6月に入りました。毎年6月22日ごろは夏至ですね。
夏至は24節季のひとつで、一年の中で最も昼間が長く夜の短い日ですが、
冬至(12月22日頃)に比べると、東京では昼間の時間が4時間50分も
長いそうです。
しかも太陽がもっとも日本に近づくときですが、私たちのお肌はそれを敏感に
感じ取っていないようです。
たとえば、5月20日ごろの太陽との距離と夏休みに入る真夏の暑い時期、
7月20日ごろのそれは、ほぼ同じです。
このように私たちが感じているお肌の感覚と実際の環境とはかなりのズレが
あるようです。みなさん、紫外線対策はしっかり行ってますか?
さらに、現代は昔よりも紫外線を多く浴びやすい環境になっています。
なぜだかお分かりでしょうか?
すぐに思いつくのが、オゾン層の破壊ですね。オゾン層は紫外線をたくさん
吸収し、地上の生物を守っていますが、私たち人間がつくったフロンガスに
よって壊され減りつつあります。
しかし、それだけありません。
昔はビルがなく、道路もアスファルトで固められたものではなく、土や草木、
木立がたくさんありました。
このような環境は紫外線を浴びにくいお肌にとってやさしいものです。
というのは、ビルや高い建物がないということは反射する光がないという
こと、草や木は紫外線を吸収することにより光合成をし成長していきます。
すなわち、紫外線の反射光はほとんどなかったのです。
紫外線は直接上から受けるだけ。その直射するのは全紫外線の30%と
言われています。
残りの70%が反射光なのですが、現代は地面がコンクリートやアスファルト
になり、散乱してこの直射光以外の残りの70%をまともに受けています。
すなわち上からも下からも横からも前面からも紫外線を受けやすい状態に
なっているのです。
日傘や日陰で上からの紫外線をカットしたとしても下や横からの紫外線は
モロに受けていることになります。
このように昔と比べて紫外線を多く浴びていますが、それによってお肌の
ダメージの度合いも違ってくることは容易に推測できますよね。
では、どうすればいいのでしょう?次回お伝えいたします。
新緑の映える季節。外出するのが楽しいですよね。
でも、楽しく1日を過ごしたあとで、新たなシミ浮き出ていたり、小じわ、
顔のほてり、赤み、乾燥などに気がつくことがありませんか?
これは、思いがけない日焼けによる影響が考えられます。
日焼けは、太陽光線の中でも波長の短い紫外線によって起こりますが、
目に見える可視光線よりも波長が短く目には見えません。
すなわち、可視光線(太陽光)=紫外線ではなく、どれだけ紫外線を
浴びているかというのはわかりにくいものです。
しかも5月の日差しはすでに強く、お肌にとって意外に油断できません。
有名な話ですが、「母子手帳」からも“赤ちゃんを日光浴させよう”という
文章が消えています。それだけ紫外線は身体に有害なものという認識が
広まっています。
その紫外線が皮膚の内部に及ばないようにメラニン色素が表皮に出て
きてこれを防ぎます。
つまり、日焼けは皮膚の防御作用の現れなのですが、結果的にお肌に
ダメージを負わせていることは変わりありません。
紫外線に長時間当たるとお肌の代謝機能が乱れ、抵抗力が落ち、水分を
保持する力も低下します。日焼けした後はお肌が乾燥してますよね。
すると当然ですが、お肌は敏感になり、様々な肌トラブルを起こしやすく
なります。
そこで、日焼けしてしまいメラニンが活性化した肌を白くさせようと美白剤に
頼り切ったスキンケアをするのはどうでしょう?
