9月になりました。しかし、東海より西の地方では残暑が厳しいですね。
今年は冷夏だった分、9月の残暑がいつもより厳しく感じられます。
こんなときは『夏ばて』しやすいですが、お肌も『夏ばて』しやすいので
注意しましょう。
「身体がだるい」、「疲れる」、「食欲がない」、「昼間眠い」、「冷え」
「ふくらはぎのこむらがえり」、「腰痛」、「首の寝違え」などなど
ありませんか?思い当たればお肌も『夏ばて』かもしれませんよ。
こんなに暑いとどうしても汗をかいてしまいますが、汗は体温調節の
ために必要なものです。
しかし暑くて汗をたくさんかくと、体に必要なミネラル(ナトリウム、カリ
ウムなど)も一緒に排泄されてしまい、その結果、ミネラルのバランス
が崩れ、疲れやすくなりお肌に影響が出やすくなります。
また、汗をかくと水分を多くとることが必要になりますが、清涼飲料水や
果物などを多く摂りやすく、糖分の摂取量が増え、本来の食事量が減り
タンパク質やビタミン、ミネラルなど大切な栄養分の摂取が減っていき
やすいので注意が必要です。
さらに、気温が上がると、その状況に耐えるため、余分なエネルギーを
使わないように基礎代謝が低下します。さらに暑さによる睡眠不足、
エアコンによる冷房症・・・
こうして、疲労が蓄積され、身体の「活気」がなくなっていき、新陳代謝も
衰えて老廃物が排出されにくくなると、これから乾燥する時期に向け、
肌トラブルにつながりやすくなるのです。
お肌が乾燥したり、皮膚が固くなりごわごわしたり、フケがでたり、頭皮
がかゆかったり・・・ということありませんか?そんな感じがするのでしたら
要注意ですよ。
では、夏ばて解消法は?
やはりバランスのとれた食事と規則正しい生活、そして、毎日のやさしい
スキンケアですね。
睡眠はじゅうぶんとること、そして食事は多くとるよりは量が少なくても
バランスのとれた食事を。
お肌の新陳代謝が衰え、お肌の老化につなげないためにも・・・
夏ばて気味の方は早めに夏ばてを解消して、これからの乾燥する時期に
備えましょう。
また、夏ケアを怠ると秋から冬にかけてお肌が乾燥したり、すくんだり、
敏感になったりします。
季節の変わり目にお肌が敏感になる方、冬お肌が乾燥する方、夏の
ケアが原因かもしれませんよ。
夏の疲れを残さないよう、今すぐスキンケアでお肌を癒しましょう。
ほてり、乾燥の次の段階が角質の肥厚。
紫外線を浴びダメージを蓄積したお肌は角質を厚くし、外的刺激から
身体を守ろうとします。
これは皮膚の防衛反応で正常なのですが、問題はその状態を放置
しておくこと。
紫外線を浴びたお肌は本来の機能を果たせなくなっているため、肥厚
した角質はなかなか正常には戻れません。ケアを怠り、そのままに
すると、お肌はさらに乾燥し、くすみやシミなど新たなトラブルへ。
これを解消する大きなポイントは洗顔です!
