永久保存版-過去の特集一覧

Archives

色白な方は小ジワをつくりやすい?!

2001年11月2日

前回、皮膚生理学的には色黒肌のほうが丈夫だとお伝えしましたが、色白肌の方はどういう肌なのでしょう?

まず、色白の肌は“きめが細かく、透明感があり、見た目にも美しい”という
優れた特徴があります。ほとんどの女性が色白に憧れ、美白を求めるのはよく
わかりますよね。

しかし、長所があれば短所あり。色白の肌は年齢を重ねるにつれて、お肌の乾
燥が進みやすく、みずみずしさやはりを失って、小じわが目立ってくるという
大きな弱点があります。

これは、色黒の肌とは逆にメラニン色素の働きが弱く紫外線のダメージを受け
やすいことに起因します。

さらに、色白の肌はもともと皮膚が薄く、色黒肌の方に比べ皮脂や汗などの分
泌も少ないという特徴もあり、結果的に小じわをつくりやすい肌質ということ
になります。

特に、注意すべきなのは紫外線です。
こういった弱点をもった色白肌の方が、紫外線をたくさん浴びると取り返しの
つかないトラブルに発展するのはいうまでもありません。

表皮にメラニン色素を集めることで紫外線を吸収し、その害が皮膚の深部へ侵
入するのを食い止めるというお肌本来の機能がもともと弱いわけですから、紫
外線を浴びるとまず軽いやけどの状態になり、やがて黒くなってきます。

これを繰り返すうちに、お肌の弾力成分であるコラーゲンが変質してお肌は本
来の弾力を失いたるみが出て、さらに皮脂や汗など分泌が少ないため乾燥も進
み、カサカサと乾きがちになり、結果小じわをつくってしまいます。もちろん、
色素沈着をおこして、シミやソバカスの原因にともなります。

このように、色白の方が美しく日焼けするのは考えられないのです。
もって生まれた肌の色は無理に変えようとすべきではないということですね。

北欧の人々が色白なのは、日常メラニン色素が紫外線から肌を守る必要がない
からで、皮膚生理も人間をとりまく環境に合っていました。
今では、環境破壊が進みオゾンホールの影響で高緯度地方でも紫外線から身を
守る必要がでてきましたが。

また、色白の方のスキンケアでの注意点として、角質を取りすぎないことと、
とにかくお肌にやさしいケアをしていくことが大切です。

比較的薄い色白肌は角質を守ってあげないと、乾燥がますます進み、年齢より
早く老化を見ることになります。

そのために角質を必要以上に取りすぎないことが大切です。スクラブ洗顔やク
レンジングなどは避けるべきです。ピーリングなどお肌に刺激となるものも避
けましょう。色白の方は皮膚が薄いのでやはりお肌をいたわってあげないとい
けません。

角質の取りすぎに注意し、充分な水分補給とバランスの良い保湿をしていくこ
とが必要です。くすみなどから角質を取り去ることばかり考えていると逆にシ
ミや小じわなど思わぬトラブルを招くことになりますよ。

色黒な方のほうがシミ・くすみをつくりやすい?

2001年10月26日

今回はみなさん気になると思われる「肌の色」についてお伝えします。
ご存知の方も多いと思いますが、世界的に有名な国内シェアの約半分を占める
某文具製造販売会社は「はだいろ」という色名を廃止しています。

理由は「はだいろ」という呼び方が差別的との指摘が多くあったためというこ
とですが、なぜ「はだいろ」が差別になるのかは置いておくとして、「はだい
ろ」の代わりに採用されている色名をご存知でしょうか?

それは『ぺールオレンジ』です。

ペールというのは薄いという意味で、このことからも分かるように日本人の
「はだいろ」は「薄いオレンジ色」なのですね。

色には色相、明度、彩度の3つの要素がありますが、色相と呼ばれる色合いを
示す要素で見ても日本人の肌は橙を中心としたあたりに属しています。

でも、同じ日本人でも色白の方もいれば、小麦色の方もいらっしゃいますよね。
この違いは何なのでしょう?

これは「明度」で表されるのですが、明度とは物体表面の反射率が多いか少な
いかを表す尺度で明るさの度合いを示し、明度が高い色は明るく、明度が低い
色は暗くなります。通常日本人の方の肌は、明度5(小麦色)から明度8(色
白)の間に含まれます。

さらに、「彩度」という色の鮮やかさの度合いを表す要素があります。鮮やか
な色は彩度が高く、くすんだ色は彩度が低くなります。通常日本人の方の肌は、
彩度が3から5くらいの間に含まれ、数値が増えるにつれ肌が美しく澄んだ色
になります。

このように肌の色によって肌の美しさも左右されますが、よりキレイに見える
ようにするためファンデーションがあります。

ファンデーションには自分なりの美しさと他人が見て美しいと感ずる肌を創り
出すという大きな目的があります。そこで、ファンデーションと素肌の色です
がどのような色のファンデーションをつけるのがベターなのでしょうか?

