アトピー性皮膚炎でお悩みの方や敏感肌や肌荒れでお悩みの方が
6月09月にかけて悪化して困っているというご相談をよくお受けします。
これらのトラブルが悪化しがちなのは、汗が原因であることが多いよう
です。しかし、原因は汗だけとはいえないようです。
それが、紫外線です!
この時期は紫外線がとても強く紫外線をカットすべく日焼け止めを毎日ご
利用されていると思いますが、アトピーや敏感肌で肌荒れを起こしていらっ
しゃる方に日焼け止めはおすすめできません。
というのは、日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤や紫外線散乱剤などは
お肌に負担が大きくアトピーや肌荒れをひどくしてしまうことがあるからです。
アトピーや肌荒れ等でお悩みの方は、日焼け止めを利用せずに、日傘や
帽子、サングラスなどで紫外線をカットし、紫外線が強い時間帯はなるべく
外出しないなど紫外線をなるべく浴びない工夫を怠らないようにすることが
必要です!
しかし、これらを実行しても紫外線を100%カットすることはできませんよね。
ですので、その後のフォローが大切になります。
もちろん、日焼け止めを使用した場合も同様ですよ。100%カットすることは
できませんよ。
生体は、紫外線などの外的刺激に対し防御反応としてメラニンを生成し体を
守ります。しかし、その後、これを修復して元に戻そうとする生理反応を誘発
します。
この反応を「恒常性維持機能」と呼びますが、スキンケア化粧品で皮膚
の持つこの機能を正常に働かせる、つまり恒常性維持機能を正常に
機能させることが、結果として健康で美しい肌の維持・回復につながっ
ています。
また、化粧品にフォーム状、ジェル状のものがありますがこれらは一般的に
その状態にするための基材が使われ、比較的お肌に負担が大きいことが多い
ため、アトピーや敏感肌の方、お肌の弱い方のご利用はおすすめできません。
お肌に負担の大きい化粧品を長期間利用することによりその負担は蓄積され、
塵も積もれば・・・ということになります。
また、乳液やクリームなども溶剤が入っているものが多いのでお肌が敏感な
方はご注意下さいね。
このようにアトピーなどでお肌が敏感になっている方はできるだけお肌に
負担をかけないようにして素肌本来の力を引き出すことが大切です。
大人にきび対策として、表示指定成分のはいった化粧品はもちろん
オイルの入った化粧品などは最低限、使用しないようにしましょう。
オイルが含まれている化粧品を使うことで毛穴がふさがり、にきびを
引き起こしやすくなったり、表示指定成分が触れるとにきびがもっと
ひどくなったりします。
特にニキビ対策の基本は洗顔です。
洗顔では弱酸性のものが増えていますが、洗顔料がお肌に残ってにきび
につながっているというケースもあるようです。弱酸性は欧米の化粧品
メーカーの考え方です。イキイキ素肌マガジンバックナンバーの第1回を
ご覧下さい。 https://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000031249
さらに、シャンプーの香料や指定成分がお顔に残ったりして雑菌が発生し、
ニキビのもとになることもあります。神経質になる必要はありませんが
シャンプーも無添加のお肌にやさしいものにすることをおすすめします。
また、普段の生活面でも気をつけるべき点があります。
日常生活で気をつけてほしいのは、
(1)触ったり、余計な刺激を与えない。
(2)バランスの取れた食生活をする。
(3)できるだけ早寝早起きをする。
(4)ストレスをためない。
この4つです。
普段の生活の中で、癖でニキビをさわったり、その付近をさわったり、髪が
触れたりすると、アクネ菌や雑菌がついて、それが繁殖し、ニキビにつな
がっているというケースも多いです。
本人は触っていないと思っているのに無意識のうちに触っていることも
多いですよ。夜、寝ているときに触っていることもあります。綿の手袋を
して寝るのも1つの手です。
また、洗顔のとき擦ったりといった外部からの刺激があると、毛穴が
