永久保存版-過去の特集一覧

2001

顔のむくみ―夏は特に「むくむ」ことが多い季節です。

2001年8月10日

朝起きて、顔がむくんでパンパン・・・なんていう経験はありませんか?
今回はむくみについてお伝えします。

外に出ればうだるような暑さ、かといえば上着が必要なほどよく冷えた室内。
この急激な温度差と暑さによる疲れこそが、夏の「むくみ」や「乾燥」の原因です。

思いのほか体が冷えて、血行不良になっている人の多いこの季節。
放って置くと、お肌に負担が積み重なり肌年齢の加速やトラブルにつながり
ますよ。

最近、身体がだるい・疲れやすい・就寝時に足が重だるいなど、激しい運動を
したわけでもないのに、何となく疲れている・・・
って感じることがありませんか?そう感じることがあったら要注意!

なぜ、むくみが生じるのか?
まず、タンパク質が不足していないでしょうか?

血液にはたくさんのタンパク質が流れていますが、血液中のタンパク質の濃度
は自律神経により一定の濃度を保っていて、毎日のタンパク質摂取が足りない
と自律神経が、血中のタンパク濃度を一定に保つように働き、血液中の水分が
血管外に出て周囲の組織にしみ出し、むくみとなるそうです。

また、ビタミンB1が不足したときもむくみが発生するそうです。

ビタミンB1の働きは主に三つありますが、特にブドウ糖をエネルギーに変える
ときの潤滑油の役目という大きな働きがあります。

この細胞でエネルギーを作るのに重要な働きをするビタミンB1が不足すると、
タンパク質の合成がスムーズにできなくなり、その結果血液中のタンパク質も
不足していくそうです。

水に溶けやすいビタミンB1は汗や尿と一緒にからだの外へ出てしまうために
特に、汗をかく夏や肉体労働時などには普段よりタンパク質が不足気味になる
ことはお分かりだと思います。

また、アルコールの代謝や糖分の代謝にもビタミンB1は必要です。ところが
夏になると、やはりビール・清涼飲料水などアルコールや糖分が多いものを
摂取することが多くなり、さらにさっぱりした食事が多くなるのもこの季節の
ビタミンB1不足が目立つ要因です。

アルコールや清涼飲料水をよく飲む方、運動する方、甘党の方は「むくみ」に
注意して下さいね。

食べ物として以下のものを頭に入れておくといいですよ。

ビタミンB1を含む食品・・・豚肉、卵、豆類、ごま、椎茸など
ビタミンB1を壊す食品・・・えび、かに、ワラビなど

ただ、スキンケアにはどの栄養素も不足しないようにすることが大事です。
たくさん食べたから皮膚の状態がよくなるということではありません。
バランスのよい食事を心がけましょう。

そして、何よりもその栄養素がすみずみの細胞に行き届くように血液代謝や
水分代謝をスムーズにすることが大切です。

それには体が冷えすぎないようビールや炭酸飲料を控えたり、お風呂に
ゆっくり入ったり・・・と血行を促進する努力が大切ですが、なかなか難しい
のが現実ですよね。

手軽にでき、また毎日積み重ねているスキンケアで「むくみ」や「乾燥」を
解消しましょう。

特に、皮膚が薄い目元は顔のなかで最もむくみが現れる場所です。
朝晩のケアの際、ローションをつけながら軽くマッサージしたり、夏でも保湿
をしっかりして外的刺激からお肌を守り、血行を促進することは簡単ですし、
毎日できますよね。

顔―輪郭維持が若さの秘訣!

2001年8月3日

自分の顔ってどういう顔なんだろう?自分の顔って人からはどういう風に見ら
れているのだろう?あなたは自分の顔についてそんな風に気になったことはあ
りませんか?