様々な研究、モニター調査など資料をみてみると美しく見える色は、明度・彩
度は高く、色相は中心に近づく傾向のようです。

すなわち、素肌より明るく鮮やかでしかも赤味も黄味もないナチュラルな感じ
ということになります。

しかし、ファンデーションばかり気にするのではなく、基本は当然素肌の色で
すよね。お肌の色は季節や健康状態でによっても変化し、年齢が高くなると黄
味を帯びてくすむ傾向になります。最近、美白とよくいわれますがお肌の土台
をつくっているのはやはりお肌に負担をかけないやさしいスキンケアです。

紫外線をなるべく避け、お肌の負担を軽くしてなるべく刺激を与えないように
してお肌本来のキレイになろうとする回復力を導き出して、土台の素肌を明る
くしていくことがまず必要ですね。

肌の色― 日本人の肌は「薄みかん色」?!

2001年10月19日

今回はみなさん気になると思われる「肌の色」についてお伝えします。

ご存知の方も多いと思いますが、世界的に有名な国内シェアの約半分を占める
某文具製造販売会社は「はだいろ」という色名を廃止しています。

理由は「はだいろ」という呼び方が差別的との指摘が多くあったためというこ
とですが、なぜ「はだいろ」が差別になるのかは置いておくとして、「はだい
ろ」の代わりに採用されている色名をご存知でしょうか?

それは『ぺールオレンジ』です。

ペールというのは薄いという意味で、このことからも分かるように日本人の
「はだいろ」は「薄いオレンジ色」なのですね。

色には色相、明度、彩度の3つの要素がありますが、色相と呼ばれる色合いを
示す要素で見ても日本人の肌は橙を中心としたあたりに属しています。

でも、同じ日本人でも色白の方もいれば、小麦色の方もいらっしゃいますよね。
この違いは何なのでしょう?

これは「明度」で表されるのですが、明度とは物体表面の反射率が多いか少な
いかを表す尺度で明るさの度合いを示し、明度が高い色は明るく、明度が低い
色は暗くなります。通常日本人の方の肌は、明度5(小麦色)から明度8(色
白)の間に含まれます。

さらに、「彩度」という色の鮮やかさの度合いを表す要素があります。鮮やか
な色は彩度が高く、くすんだ色は彩度が低くなります。通常日本人の方の肌は、
彩度が3から5くらいの間に含まれ、数値が増えるにつれ肌が美しく澄んだ色
になります。

このように肌の色によって肌の美しさも左右されますが、よりキレイに見える
ようにするためファンデーションがあります。

ファンデーションには自分なりの美しさと他人が見て美しいと感ずる肌を創り
出すという大きな目的があります。そこで、ファンデーションと素肌の色です
がどのような色のファンデーションをつけるのがベターなのでしょうか?

様々な研究、モニター調査など資料をみてみると美しく見える色は、明度・彩
度は高く、色相は中心に近づく傾向のようです。

すなわち、素肌より明るく鮮やかでしかも赤味も黄味もないナチュラルな感じ
ということになります。

しかし、ファンデーションばかり気にするのではなく、基本は当然素肌の色で
すよね。お肌の色は季節や健康状態でによっても変化し、年齢が高くなると黄
味を帯びてくすむ傾向になります。最近、美白とよくいわれますがお肌の土台
をつくっているのはやはりお肌に負担をかけないやさしいスキンケアです。

紫外線をなるべく避け、お肌の負担を軽くしてなるべく刺激を与えないように
してお肌本来のキレイになろうとする回復力を導き出して、土台の素肌を明る
くしていくことがまず必要ですね

乾燥肌の方のスキンケアはこれ!

2001年10月12日

先週、乾燥対策について早め早めのケアが大切だということをお伝えしまし
た。
今回は具体的な乾燥ケアについてお伝えしたいと思います。

具体的なお手入れの方法としては、とにかく水分をたっぷり与えて、それをキ
ープ!当たり前のことですがこれが重要なのです。

もちろんその前に洗顔が大切なのはいうまでもありません。今までの洗顔料で
つっぱる方は純石鹸主成分で保湿成分を含んだマイルドタイプの洗顔料に変え
てみましょう。汚れと古い角質をしっかり落として、お肌に必要な潤いは残す
という上手な洗顔をすることが大切です。

お肌がキレイになったところで、すぐに水分補給!一般に化粧水の成分で一番
多いのは『水』です。いい『水』にこだわり、保湿力の高い天然有効成分をふ
んだんに使った化粧水でしっかり水分補給しましょう。

