんもここでもう一度、お肌の現実と向き合ってみましょう。
お肌に汚れを残してはいけない・・・それは確かに正しいことですが、毛穴の
奥の汚れまで落とそうと懸命になったり、老化を心配して新しい化粧品に次々
と手を出してみたり。必死になって毎日鏡をのぞき込んでいませんか?
雑誌の美容特集や化粧品の広告、CMなど、声高に素肌の美しさが謳われすぎ
て美肌への一種の脅迫概念のようなものが存在していませんか?
一歩離れて、遠くから自分の肌を見つめることも時には必要です。
今年もそういったスキンケアへの誤解、具体例などあげながらお肌の表面的な
美しさだけでなく根本から健康な素肌作り、皮膚生理学的に正しいスキンケア
について追求していきたいと思います。
あなたのお肌のお悩みを解決するために。
年の瀬を迎え、寒さも本格的になってきましたが、この時期はお肌にとって
非常に過酷なシーズンです。乾いた北風に吹かれてお肌はカサカサ、身体も
冷えて顔色もくすみがち。環境の変化についていけず、悲鳴を上げていろん
なトラブルを起こしがちです。
寒い時期になると405歳老けて見える方、周りにいらっしゃいませんか?
この時期をお肌も身体も元気に、若々しく過ごすには、とにかく血行をよく
することが大切です。
特に目の周りの皮膚は他の部分と比べて薄いので血液の循環が悪くなりやす
く血行が悪くなると黒ずんだように見えてしまいます。また、目の周りはお
肌の中でも最も敏感で乾燥しやすいところの1つです。お肌に負担をかけた
り、化粧品などの影響がでやすいので注意が必要です。クマのできやすい方
は特に注意しましょう。
目の周りの血行をよくするマッサージがあります。これは、冬だけでなくロ
ーションをつけるときにすると効果的です。
まず、目尻から目の下を通って鼻に向かい、まぶたを通って目尻に戻り、目
尻からそのまま下の方に頬を通ってあごのところまでの順に、朝晩1分くら
いマッサージしてみて下さい。血行がよくなりますよ。
さらに血行が悪くなる場合、お顔だけでなく体全体の問題であることが多い
です。体全体の血行と新陳代謝が活発になるような運動や食事などを心がけ
ましょう。
中でも簡単で有効な方法が入浴です。健康やリラクゼーションに関するお風
呂の効能は皆さんすでに御存じだと思いますが、毎日のバスタイムを利用し
てお肌をイキイキさせましょう。
入浴の際はのんびり、ゆっくり湯舟につかりましょう。毛穴が開いてお肌の
汚れが取れやすくなり、血行も良くなりますので肌色が良くなってきます。
また、お風呂は一人でゆっくりリラックスできる数少ない貴重な場所ですよね。
できる範囲で照明や観葉植物などを利用し、リラックスできるよう工夫したり、
雰囲気を演出するのもいいですよね。
私は、お風呂で香りを楽しんでいます。バスルームが無臭なのは寂しいです
から。石鹸やシャンプーは無添加自然成分のお肌にやさしいものを使ってい
ますが、お風呂の香りづけにちょっとお洒落な?アロマポットに少量のエッ
センシャルオイルを使って香りを演出しています。結構香り、リラックスで
きますし、他の部屋にまで香りが広がっていきますよ。
アロマポットは値段も安いし、ロウソクで暖めるので、どこへでも持ってい
けますし、手軽に楽しめておすすめです。
特にラベンダーがお気に入りです。(^^)
そうしてお風呂から上がったら、間髪入れずにすぐにローション、エッセンス
などでお手入れを。身体にも水分を補給してあげましょう。ここまでするとス
キンケアのプロかも。
翌日のお肌のつや、メイクのノリは違うはず。また、続けているうちに新陳代
謝が良くなってきて汗が出やすくなり、むくみの解消やシェイプアップにも効
果があります。
ただ、入浴は非常にエネルギーを消耗するのでとにかく無理は禁物です。
体力と相談しながら上手にお風呂とつきあって、さらにキレイな素肌を目指し
ましょう!
お肌は日々乾燥の度合いが違っているのをご存知でしょうか?
乾燥肌の方でも、その日によってかさつきがひどかったり、部分的だったり
それほどでもなかったり・・・
それは、日によって水分と油分のバランスが違っているためです。
基礎化粧でうるおいをキープすることでお肌の健康も保たれることはお伝え
いたしましたが、ただ、毎日同じ量を同じようにつけるだけの基礎化粧なら
それは正しいケアとはいえません。
これは乾燥肌の方だけでなく、どんな肌質の方にもいえることです。
特に、乾燥肌の場合、今日はかさついているなと思ったら水分を多めに補う
とか、保湿が足りないと思えばしっかり保湿剤をつけるとか、それほどでも
ないなと思ったらいつもの量にするとか、あるいは、Tゾーンがどうもテカ
っているなと思ったら保湿剤は控えるとか、そのつど自分で量などを調節す
ることが大切です。
それによって初めてイキイキ健康な素肌を保つことができます。
いつも同じケアをされてきた方、ぜひ試してください。
ところで、お肌がどのくらい乾燥しているかということで化粧品をつける量
が変わってくると思いますが、乾燥度はどのように判断されてますでしょう
か?