ふさがりやすくなりニキビができやすくなります。
食生活では糖分やアルコールは体内で中性脂肪に変えられ皮脂の分泌に
つながります。お肌も食事からつくられていますので、インスタントなどでは
なくバランスのよい食事を心がけてくださいね。
そして、夜更かしや寝不足、不規則な睡眠をとると、皮膚はアブラっぽく
なって毛穴に皮脂がたまり、ニキビが出やすくなりますので早寝早起きを
心掛けましょう。
その他、ストレスをためない。枕の上に清潔なタオルを引いて寝る。
タオルは毎日交換する。シーツや布団も襟口をタオル等で保護し、できる
だけ毎日交換する。などなど。気をつけるべき点はたくさんあります。
ニキビはぱっと治るということはありません。でき方が徐々に少なくなって
いるとうまく改善しているといえます。日常生活にも気をつけ、根気強く
ケアを続けてくださいね。
ニキビは表面だけ治しても根本から治さないといつまでも繰り返してしまい
ます。
日常生活にも気をつけトラブルが改善しやすい身体をつくっていきながら、
スキンケアでもとにかくお肌に負担をかけないようにしてお肌の自然治癒
力を高めるよう、やさしいケアを心がけましょう。
今年は例年よりも早く梅雨に入った地方もありますが、これからの季節、
徐々に気温が上がるとともに湿度も上がっていき日本独特の蒸し暑い
環境となります。
こう蒸し暑いとにきびや吹き出物といったトラブルが発生しやすくなります
よね。
皆さんはどうですか?突然にきびが出たりこんな年になってニキビが出る
なんて。。。といった経験はありませんか?
特に最近、思春期を過ぎた大人のにきびでお悩みの方はかなり多いですよ。
“にきびは思春期のもので20歳をすぎたら吹き出物よ。脂っこい物を食べ
たりしてない?クリーム類でケアしてるんじゃないの?”
なんて話、よく耳にしますが、にきびと吹き出物は同じものです。
思春期を過ぎたにきびは思春期のものとどこがどう違うかというと、個人差は
ありますが20歳を過ぎてもできるにきびは「大人にきび」といわれ、皮脂
分泌が活発すぎてできる思春期のにきびと区別されて、ストレスやホルモン
バランス、そしてスキンケアなどいろいろな要因が絡み合い原因となって
いるようです。
ですので、特に脂性でなくともにきびでお悩みの方はたくさんいらっしゃい
ますし、一度できるとなかなか治りにくく、フェイスラインや首筋、あごなど
にもできるといった、やっかいな傾向があります。
さらにこれからの時期、汗をかく機会が多くなり、それにともなって皮脂の
分泌が盛んになり、にきびにつながりやすくなります。
また、紫外線を浴びることにより、その防御反応として角質が厚くなったり、
エアコンによる乾燥などで、皮膚の角質層が硬くなることで毛穴が開きに
くい状態になります。
だれもが皮脂を分泌する能力は基本的に持っているので、その皮脂が毛穴
から出られず、中で詰まってしまってにきびになってしまうという事もあります。
ただ、にきびは皮脂が毛穴につまって炎症をおこしたものと思っている人が
多いようですが、それは間違っています。
「にきび」のできるメカニズムは、次のとおりです。
ストレスなどによるホルモンバランスの異常や発汗等、様々な要因で皮脂の
分泌が活発になったり、メイクや紫外線、エアコン等により毛穴がふさがれる
ことにより毛穴にアクネ菌やブドウ球菌など細菌の増殖を招きます。
そして、そのアクネ菌やブドウ球菌など細菌が養分を分解し、その代謝物に
よってアレルギー反応や炎症を引き起こしたのが化膿した赤い「にきび」です。
すなわち、皮脂のつまりだけならにきびにはならないのです。
アクネ菌は脂肪を好み、酸素の少ない条件下でよく増殖し、皮脂で詰った
毛穴はアクネ菌の増殖に絶好の環境になります。ですので梅雨時期の
にきびトラブルには十分な注意が必要です。
これから気温が高くなるにつれ、皮脂の分泌量が増してくるため、
化粧直しや皮脂ケアについてご相談を承る機会が多くなります。
梅雨時期から使用量が多くなる脂とり紙ですが、気になるのが摩擦です。
皮脂を取り除くのはいいのですが、どうしても使う際についこすってしまい、