人は自然治癒力という力を本来持っています。これは病気などになった時も
自然と元の健康な状態に戻してくれるありがたい力です。
その力は素肌にも備えられています。その力を活性化してダメージを取り
除き、イキイキ健康な素肌を保つこと。これこそスキンケアの基本では
ないでしょうか。
お肌の再生力とも言える自然治癒力を最大限に発揮するためには、日頃
から身体と心の健康を保つことが大切です。すなわち健康的な日常生活を
送り、「イキイキ、ワクワク」することを心がけることです。
その上で黒くなったお肌を元にもどす、お肌本来の機能を活性化させること、
それを毎日のスキンケアで養っていくことが大切なのだと思います。
日焼けは思わぬ肌トラブルに陥りがちですが、そんなときこそ、スキンケアの
基本に立ち戻って、お肌本来の機能をきちんと考えた素肌づくりをしましょう。
暖かくなりお肌のかゆみ、赤み、にきびなどのトラブルが増えているようですが、
この時期は、お肌がさまざまなストレスを受け、抵抗力が低下し新陳代謝が
乱れ、お肌が不安定になりやすい時といえます。
今回は皮脂トラブルの中の「小鼻のきわの赤み」についてスポットを当てて
見たいと思います。
気温の上昇とともに体内ではホルモンや皮脂の分泌が盛んになる一方、
夜間の冷え込みの影響で毛穴はよく開いていない状態であることが多いです。
体内から出ようとする皮脂と、出さすまいとする毛穴。このような状態で毛穴
に皮脂がたまると、お肌が赤みを帯びたり、むずがゆくなったり、にきびが
できてしまいます。
あなたは鼻の付け根、小鼻のきわが赤みを帯びていませんか?
お鼻の付け根が赤くなっているのでしたら、分泌された皮脂が毛穴から出られ
ないで軽く炎症を起こしている状態かもしれません。
その場合は、まず刺激をしないことが大切です。こすったり、いじったり、触り
すぎたりすると、赤みはいっそうひどくなります。
小鼻の赤みを改善するためのスキンケアとして大切のなのが第一に洗顔です。
洗顔時は洗顔料の泡をやさしくのせる程度にし、強い刺激を与えないように
しましょう。
毛穴を気にしてゴシゴシこするのは禁物です。洗顔料をメレンゲ状に充分泡
立て、泡をのせる感じで絶対にこすらないようにしましょう。洗顔料を長くお肌
の上に乗せておくこともお肌に負担となります。洗顔料を乗せておく時間は
30秒以内に。
また、アミノ酸系の弱酸性洗顔フォームはすすぎにくく、洗顔後のしっとり感
は洗浄料が充分落ちていないためだといわれています。純石鹸主成分の
弱アルカリ性洗顔料が日本の水によく合っていて、泡立ちもよく汚れ落ちも
良くおすすめです。
さらに、すすぎは充分に行い、洗顔料がお肌に残らないようにしましょう。
もう良いと思ってももう一度という感じです。
水気を取るのもタオルを押し当てるようにして、こすらないようにしましょう。
そしてメイクは薄くナチュラルにし、メイクが残りにくくすることも有効です。
気温の急激な変化、ほこり、紫外線などさまざまな外的刺激が加わると、
ますます赤みが増すことに。
このような外的刺激やダメージに対抗すべく、お肌も準備をはじめ環境に適応
しようとがんばります。そのはたらきを助けるためにスキンケアでお肌の環境を
整えることも必要なのです。
梅雨前の今時期は、1年でいちばん過ごしやすい時期といわれています。
新緑は鮮やかで、日差しもポカポカ最高です!
特にさわやかな風が新緑の若葉の香を運んできてくれて、心もすがすがしく
なりますよね。
しかし、この時期はお肌が過敏になりやすく、乾燥性のトラブルが多いの
も現状です。
というのは、この時期は朝晩と日中の温度差が大きく、急激な変化をくり返す
ためにお肌がストレスを受けやすくなりがちなのです。
さらに空気も乾燥しているため上手くスキンケアができていないとお肌が乾
燥し外的刺激に対して敏感になってしまいます。
特に次のような症状がある方は要注意!
