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皮脂脂性対策、オイリーケア

2004年5月14日

皮脂の分泌量は春を境に増えてきます。

そのためテカリや黒ずみ、脂浮きがする、化粧がくずれやすくなるなど
皮脂の過剰分泌に関するトラブルが増えるのも軒時期です。

特に皮脂量の変化だけで考えると、秋もまた過渡期と考えられますが、
この時期が秋と決定的に違うのは、気温の変化です。

秋は冬に向け皮脂の分泌機能が衰えていきますが、これは活発だった
機能が衰えていくため比較的スムーズにいきます。

しかし、皮脂分泌の低迷している冬から最も活発になる夏にかけての
分岐点ともいえるこの時期は、お肌にとって皮脂分泌のウォーミング
アップ期間なのです。

鈍っていた機能がスムーズに働き出すまでには少し時間が必要なのです。

さらに5月病の季節。環境の変化に伴う精神的なストレスもホルモンの
バランスを崩し、それはお肌にも少なからず影響するそうです。

この時期、様々な環境の変化にお肌は敏感になっています。
肌荒れなど皮脂トラブルが起こるのもそんな理由から。

では、どのように皮脂トラブルを防止していけばいいのでしょうか?

皮脂トラブルの予防は正しい洗顔からはじまります。
貴方の洗顔方法は間違ってないですか?

トラブルからお肌を守る方法は汚れをやさしくそしてしっかり落とすことです。
もう一度正しい洗顔についてチェックしてみましょう!

特に洗顔についての重要なポイントを書いておきますね。

 ・洗顔料の泡立てはじゅうぶんか。
 ・洗顔時間は長過ぎないか。(お肌に泡をのせる時間は30秒以内)
 ・なで洗いしているか。お肌をこすっていないか。
 ・じゅうぶん流水ですすいでいるか。(少なくとも10回以上)
 ・水滴をとる際、タオルでこすっていないか。

これらは当たり前のようですが、意外にできてないことが多いですよ。
スキンケアは洗顔から始まります。
もちろん、洗顔後の水分補給と保湿もお忘れなく。

また、体温は気温の変化に合わせて変化し、1日のうちでも日中の
体温は高くなっています。

体温が高いときは皮脂の分泌量も増えていることは容易に推測できます。
皮脂が増えると汚れを付着しやすくなっているということ、皮脂はお肌の
上では506時間程度で過酸化脂質化するということを頭に入れておき、
化粧直しで皮脂を取り去りお肌を整えましょう。

皮脂トラブル

2004年5月7日

  『30歳を過ぎているのに肌がオイリーで悩んでいる。』
  『小鼻の周りの黒ずみ、角栓が目立っている。』
  『春から夏はとてもオイリーで化粧が崩れやすい。』
 
このようなお悩みが増えてきていますが、みなさんはどうですか?

先週のマガジンで、皮脂膜の重要性はお分かりいただけたかと思い
ますが、上記の悩みの原因は皮脂膜を構成する皮脂の分泌量です。

しかし、皮脂を分泌する皮脂腺は体のどこにでも、一定量あるという
わけではありません。

たくさんあるのは、鼻のまわり、額、頭、胸などです。ここは皮脂の分泌
密度が高く、また皮脂腺自体も大きいため、皮脂がたくさん分泌されます。

お顔の中ではいわゆるTゾーンで、また、Uゾーンといって耳からアゴに
かけても意外と皮脂の分泌が多く、ニキビでお悩みの方が多い部位です。

反対に皮脂腺が少ないのは、脛(すね)。頭や顔の皮脂腺が1c?あたり
平均200前後あるのに対し、すねには10030程度しかありません。

さらに、手の平と足の裏に皮脂腺はまったくありません。これを知ると合成
洗剤による主婦湿疹が手にできやすいことがよくわかりますね。

また、思春期頃から皮脂腺が急に発達し、皮脂の分泌が活発になります。
そのため、思春期にニキビでお悩みの方が増えます。

そして、年齢が高くなるほど皮脂の分泌は減少します。
女性の場合、もっとも盛んなのは思春期から20歳代でそのあと30代、40代
になるに減少の一途をたどると思われがちですが、皮脂の分泌が減ってく
るのは40代以降になってからで、40代までは一般的に皮脂の分泌は活発
です。

さらに、何らかの影響で皮脂が必要以上に分泌されることがあります。

特に夏場や季節の変わり目に皮脂分泌が盛んになるという人は多いよう
です。

気温が低く乾燥した秋から冬にかけ、皮脂の分泌が少なくなりますが、
そのために秋口から皮膚がカサカサする方や、かゆみを訴える方が
急増します。

このように、テカリや黒ずみ、脂浮きがする、化粧がくずれやすくなるなど
皮脂の過剰分泌に関するトラブルは、年齢や環境の変化に影響される
ことが多いです。

夏に向けてオイリーケアには十分注意が必要ですね。

オイリーなのにカサカサ?!