自分のお肌の乾燥度を簡単に知るにはファンデーションを塗った後と、洗顔
後のお肌の状態が大まかな目安となります。
ファンデーションの場合、のりが悪かったり、皮がむけたようにムラになっ
たりするときはお肌は乾燥状態にあります。
ファンデーションにもよりますが、パウダーファンデーションは油分が少な
く、さらに皮脂をよく吸収し乾燥しやすいので、この時期乾燥が気になる方
はリキッドタイプのファンデーションをご利用いただくことをお勧めします。
洗顔後のお肌の状態で判断する場合、洗顔後つっぱり感がいつまでもとれな
いときはお肌が乾燥している状態です。特に、目や口の周り、頬といった部
位がパリパリした感じになるときはかなり乾燥しています。
もちろん洗顔料や洗顔法などいろいろな条件によって違ってきますが、顔を
洗ったあと、お肌がつっぱるというのは皮膚生理学的にも皮脂のとりすぎが
考えられるそうです。
化粧水やクリームで補ってもつっぱる洗顔を繰り返すとお肌は徐々に傷んで
きます。新陳代謝の活発な若いときはいいですが、25歳をすぎてからはそう
はいきません。スキンケアは洗顔から始まります。適切な洗顔をすることが
大切です。
特に洗顔料ではお肌にやさしい純石鹸主成分のものがお勧めですが、純石鹸
にも脱脂力が強いものがあります。純石鹸主成分でオイルではない保湿成分
を配合した皮脂をとり過ぎないで、お肌に必要な潤いは残すように調整され
た洗顔料がおすすめです。
また、お肌に栄養をといって美容液やクリームをたくさんつけ、化粧して
1時間くらいでテカルという方いらっしゃいませんか?
そう感じる方は、保湿のしすぎが考えられます。適度な保湿ができるよう工
夫しましょうね。
お肌には色々なタイプがあります。脂っぽい肌、乾燥している肌、乾燥して
いるけど脂っぽい肌、逆に全体的に脂っぽいけどどこか乾燥している肌・・・
特にお肌は乾燥すると、外見的にはカサカサして、うるおいがなくなります。
さらにひどくなると粉を吹いたようになってしまうこともあります。こうなる
と角質は毛羽立った状態になり、外からの化学物質などが皮膚の中に侵入しや
すくなり、普通の方よりもかぶれやアレルギーが起きやすくなります。
乾燥肌になる大きな要因は皮脂の分泌がうまくいっていないことです。
そのうえ、水分量が普通の方よりも少ないことも由来しています。
皮膚のうるおいを決めるのは皮膚表面の角質層です。角質水分を守るために
汗腺から出る水分と、皮脂線から出る皮脂が皮膚の表面で皮膚常在菌により
混ぜ合わせられ、天然のベール(皮脂膜)となります。
この皮脂膜が皮膚をコーティングして水分の蒸発を防ぎ、そのおかげでうる
おいを保っています。ところが、乾燥肌の方はそれがうまく機能していませ
ん。水分も皮脂も不足しているからです。
特に皮脂が不足しているためにコーティングの力が弱く、水分の蒸発を招き、
それが皮膚のかさつきにつながっています。
皮脂は季節、年齢などによって分泌される量が違ってきますが、特に普通肌の
方でも冬はかなり少なくなり、年齢では、30代以降減少の一途をたどります。
普通の方でこうなのですから、もともと乾燥肌の方はもっと少なくなります。
さらに、お肌が乾燥してくるとどうしても起きやすいトラブルがあります。
それが、小じわです。乾燥肌の方は比較的早くに小じわに悩まされる方が
多いようです。
でも、小じわ程度でしたらまだ大丈夫。化粧品で回復させることが可能です。
しかし、そのまま放置しておくと、シワになってしまいます。こうなると、
化粧品でもなかなか改善することは難しくなります。
小じわになってからケアするよりも、小じわをつくらないよう毎日のケアを
しっかり心掛けることが大切です。こちらのほうがよほど楽ですし、健康で
綺麗な素肌を長く保ちやすくなります。
お肌を乾燥させないためには基礎化粧をきちんとすることです。
よく、肌がカサカサするので顔中真っ白になるくらいクリームや乳液を塗り
こむ方がいらっしゃいますが、オイルだけを補給しても乾燥は改善されませ
んし、オイルによるトラブルに発展することもあります。
大切なのは化粧水で水分をたっぷり補給し、それをコーティングするために
オイルではない美容液でしっかり保湿することです。
化粧水にも保湿成分が含まれていますが、美容液で補強すれば角質層の水分量
が保たれ、お肌の乾燥はまねがれ、小じわはできにくくなります。
小じわが出来てしまったときも、水分補給、保湿を念入りにし、角質のうるお
いを保つことによって外的刺激からも守られるとともに、皮膚代謝が活発にな
り、小じわを目立たなくすることが出来ます。
これだけでも基礎化粧がいかに大切かおわかりいただけると思います。
乾燥肌の方は、基礎化粧によってうるおいをキープすることでお肌の健康も
保たれます。