・化粧ののりが悪い
・角質がポロポロとれる
・くすみが気になる
・肌が荒れている
・なんだか肌にハリやつやがない
・よく疲れて見られる
このうちのどれかに当てはまるという方、乾燥状態が潜んでいる肌なのかも
しれませんよ。
乾燥はお肌の老化を促進する大きな要因ですが、隠れた乾燥状態は自覚が
ないまま老化を進行させますので要注意です。
大切なのは、まずお肌にうるおいを保つこと。
そのためには保湿力が高く刺激の少ない基礎化粧品でお肌にバリアを作る
必要があり、敏感な方ほど保湿力を高くする必要があります。お肌に近い成分
であるコラーゲンやヒアルロン酸などはオイルではなくそれ自体に水分を含む
保湿剤ですのでうるおいを保つのに効果的です。
ただ、その保湿をする前にお肌に効果的な水分をたっぷりと補っておくことが
大切です。水分をたっぷりと補給しないでお肌にバリアを作ってしまうと乾燥
状態を保ってしまうことになりかねません。
また、洗顔によってお肌を乾燥に傾けているケースもありますので、お肌に
優しい洗顔料をお選びいただき、洗顔の仕方についてもご注意ください。
さらに、これから紫外線が強くなりますが、紫外線を浴びるとお肌は乾燥に
傾きます。そして乾燥状態が続くと角質層が厚くなってしまいさらなるトラブル
に発展しかねません。
ですので、紫外線や乾燥からお肌を守り、様々な刺激によって敏感になって
いるお肌をフォローしてあげるため、毎日のスキンケアが大切になるのです。
もちろん、食生活、睡眠、ストレス、ホルモンバランスなどもお肌の状態に
大きな影響を与えますのでできうる限り気を配りましょう。
女性としての理想的な美しさを求めて、そこに自分を近づけようとするとき
に、どのような努力をされますか?
すぐに思い浮かぶのが、衣服、アクセサリー、メイク、香水など演出による
工夫。これらもとても大切ですが、これらは出来合い、既製品のようなもの
で簡単にすぐに変えられるものです。
それに比べて『キレイな素肌』というのは、理想的な美しさには欠かせない
ものですが、すぐに変えることができませんよね。
魅力ある大人の女性を演出するためには、この『キレイな素肌』というのは
大きなポイントとなるはずです。
その『キレイな素肌』を作り出し保つために必要なのが、スキンケアです。
スキンケアというのは、世の中がどこまで進んでも自分の手による“毎日の
お手入れ”すなわちハンドメイドが欠かせないものです。
最近では小学生の半数以上がメイクの経験があるというアンケート結果も
ありますが、若いとか、かわいいといったものが過ぎ去ったときに本当に
真剣に自覚するといっても過言ではない「あなたの素肌」。
化粧品はたくさんありますが、それを利用して、あなた本来の『キレイな素肌』
を作り出していくのはあなた自身の“毎日のお手入れ”です。
それ以上もそれ以下もないのです。
もちろん、お肌の状態は十人十色で、同じ化粧品を使ったとしてもケアの仕方、
日常生活、精神状態などによっても影響されます。
ただ、毎日のお手入れのちょっとした違いが、年齢を重ねることによってお肌
の状態に大きな個人差として現れてきます。
毎日のスキンケアの積み重ねの結果、それが今のあなたのお肌そのもの
なのです。また、それは今後のお肌の状態に大きな影響を与えます。
そういった意味からも“毎日のお手入れ”は欠かせません。
しかし、“毎日のお手入れ”をしっかりしないといけない、丁寧にしないといけ
ないと言って、やりすぎるのはどうでしょう?
古い角質を落としたいからといって洗顔やクレンジングを長くしたり、ゴシゴシ
こすったり、クレイパックをしたり、何種類もいろいろなものをべたべたつけたり。
かえってお肌に負担をかけていることもあります。
このようにお肌に負担をかけないよう、やさしいスキンケアをすることも大切です
が、今のあなたの素肌、それが自分の魅力だと思ってケアを続ける、その心の
持ち方も必要です。
毎日のお手入れは女性にとって心にゆとりを与える充実した時間の一つとも
いえ、ここから若さも美しさも生み出されるといえますよね。