新緑の映える季節。外出するのが楽しいですよね。
でも、楽しく1日を過ごしたあとで、新たなシミ浮き出ていたり、小じわ、
顔のほてり、赤み、乾燥などに気がつくことがありませんか?
これは、思いがけない日焼けによる影響が考えられます。
日焼けは、太陽光線の中でも波長の短い紫外線によって起こりますが、
目に見える可視光線よりも波長が短く目には見えません。
すなわち、可視光線(太陽光)=紫外線ではなく、どれだけ紫外線を
浴びているかというのはわかりにくいものです。
しかも5月の日差しはすでに強く、お肌にとって意外に油断できません。
有名な話ですが、「母子手帳」からも“赤ちゃんを日光浴させよう”という
文章が消えています。それだけ紫外線は身体に有害なものという認識が
広まっています。
その紫外線が皮膚の内部に及ばないようにメラニン色素が表皮に出て
きてこれを防ぎます。
つまり、日焼けは皮膚の防御作用の現れなのですが、結果的にお肌に
ダメージを負わせていることは変わりありません。
紫外線に長時間当たるとお肌の代謝機能が乱れ、抵抗力が落ち、水分を
保持する力も低下します。日焼けした後はお肌が乾燥してますよね。
すると当然ですが、お肌は敏感になり、様々な肌トラブルを起こしやすく
なります。
そこで、日焼けしてしまいメラニンが活性化した肌を白くさせようと美白剤に
頼り切ったスキンケアをするのはどうでしょう?
人は自然治癒力という力を本来持っています。これは病気などになった時も
自然と元の健康な状態に戻してくれるありがたい力です。
その力は素肌にも備えられています。その力を活性化してダメージを取り
除き、イキイキ健康な素肌を保つこと。これこそスキンケアの基本では
ないでしょうか。
お肌の再生力とも言える自然治癒力を最大限に発揮するためには、日頃
から身体と心の健康を保つことが大切です。すなわち健康的な日常生活を
送り、「イキイキ、ワクワク」することを心がけることです。
その上で黒くなったお肌を元にもどす、お肌本来の機能を活性化させること、
それを毎日のスキンケアで養っていくことが大切なのだと思います。
日焼けは思わぬ肌トラブルに陥りがちですが、そんなときこそ、スキンケアの
基本に立ち戻って、お肌本来の機能をきちんと考えた素肌づくりをしましょう。