汚れを落とすだけでなく、古い角質をやさしく取り除き、美白効果を
持つ洗顔を行いましょう。大きな注意点を書いていきますね。
(1)洗顔料
洗顔料ではお肌にやさしい純石鹸主成分のものがお勧めですが、
純石鹸にも脱脂力が強いものがあります。純石鹸主成分でオイル
ではない保湿成分を配合した皮脂をとり過ぎないで、お肌に必要な
潤いは残すように調整された洗顔料をおすすめします。
また、アミノ酸系のものや弱酸性のものはお肌に残りやすく汚れを
お肌に残すようなものでおすすめできません。
洗顔料については下記のURLをクリックし参考にして下さい。
◆こちら→ https://md-primaryinc.sakura.ne.jp/primaryinc.co.jp/book/04-10.html
さらにパウダータイプの洗顔料がお勧め。固形タイプのように金属
石鹸ができなく、毎回使いたてのキレイな状態で洗顔できます。
(2)洗顔法
洗顔の仕方では、洗顔時間を短時間にすることでお肌にあまり
負担をかけないことが大切です。
ぬるま湯を使ってしっかりたっぷり泡立て、その泡をお肌にのせる
時間は30秒以内にして、やさしくなで洗いしましょう。
特にお肌が敏感になっていると細部間脂質が少なくなり、お肌が
傷つきやすくなっているので、洗顔料を充分泡立ててできるだけ
やさしい泡にしましょう。
そして、その後はぬるま湯でたっぷりすすぎを行いましょう。
洗顔後は前回お伝えした水分補給、保湿をしっかりと。
Tゾーンや頬など紫外線の影響が出やすい部分はチェックしましょう。
特に美容液は角質の肥厚解消、くすみ肌の解消には効果大です。
お肌への浸透率を高めるために、お風呂の蒸気で美容液蒸ししたり
するのもいいですね。
日焼けで炎症を起こしたお肌が乾燥や角質の肥厚・くすみでおさまらず、
それより一歩進んだ状態になると、シミ・ソバカスとして表面に現れてきます。
乾燥肌の方は特にシミができやすいので、お肌がほてっているなと感じ
たらしっかりスキンケアを。
8月ももう終わりですが、まだまだ紫外線は強く、9月も運動会などで
日焼けをする機会がありますので要注意。
特に日に焼けたお肌の初期段階におこるのがサンバーンです。
これは軽度のヤケドと同じ状態で、お肌が冷たくなるまで、水で
根気強く冷やすことが先決です。
この時期は、今まで浴びてきた紫外線や夏ばてなどでお肌は弱って
いますので、さらにお肌に負担をかけるようなケアをするのは禁物。
日焼けによる炎症もすぐにおさまる軽度のほてりから、長時間かけ
ないと静まらないものまで様々あります。また、炎症を抑える(消炎)と
いっても、その方法はいくつかあります。
どのくらいのほてりかを自己判断した上で効率よく炎症を抑える方法を
選び、実行しましょう。
軽度のほてりでしたら、次の方法がおすすめ。
甘草成分(グリチルリチン酸2K)など消炎効果のある成分を含む、
ミスト状(スプレータイプ)のローションをお顔にまんべんなく吹きかけ、
直接手でパッティングする方法。
パッティングにはクーリング効果といってお肌を冷やし、ほてりを押さえ、
毛穴が少し閉まり、皮脂の分泌を少しですが押さえる効果もあります。
また、ポカポカする程度のお肌なら、消炎効果のある成分を含ませた
フェイスマスクをするとお肌が落ち着きますよ。
さらに、その後のケアのために、化粧水や美容液も冷蔵庫で冷やして
おくと効果的です。
ところで、ほてりがおさまった後、お肌が乾燥していると感じることが
ありませんか?
ほてりがおさまると、紫外線によるダメージでお肌は水分不足になり、
乾燥状態という次の段階へ進みます。乾燥は様々なトラブルの元と
なります。自覚したらすぐにケアを!
水分不足でお肌がかさつくときは、まずはたっぷりとお肌に良い水分を
補うことが大切です。
しかし、水分補給のみで保湿を怠ると水分が蒸発しやすいばかりか、
角質層の水分まで奪われる原因にもなりかねません。
水分を補ったら、潤いのベールで保湿することがとても大切になります。
特に保湿では手軽で確実なのがコラーゲン。水分を除くお肌の成分の
80%はコラーゲンです。
少量を顔全体に伸ばすだけでOK。
お肌の良くなじみ、皮膚表面のカバー力に優れ、水分の蒸発を確実に
防いでくれます。
乾燥の段階を過ぎると次は角質の・・・次回続きをお伝えいたします。
夏になるとニキビでお悩みの方が増えます。
夏はどうしても汗かくことが多くなるとともに皮脂の分泌量も多くなる
ためニキビにつながりやすくなるのはよくわかりますよね。
毛穴に皮脂や古い角質などがつまり、皮脂の通り道がふさがり、毛穴に
潜むアクネ菌が増殖すると赤い化膿したニキビにつながってしまいます。
体調の良くない方、ストレスのたまっている方、大きなニキビができて
しまう方などは、一度できるとなかなか治りにくく、ニキビ跡ができやすい
といった、やっかいな傾向がありますのでご注意ください。
さらに、これからは夏ばての時期で身体だけでなくお肌も疲れてトラブルが
発生しやすい状態になります。
睡眠不足、便秘、食生活に乱れなど思いあたることはございませんか?