2004年4月30日

気温が高くなるにつれ、「お肌がテカる・・・」「化粧が崩れる・・・」「ニキビ
や吹き出物ができやすい・・・」など、お肌がべたついたり、オイリーになる
ことが多いですよね。

また、その逆にエアコンなど空調による乾燥もあり、オイリ-なのにカサカサ
して、どのようにケアをしたらいいかわからない!などの、ご相談いただく
ことが多くなります。

このように、お肌の脂っぽさやカサカサ。原因はなんでしょう?

大きく関係しているのが、皮脂膜です。

皮脂膜は皮脂と汗から成り立っていますが、皮脂は毛嚢に開口する脂腺
から皮膚表面に分泌されます。皮脂は毛穴にそって皮膚の表面に出て
くるというわけです。

これと、エクリン汗腺の水分(汗)とが混じり合ってお肌の表面に保護膜を
つくり、外的刺激から素肌を保護します。これが自分だけのオリジナル
天然クリーム(皮脂膜)です。

私たちのお肌は日頃から、気温の変化や空気の乾燥、紫外線や雑菌、
ダニやハウスダストなどいろいろな刺激にさらされているわけですが、
この皮脂膜がそれらの刺激から守り、有害なものの侵入を防ぎます。

さらにこの皮脂膜は、皮膚から水分が蒸発するのを防ぎ、うるおいを
保ちながら、皮膚表面の柔軟性を保持する役割を果たします。
この働きを「バリアー機能」といいます。

しかし、ここでよく考えてみて下さい。乳液なども水分と脂分を混ぜる
ために界面活性剤を使っていますが、本来、水分と脂分は分離して
混じり合わないものですので、皮脂膜という天然のクリームなんて
できるはずありませんよね。

その秘密が、皮膚常在菌に隠されていたのです!

様々な研究の結果、皮膚常在菌の出す代謝物が、汗と皮脂を乳化して
混ぜ合わせ、皮脂膜を作り出すという大切な働きをしていたのです。

お肌には常在菌といって、呼んで字のごとく、常に菌が存在しています。

え0!とお思いの方がいらっしゃるかもしれませんが、これは紛れもない
事実です。どんな方のお肌にも存在し、病原菌の侵入や増殖を抑える
役割を担っている人間にとって有用な細菌です。

この一人一人が持っている常在菌はその菌の種類やバランスの違いが
見られ、その違いが肌質の違いをもたらしている一因だそうです。

常在菌にも健康な素肌を作り出す菌(善玉常在菌)と肌トラブルの原因と
なる菌(悪玉常在菌)があり、どちらも存在しています。菌の種類には
たくさんあり、たとえば悪玉菌ではニキビの原因になるアクネ菌やアトピー
性皮膚炎に関係する黄色ブドウ球菌などがあります。

健康な素肌をしている方は善玉常在菌が活発に働き、皮膚細胞の環境が
たいへん整っていて、水分、脂分のバランスが保たれ、悪玉常在菌の増殖を
抑え、お肌の健康を保ってくれているそうです。

素肌環境を整えるように作られた基礎化粧品でしっかり善玉常在菌を活性
化させ、皮脂膜を作り出すスキンケアすることが必要ですね。

皮脂膜について、続きは来週お伝えします。

肌荒れを起こしやすい春の不安定肌

2004年4月23日

毎年この時期になると、お肌の調子がよくない方いらっしゃいませんか?
春のお肌は誰もが不安定な状態です。

弊社のご相談・問い合わせの中で、春の3大トラブルは何でしょう?