人間は顔で第一印象が決まると言っても過言ではありません。いま現在の顔立
ちの美しさをいかにして維持するかを今回考えてみましょう。

顔立ちって、お肌と同じで年齢とともに衰えていきますが、20代前半のころの
写真と今を比べてみてください。では、今すぐどうぞ。

どうですか?そう。30代以上のほとんどの方が「顔の輪郭」、とりわけあごの
線の変化に愕然とすることでしょう。その原因は、いうまでもなく「たるみ」
です。

お肌のハリが失われて緩んでくるためにお肌が弾力を失い、あとは引力が1日
中引っぱり、顔全体にたるみが生じるというわけです。

若さを保つという意味で、シミやシワ防止にも増して、顔の輪郭維持が重要と
いえますよ。

平均的に美しいといわれる顔立ちは、輪郭が卵形です。決め手となるのはあご
のライン。耳の下からあごへ流れるラインが、すっきり滑らかな曲線を描いて
いるかどうかです。

老化がはじまると、まず、ここに異変が現れ、頬のたるみからあごの線がもっ
たりとしてくるのです。

次に変化が現れやすいのが口元。小鼻とあごの先端のちょうど真ん中に下唇が
あり、口角はほんの少し上向き、というのはキレイですよね。

ところが、年齢とともに、殆どの人がそのバランスを崩してしまっています。
下唇の位置が下へずれ、口角が下がって次第にへの字に・・・

30を過ぎたら自分の顔に責任を持て、といわれますが、いつもにこやかに過ご
していれば、極端なへの字にはなりません。

顔の輪郭の老化を防ぐ対策としてはやはりお肌にいい水分をたっぷりと与え、
血行をよくし新陳代謝を活発にすること、つまり基本的な毎日のケアこそが
決め手です。

毎日、お肌に負担をかけない優しいケアを積み重ねることです。

20代で手を抜くと、30代で始まっている“輪郭の老化”のスピードは速まりま
す。そして、以前にも紹介いたしましたが、心とお肌はつながっています。

今以上に美しく若々しくありたいという、一種の緊張感を常に保つこと、意識
の老化を防止することも大切です。

チョットした心がけで、またチョットしたケアの違いで顔立ちの老けは案外、
防げますよ。40歳を過ぎた方でお肌の若々しさを保っている方は、毎日のケア
を怠らず、お肌の負担をかけないように気を使い、それと同時に身なりや立ち
振る舞いも美しくあろうと注意している方が多いようです。

女は30歳からが勝負というのも、そんな理由からかもしれませんね。

目に見えるお肌の老化!! 「光老化」

2001年7月27日

日光がサンサンと降り注ぐ季節、日差しはお肌を老化させますので
要注意です!と、ここまでは今や誰もがご存知のお話ですが、太陽の
光をあなどってはいけません。

今回はお肌の老化を5年いや10年早めかねない、「光老化」について
お伝えします。

お肌の老化や衰えは、シワ、シミ、くすみ、肌あれなどの症状となって
現れますが、原因は大きく2つに分類することができます。

1つは、加齢による肉体機能の衰えに伴うもので自然老化と呼ばれ、
もう1つは日光(紫外線)・乾燥・酸化の3つを主な要因とする外部からの
影響によるものです。

お肌の自然老化は避けられませんが、外的要因による老化は防ぐことが
できますよね。この対策次第でお肌の状態、肌年齢に大きな個人差が
できますよ。

特に日光(紫外線)によるお肌の老化は「光老化」と呼ばれますが、
アメリカ皮膚科学会の討論会で、目に見える皮膚の老化の80%は
日光障害「光老化」の影響であるとの結論が出されています。

長年にわたり繰り返し日光を浴びると、皮膚は弾力が失われ、肌色も
黄色っぽくなり、深いシワができてしまいます。さらに皮膚は萎縮して、
多数のシミが発生してしまいます。

これは従来の自然老化とは質的に異なる、「光老化」といわれる日光
(紫外線)による現象であることがわかっているのです。

また、深刻な問題として、日光角化症(がん)が急増しているという報告も
相次いでなされています。これまでの発症が、紫外線被爆の20年を
要するものだったために、なかなか現在まではっきりしなかったのです。

ここで、あなたのお肌の『光老化度』をチェックしてみましょう。

(1)毎年、夏に1回は海水浴にいく。
(2)昼間、日光の当たるところにいることが多い。
(3)ちょっとした外出はいつもノーメーク。
(4)帽子や日傘は使わない。
(5)日中、よく車を運転する。
(6)洗濯物は朝干す。
(7)乳液、クリームなどオイルが含まれる化粧品を使用している。
(8)肩や背中にシミがある。

どのくらい当てはまりましたか?
当てはまるものが少ないほど光老化に対する認識が高く、うまく紫外線
対策できているといえます。

顔のほかにも「光老化」は太陽光にさらされる部分に見られます。
あなたの首や手の甲などはどうですか?