しかし、今特に注意すべきはお肌の乾燥。
というのは、お肌は脂ぎっているときだけでなく、乾燥しているとニキビが
できやすいのです!
先週お伝えしましたとおり、エアコンや紫外線によるダメージでお肌は
水分不足ぎみです。夏場は汗でお肌がうるおっていると勘違いしやすい
ので注意しましょう。
お肌が乾燥しているときには、皮膚の角質層が硬くなっていて毛穴が
開きにくい状態になっています。通常の乾燥肌の方は、皮脂の分泌
そのものが少なくなっているケースが多いので、毛穴に皮脂がつまって
しまうということは少ないのかもしれません。
しかし、乾燥肌の方も、皮脂を分泌する能力は基本的に持っているので、
その皮脂が毛穴から出られず、中で詰まってしまってニキビになってしま
うということがあります。
お肌を清潔に保つことはもちろん必要なことですが、化粧水で角質に水分を
補給し、柔らかくみずみずしい素肌を保つことが、乾燥肌に見られる角質型
ニキビを改善する第一歩です。
しかし、水分補給のみで保湿を怠ると水分が蒸発しやすいばかりか、
角質層の水分まで奪われ、さらに乾燥する原因にもなりかねません。
お肌の状態に応じて、しっかり水分補給したあと、美容液で保湿を
行いましょう。
ニキビができる方はお肌がとてもデリケートです。
ですからニキビが出るとますますご心配だと思いますが、ニキビはできては
なおりを繰り返しながら徐々にでき方が少なくなって改善していきます。
すぐにとはいきませんが、正しいケアを根気強く続けていけばきっと希望が
見えてきます。あせらないで丁寧な正しいスキンケアをじっくり楽しく行い
ましょう。
蒸し暑い日が続いていますが、いかかがお過ごしでしょうか?
こう蒸し暑いとお肌がオイリーになることが多いですが、なぜかお肌が
乾燥しているって感じることありませんか?
そう感じられる方はとても敏感な方です。
日本の夏は湿気が多く、皮脂の分泌も活発なため、うるおっている
ように見えますが、実は汗と一緒にお肌のうるおい成分が失われがち
で、お肌の中はうるおいが不足しがち。
例えば手を洗ったあと、水分をきれいに拭き取っておかないと、あとで
手がかさかさになってしまいますよね。
それと同じように、蒸し暑い日中、外出するとどうしても汗をかいてしまい
ますが、そのままクーラーの効いた屋内に入ると、汗が乾くとき、お肌に
必要な潤いまで、一緒に奪われてお肌は乾燥に傾きます。
スーッと汗がひいて、とても気持ちがいいですが・・・
さらに、紫外線によって日焼けするとお肌は乾燥します。
汗をかくので、感覚や見た目では夏場のお肌はうるおっているような
気がしてしまいますが、このように外からの刺激や冷房でお肌の表面は
荒れがちです。
このように夏は一年の中でもっとも皮脂の分泌が多く、汗を多くかき、
雑菌が繁殖しやすいだけでなく、お肌が乾燥ぎみでハリを失い、たるみ
やシワなど老化につながりやすいという、素肌環境は最悪ともいえる
季節なのです。
夏のスキンケアは洗顔と化粧水で簡単にと、いうような思い込みは
絶対に禁物です。
“うるおいのベール”をしっかりかけましょう。
特に秋口から冬にかけてお肌が乾燥しないようにするため、健康な
素肌を保つためには、夏場は特に汗の汚れを落として清潔な状態にし、
たっぷりとお肌に良い水分を補給したあと、しっかり保湿ケアしてお肌を
外部の刺激からしっかり守ってあげることが大切なのです。
また、気をつけたいのが、汗の対処です。
汗をかいたら汗を洗い流すのが一番ですが、外出時はハンカチやティッ
シュなどを活用して、汗や皮脂を拭き取るようにしましょう。
ミストタイプのノンオイルローションを顔から30cmくらい離した位置から
スプレーして、その後軽くティッシュオフ、またはタオルやハンカチで上
から軽く押さえて、汗を吸い取らせるように拭くのも効果的。
夏でも基本は洗顔、水分補給、そして保湿。毎日のスキンケアは怠ら
ないように心がけましょう!