答えは、第1位『ニキビ・吹き出物』、第2位『肌荒れ』、第3位『敏感・乾燥』。

お肌は気温の変化に合わせて変化し、外的刺激から身体を守る役目をして
います。春先は三寒四温といわれるように、寒い日と暖かい日が交互に
来ながら気温の急激な変化をくり返し暖かくなっていきます。

この気温の変化にお肌の機能が対応しきれずに身体が敏感になり起こる
トラブルがほとんどのようです。

さらに、日ごとに強くなる紫外線や様々なダメージ、花粉やホルモンバランス
の乱れなど、いろいろな条件によってお肌が敏感になりトラブルが起こり
やすくなります。

それに加えて、春は入学・就職など生活環境の変化も多く、ストレスが
たまり、抵抗力が低下がちですよね。

その他トラブルの原因がいっぱいあります。
お手入れはいつも以上にしっかりとしましょう。

特に、春のお肌の大敵は「汚れ」。

暖かくなるにつれ、皮脂や汗の分泌が盛んになります。
すると、お肌にほこりや細菌がつきやすくなり、肌荒れやニキビといったトラ
ブルを引き起こしやすくなります。

風が吹く日が多い春はほこりや花粉がまっています。皮脂分泌の盛んな
お肌に付着したこれらの汚れを正しい洗顔でやさしく落とすことが大切です。

この時期、肌荒れは正しい洗顔で防ぐと考えて下さい。
最近よくある洗顔フォームなど弱酸性洗顔料はお肌がつるつるになった
ような感じがしますが、これは洗浄力が弱く汚れが十分に落ち切れて
いなかったり、洗顔料自体がお肌に残っている場合があり、ニキビや肌
荒れなどにつながりかねません。

日本の水では純石鹸など弱アルカリ性のものが泡立ちがよく、汚れもよく
おちます。洗顔料については下記のバックナンバーを参考にして下さい。
こちら→ https://md-primaryinc.sakura.ne.jp/primaryinc.co.jp/book/04-10.html

また、気温の上昇ともに活発になっているお肌の変化に気づかずにいつま
でも冬にあわせたケアを続けているのもお肌の調子を狂わせます。

前述のように春先は気温が徐々に上がるのではなく、寒い日と暖かい日が
交互に来ながら気温の急激な変化をくり返し暖かくなる・・・といった具合。

その日のお肌が乾燥気味か脂っぽいかを把握し、その日のお肌に合わせた
スキンケアを行うことが、不安定な春のお肌に対処するベストな方法です。

お肌がカサカサしたり、部分的に脂っぽいなぁなんて感じている方、今日から
自分のお肌と対話しながらスキンケアしてみましょう。

引き締めスキンケア

2004年4月16日

少しでもキメを細かく見せるために次のようなスキンケアがおすすめです。

まずは、正しい洗顔でお肌の表面をいつも清潔な状態にしておくことを
心掛けましょう。

特にオイリーな人はそれだけでもキメが粗く見られがちですので、丁寧な
洗顔で余分な皮脂を取り除いておくことが必要です。

この時期お肌が疲れ弱っている場合が多いので、洗顔料はやさしく
落とせる弱アルカリ性タイプのものをおすすめします。古い角質を無理なく
落としてくれます。洗顔ネットなどを使ってしっかり泡立てるのがポイントです。

また、たっぷり泡立てた洗顔料が手と顔の間にあるという感じで20秒
以内の短時間でなで洗いをおすすめします。どんなに優しい洗顔料でも
お肌に長くつけておくと負担になります。

丁寧に洗顔しないといけないといって、時間をかけて洗顔する方が
いらっしゃいますが、『丁寧』の意味を取り違えてしまわないように。

また、古い角質を落とそうと、スクラブタイプの洗顔料やクレンジング、
ピーリング等、強引なお手入れをされる方がいらっしゃいますが、
日本人の肌はとてもデリケート。さらに、この時期のお肌はとても
敏感なのをお忘れなく。

オイリーな方だけでなく、ニキビや吹き出物の跡が残っていると、
年齢とともにその跡がもっと目立って、キメも粗くなってきますので
要注意です。

大きな吹き出物を作ってしまう前に洗顔をしっかり行いましょう。
もちろん、根本から肌質を改善しておくことが大切です。

そして、洗顔後は収斂作用のある化粧水を使用して肌を引き締めましょう。
収斂作用のある化粧水はキメを整える働きがあります。

皮脂や汗の分泌を抑え、化粧崩れを防ぐのはもちろん、お肌にみずみず
しいうるおいを与えます。
(弊社リフレッシャーローションはこの収斂作用もあります。)

また、化粧水をつける際は軽くパッティングすると効果的。
化粧水の収斂作用をより高め、お肌をキュッと引き締めます。

そして、最後はその水分をしっかりお肌に浸透させうるおいを保つため
にオイルフリーの美容液でしっかり保湿されることで、細胞を長時間
みずみずしく保ち、キメをふっくらと整えさせます。

キメの細かいことが美しい肌の条件の一つです。
このようにキメを整えるためには、良く考えられたお肌にやさしく自分に
あった基礎化粧品を長期的に正しくご利用いただくことが大切ですね。

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