首や手を見ると年齢がわかるとよく言いますよね。首や手も日光にさらされ
ファンデーションも塗らないぶん、影響がでやすいところです。お顔はすべ
すべなのに、手や首を見ると・・・とならないように。

今後、そんなに遠くない未来に日光の被爆蓄積が非常に大きな問題となる
と思います。特に、光老化現象の悪化に拍車を掛けているのがオゾン層破壊。
日本への影響は少ないといわれながらも、1996年の札幌では30%ものオゾン
層減少が記録されていますし、昨年の観測で南極大陸上空のオゾンホールが
過去最大を記録したという報告もあります。

これからのレジャーの季節、海はもちろん、山でも高度が100m上昇する
ごとに紫外線は10数%程度増加しまのでUVカットを忘れてはいけません。

女性に限らず、子供も男性もふだんから日焼け止めを利用するように
心がける時代がやってきています。

お肌の個人差の秘密・・・「常在菌」

2001年7月20日

先週のマガジンの中で「常在菌(じょうざいきん)」について触れましたが、
「常在菌」とは?というご質問をたくさんいただきましたので、今週は
「常在菌」についてお伝えしたいと思います。

お肌には常在菌といって、呼んで字のごとく、常に菌が存在しています。

え0!とお思いの方がいらっしゃるかもしれませんが、これは紛れもない事実
です。どんな方のお肌にも存在し、病原菌の侵入や増殖を抑える役割を担って
いる人間にとって有用な細菌です。

この一人一人が持っている常在菌はその菌の種類やバランスの違いが見られ、
その違いが肌質の違いをもたらしている一因だそうです。

常在菌にも健康な素肌を作り出す菌(善玉常在菌)と肌トラブルの原因となる
菌(悪玉常在菌)があり、どちらも存在しています。菌の種類にはたくさんあ
り、たとえば悪玉菌ではニキビの原因になるアクネ菌やアトピー性皮膚炎に関
係する黄色ブドウ球菌などがあります。

健康な素肌をしている方は善玉常在菌が活発に働き、皮膚細胞の環境がたいへ
ん整っていて、水分、脂分のバランスが保たれ、悪玉常在菌の増殖を抑え、お
肌の健康を保ってくれているそうです。

さらに、細胞生まれ変わろうとする働きもスムーズなので、いろいろなケアを
しなくともシンプルケアだけで常に善玉常在菌が最良の状態で働いてくれてい
るそうです。

でも、健康な素肌の方でも、「私は善玉常在菌がいっぱいよ!」なんて意識し
ていないですよね。

逆に、潤いがなくガザガザだったり、トラブルが生じているお肌の場合、その
お肌では善玉常在菌がうまく働いていないか、育ちにくい環境にあることが考
えられるそうです。

善玉常在菌について特筆すべきは「バリアー機能」に関係する働きです。

まず、お肌の潤いの正体、皮脂膜(オイルシート)という天然のベールはご存
知でしょうか?

皮膚にある汗腺から出てくる汗と、皮脂腺から分泌される皮脂とが皮膚表面で
混ざり合い、天然クリームが作られます。
これが皮脂膜(オイルシート)です。

このクリームが外界の様々な刺激からお肌を守ります。
私たちの肌は日頃から、気温の変化や空気の乾燥、紫外線や雑菌、ダニやハウ
スダストなどいろいろな刺激にさらされているわけですが、この天然クリーム
がそれらの刺激から守り、有害なものの侵入を防ぎ、体内の水分量を保つとい
う、とても大切な働きをしています。

この働きを「バリアー機能」といいます。

しかし、ここで、よく考えてみて下さい。乳液なども水分と脂分を混ぜるため
に界面活性剤を使っていますが、本来、水分と脂分は分離して混じり合わない
ものですので、天然のクリームなんてできるはずありませんよね。

ところが、この善玉常在菌に秘密が隠されていたのです!