お肌に負担をかけてしまうことが多いですよね。
毛穴の中に油分や汚れを押し込んでしまう可能性も考えられますし、
必要以上に何回も使っていると、逆に刺激になってしまいます。
お肌に刺激を与えるとお肌の老化を早めることになりますよ。
脂とり紙をご利用の際は、抑えるようにして、こすったり、押しすぎたり
しないように注意しましょう。
プライマリーをご利用の方にはリフレッシャーローションを使ったスペシャル
ケアテクニックをおすすめしています。
というのは、脂とり紙は皮脂がつくと透明っぽくなり、とれているような
気がしますが、皮脂を充分には取りきれていないのです。
余分な皮脂を取るのでしたらティッシュのほうがよく取れておすすめです。
ただ、ティッシュを使う場合もお肌をこすらないように注意してくださいね。
ローションを顔から30cmくらい離した位置からスプレーして、その後
ティッシュを顔にのせて、そのままやさしく指で押さえるようにするか、
ティッシュの上を指で滑らせるようにします。こちらの方がお肌への
負担が軽くなります。
プライマリーの基礎化粧品にはオイルが含まれていませんので、メイクの
上からつけても化粧崩れしないので大丈夫です。さらにリフレッシャー
ローションでしっかりケアするとお肌の環境も整えることができます。
また、ローションは、冷蔵庫などに入れておくとケアする際にひんやりして
気持ちいいですよ。さらに冷たいので肌の引き締めにも効果的です。
さらに皮脂や汗の分泌が多くなると雑菌も繁殖しやすくなり、汚れも付着
しやすくなることから、お肌も疲れがちに。
こんなときは、フェイスマスクによる保湿パックがおすすめです。
ただし、クレイタイプのパックはお肌に負担が大きいためおすすめできません。
フェイスマスクがなければ、市販の顔型マスクにローションなどをつけて
パックするのもいいですね。
週に一度、スペシャルなケアでお肌の疲れをとって素肌環境を整えてあげ
ましょう。
この時期、お肌が不安定なせいか、たくさんのご質問を承っております。
特に、新社会人やスキンケア化粧品を本格的に始められた方から化粧
品の基本的な使い方について同じようなご質問を多く承っておりますが、
間違った使い方をされている方がいらっしゃいますので、一部ご紹介
いたしたいと思います。
まず、『化粧品に触れる前に手を洗うこと。』
お手入れする前は必ず洗顔からされると思いますので手を洗っていると
思いますが、化粧直しの際も手を必ず洗ってからにしましょう。
手はいろいろな物に触れているうえ、皮脂や汗を分泌しています。
そのまま美容液やファンデーションをつけるなんて、汚れを混ぜている
ようなものです。
余計な肌トラブルを防ぐためにも、化粧品に触れる前にまず、手を洗う
習慣をつけましょう。
これだけでもちょっとしたニキビや吹き出物、肌荒れなどなど、ずいぶん
肌トラブルは少なくなるはずです。
次に、『洗顔の際はまずお顔を軽くすすぐこと』
洗顔の際、顔を湿らさずにいきなり洗顔料をつけている方もいらっしゃる
ようですが、そんなことをするとお肌に大きな汚れをつけたままお肌の上で
その汚れを転がすようになるため、お肌に刺激となりかねません。
洗顔の際は、まず顔をすすいでからたっぷり泡立てた洗顔料をお顔に
のせましょう。
次に、『容器から一度出したら戻さないこと』
中身がドボッと出てしまった!化粧品を使うときによくあることですが、
そんなとき、つい容器に戻したくなりますよね。
もったいないけれど、これはやめて下さいね。
一度手に出したら当然汚れますし、空気に触れただけでも品質は変化
しやすくなります。
また、戻してしまうと雑菌によって容器の中の化粧品までが汚染され、
品質が変化してお肌に有害な物質ができ、肌トラブルにつながるケースも
あるようです。
化粧品は生鮮食品と同じと考え、腐ることがあるということを頭に入れて
使用することが大切ですね。
出しすぎてしまったら、首筋や手足などボディーに塗ると無駄にはなりま
せん。普通にケアして余ったものを首筋や手足などにつけるのも効果的です。
容器には絶対戻さないようにしてくださいね。