化粧水をつけるときは手で優しくパッティングすると水分が角質層に浸透しや
すくなりいいですよ。テレビでも見ながら20030秒すれば、お肌がひんやりし
て十分しっとりします。そして、美容液を適量、手のひらにとり顔全体に、こ
すらないように広げ優しくしみ込ませましょう。

とにかくあれこれつけ過ぎないことが大切です!
スキンケアの基本の1つは油分を必要以上に与えすぎないことです。

「お肌が乾燥しているかな?」と思えるときは、皮脂を出す力やお肌の回復力
などお肌本来の力がおとろえないよう、上手にケアしていきましょう。

さらに、パウダーファンデーションは角質水分の一部を吸収することがありま
す。
お肌が乾燥ぎみの方は、時間が経つにつれ肌色がくすんだり、つやや張りを失
なってしまい、老けた印象を与えてしまうこともあります。お肌が乾燥ぎみの
方はパウダーファンデーションよりもリキッドタイプがおすすめです。

また、乾燥肌の方は部屋の湿度にも気を配りましょう。

近年、私たちを取り巻く生活環境は高気密高断熱化し、冬は暖房、夏は冷房と
いうように低湿度化が進んでいますが、角質層のバリア機能が低下している乾
燥肌の人にとって、乾燥環境は好ましくありません。ますますお肌の乾燥が進
んでしまいます。

さらに、乾燥したお肌に紫外線は傷口に塩を塗りつけているようなものです。
秋でも冬でも、紫外線には引き続き要注意です。

お肌の乾燥も個人の生活環境が大きく反映します。遺伝的因子もありますが、
皮膚の乾燥を助長するような外的要因を生活環境からなるべく少なくしていく
ことがスキンケアには必要です。

この時期を乗り切るとお肌はだんだん寒さに慣れて落ち着いてきます。
乾燥でお悩みの方も悲観しないで気長に楽しくお手入れしていきましょう。

乾燥肌対策!ポイントは『角質層』です!”

2001年10月5日

秋は行楽シーズンで、秋晴れはきもちいいですよね。
秋の移動性高気圧は気温もちょうどよく空気も乾燥していますので行楽やスポ
ーツにはもってこいですが、お肌にとってはいいとはいえません。

そうです、乾燥シーズンの到来です!
お肌の乾燥は紫外線同様、お肌の大敵です。

乾燥対策についてお伝えする前に、健康なお肌を作りをするためにお肌につい
て詳しく知っておきましょう。

まず、皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層で構成されています。
最も外側の手で触られる部分が表皮、皮膚のハリや弾力をつくるのが真皮、そ
して脂肪のある皮下組織。ここまでが皮膚です。

特に、表皮は基底層、有棘層(ゆうきょくそう)、顆粒層、透明層、角質層と
呼ばれる5層の表皮細胞からできており、基底細胞は定期的に分裂し、次第に
外側へと押し上げられていくことがわかっています。これを細胞の分化といい、
基底細胞の分化の最終目的は『角質層』を作ることです。

この『角質層』のうるおいが保たれていれば、お肌は本来のみずみずしく美し
いものになります。

角質層は表皮細胞に由来するケラチン、脂質、アミノ酸などから構成され、角
質に含まれる水分量は個人差がありますが30%前後です。この水分量が不足
するとお肌がカサカサと乾燥してしまいます。

お肌が乾燥する背景にはニキビ同様様々な要因があります。
特にこれから冬に向け、空気が乾燥すると皮膚から蒸発する水分が増えるとと
もに角質の水分量が減少しやすくなります。

さらに気温が下がり新陳代謝が低下してくるとますます皮膚からの水分喪失に
拍車がかかってしまいます。

すると、角質層のバリア機能の低下が生じ、外からの様々な刺激が入りやすく
なり、肌トラブルへとつながっていきます。

以前のマガジンでもお伝えしていますが、毎年夏の終わり頃から「乾燥に備え
ましょう!」とお伝えしているのはこのためです。

「まだ、冬のように乾燥しないのでスキンケアは簡単にしても大丈夫」という
ような思い込みは禁物です!怠ると本当に肌トラブルがでてきますよ。

もう一言いいますと、少しでも乾燥症状が出始めてしまうとたいへんです。早
めにフォローケアしておかないと、空気の乾燥とともにどんどん乾燥症状が進
んでしまい、悪循環に陥りますよ。

お肌が乾燥してるなぁと感じる前に、早め早めのケアを実行することがお肌を
乾燥から守り美しく保つカギです。

殿堂入りメルマガ
メルマガ購読・解除(無料)
 
  • top_ts_350_135
  • 7万人の声から生まれたニキビ石鹸