様々な研究の結果、この常在菌の出す代謝物が、汗と皮脂を乳化して混ぜ合わ
せ、天然のクリームを作り出すという大切な働きをしていたのです。

お肌のトラブルを改善し根本から健康なお肌にしていくには善玉常在菌をしっ
かり働かせていくことが大切ですね。

あなたのお肌もお肌の環境を整えて善玉常在菌を活発に働かせる環境をつくっ
ていけば、お肌本来の健康な素肌を保つことは可能です!”

お肌にとっていい汗かいて素肌美人に!

2001年7月13日

もう梅雨が明けたような暑さが続いて、夏本番!という感じですね。
暑い暑い夏といえば、いや0なものが思い浮かびませんか?
そう、汗です。

「汗をかくとべたついたり、テカリが・・・」「化粧が崩れるし・・・」

いろいろな理由があると思いますが、汗をかくことが好きと言う人はほとんど
いないのではないでしょうか?

1日中、エアコンが効いている部屋にいるという方も多いと思います。
冷房の効いた部屋でのんびり過ごすのは、それなりに快適なものですが、
「汗をかく」効能は忘れたくないものです。

特に、最近はエアコンなどで汗をかかない環境が整い、あまり運動しない生活
環境からも自律神経機能が低下して、日本人は確実に汗のかき方が下手になっ
ているそうです。

自立神経は睡眠、体温、血圧、ホルモンの分泌などをつかさどっています。
この機能が低下すると、お肌にとっていいはずがありませんよね。

では、いい汗とはどんな汗なのでしょう?

まず、汗には以下のような3つの種類があります。
・辛い味のものや、すっぱいものなどを食べたときに額や鼻などにかく汗。
 (味覚性発汗)
・暑い時や運動した時に体温調節のために体全体にかく汗。
 (温熱性発汗)
・緊張したり驚いたり興奮した時など感情の変化によって出てくる汗。
 (精神性発汗)

「精神的なものもお肌の状態に大きく影響します!」とお伝えしていますよう
に、精神性発汗はお肌にとってもよくありません。

お肌は弱酸性に保たれ、雑菌の繁殖を防いでいることはご存知だと思いますが、
精神性発汗による汗はアルカリ性で黄色ブドウ球菌やアクネ菌など雑菌が繁殖
しやすい環境になります。皮膚にいる常在菌の中のお肌にとってよくない雑菌
が悪い汗を餌として繁殖するのです。

しかし、精神性発汗でなくとも汗がアルカリ性で悪い汗をかいている方が多い
そうです。

お肌にとっていい汗とは、大切なミネラル分が汗とともに体外に排出されない
で、ほとんどが血液中に再吸収され、水分だけが排出されるようになっている
汗です。

ところが、汗をかかない生活をしていると、交感神経を鈍らせ、体の各器官が
正常に働かなくなり、汗腺の機能も鈍り、ミネラル分の再吸収がおこなわれず、
お肌作りに必要なミネラル分が水分と一緒に体外に排出されてしまいます!

悪い汗をかいて血液中のミネラル分を大量に出してしまうと、血液はこれを補
うため、体中の細胞からミネラル分を横取りしてしまい、細胞はミネラル不足
になります。

すると、お肌に影響が出てくるのは当然です。夏バテにもつながりますよ。

この汗は、普段から汗をかかない生活をしている人が、突然暑い場所に出た時
にかきやすく、大量な汗をかいてしまうことが多く、特有なにおいがあるそう
です。

良い汗をかくには1日数回暑い飲みものを飲んで高体温に保ったり、ウォーキ
ングなどの軽い運動をしたり、入浴する時は浴槽につかったりして発汗する習
慣をつけたり、エアコンをつける場合も設定温度は、外気温の5度以内にし
たりするといいそうです。良い汗をかいてお肌の環境を整えるように工夫する
ことが必要ですね。

あなたの汗はどうですか?

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