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冬の乾燥肌対策

2005年1月14日

冬は気温・湿度が低くなり、お肌が乾燥しやすい過酷な環境そのものです。
過酷な環境のため、血行が鈍って新陳代謝がスムーズでなくなり、
お肌の潤いを保つのはかなり困難な状態にあります。

1)お顔では目元や口元の皮脂が少なく、かさつきやすい。
2)年齢とともに代謝が悪くなるとお肌は乾燥気味に。
3)居住空間の機密性が増し空調が整備され乾燥が進む。

以上のような傾向がありますが、特にお肌の油分と水分のバランスが崩
れると乾燥の症状がでてきます。油っぽいのにカサつくという人がいますが、
これは皮脂量が十分であっても、水分量が不足しているためなのです。

では、乾燥肌対策として、どうしたらいいのしょうか? 

乾燥対策の基本は水分補給です!

乾燥している部分のお手入れは?といえば、化粧水でたっぷり水分を与え
しっとりやわらかくさせながら、美容液などを使って保湿し、うるおいを補って
いく方法になります。

ただ、間違ったケアをされている方がいらっしゃいます。それは水分補給を
せずに保湿ばかりするケアです。お肌が乾いた状態で保湿しても乾いた
状態を保つことになります。

うるおいの不足したお肌に必要なのはまず水分。保湿前にしっかり水分補給
しましょう。

また、この時期間違った洗顔をするとお肌は乾燥に傾きます。
洗顔料ではお肌にやさしい純石鹸主成分のもの(弱アルカリ性洗顔料)が
お勧めです。

ただし、純石鹸にも脱脂力が強いものがあります。純石鹸主成分でオイルで
はない保湿成分を配合した皮脂をとり過ぎないで、お肌に必要な潤いは残す
ように調整された洗顔料をおすすめします。

洗顔と、水分補給を行った後は、しっかり仕上げの保湿を!

保湿といえば、すぐに乳液やクリーム!と思いがちですが、ご注意を!
乳液やクリームにはオイルが必ず含まれていますので、お肌に負担となり、
使い続けていくうちにオイルの過酸化脂質化によるくすみ、シミ、にきびなど
肌トラブルにつながりやすいので、お肌が敏感な方にはおすすめできません。

保湿成分はオイルのようなお肌にふたをするようなものではなく、コラーゲンや
ヒアルロン酸のように自らに水分を保持する力を持つお肌に近いお肌になじみ
やすい成分がおすすめです。

そして、極端なダイエットや偏食には要注意!
極端なダイエットや偏食も、肌を乾燥させる要素。皮膚に十分な栄養素がと届
けられなくなるため、お肌はハリとみずみずしさを失い、乾燥して弱まってくるの
です。日常生活もお肌に優しいものにすることが必要です。

第一印象お肌は口ほどのものを言う”

2005年1月7日

突然ですが、皆さん 初めて人に会ったときにその人の第一印象をどこで判断しているでしょうか?

人は一瞬のうちに多くのところを見るそうです。アメリカの心理学者の
実験結果にメラビアンの法則というものがあります。

それによると、視覚的な見た目が55%・言葉づかいや話し方が45%で
第一印象は決定されるという結果になっています。

すなわち、話さないのであれば、100%見た目で印象は決定付けられる
ということです。

しかも、その人の第一印象を決定するのは一説では数秒という話もあります。
とにかく瞬時のうちに判断されるのです。そしてその人の印象を変えたいと
思っても数年かからなければ変えることは難しいと言われています。

では、お肌にトラブルが出て、カサカサしてくすんでいる人の第一印象は
どうでしょう?

お肌が汚いというだけで異性やビジネスなどにおいて、相手にネガティブな
印象を与えてしまっているのでは?男女を問わず、今や“お肌”はファッショ
ンの一部。トータルなビューティーを考えなければいけない時代なのです。

「目は口ほどにものをいう」と言いますが、目に劣らず「お肌も口ほどにもの
をいう」といっても過言ではありません。

しかし、年齢を重ねてシミ、シワ、たるみなどお肌の老化現象が表面化し
たり、ニキビ跡や毛穴の開きなどのトラブルができると「もう遅い!」「いま
さらやっても0」などとあきらめてしまう方がいらっしゃいますが、それは
結局自分にとって都合のいい言い訳です。

トラブルができたことは仕方がありません。大人になれば、お肌に一つも
トラブルがなく悩んでいないという人はこの世に存在しません。

お肌に関しては「もう遅い」ということはないのです。その気になった時、そう
この時点ですぐにケアを始めれば、やった分だけあなたのお肌は応えてくれ
ます。お肌は再生する細胞を持ち、再生する力を持っているのです!

その力を充分に発揮するためには、なるべく早い時期からお肌にやさしいスキ
ンケア(洗顔・水分補給。保湿)を始めれば、毎日の小さな努力の積み重ねで
大きな成果を得ることができ、イキイキ健康な素肌を長く保つことができます。

もちろん、スキンケアにかけるお金や時間などではなく、毎日コツコツお肌に
負担をかけないスキンケアを積み重ねていった方が最後には勝ちます!

さあ、今すぐお肌に負担をかけないスキンケアをはじめましょう!

手荒れ対処法

2004年12月31日

手荒れは乾燥やバリア機能の低下などによる手の湿疹の一種ですが、
気温が下がり空気が乾燥するこれからの時期が要注意です。

荒れを防ぐには、まず水を扱う場合のお湯はぬるめにしましょう。

先週お伝えしましたとおり、熱いお湯ほど皮膚の油分を洗い流して、手を
荒らしてしまいます。手洗い洗い物の際は、冷たくない程度のぬるめの
お湯にしましょう。

そして、食器洗いなど炊事には炊事用のゴム手袋をしましょう。洗剤は手の
油分も洗い流してしまい、皮膚を乾燥させ手荒れの大きな原因になります。
できるだけ洗剤には触れないようにすることが大切です。

かといって、全く洗剤を触らないというわけにはいかないことも多いですよね?

そこで、洗剤もお肌にやさしいものにすることが大切になります。

植物油が原料の手肌にやさしい洗剤はたくさんあります。それらは植物性
ですので川や海で微生物に分解され、下水や河川の汚れを防ぐ効果もあり
ます。環境にやさしいというのは何かいいことしているなって気持ちになり
ますよね。

ただし、「植物性の・・・」とか「手にやさしい・・・」など自然ややさしいイメー
ジの商品でも鉱物系界面活性剤を使用しているものもありますのでご注意
ください。合成洗剤は第一次世界大戦時、戦車を洗うために開発されたもの
だそうですよ。

また、手や身体を洗う石けん、髪を洗うシャンプー等も無添加、低刺激性のも
のをご利用いただくことをおすすめいたします。

香料や着色料など旧厚生省表示指定成分はアレルギー性湿疹、皮膚炎
等を引き起こしかねません。敏感肌でなくとも使い続けていくうちに手荒れ、
肌荒れを引き起こしてしまうことがありますのでお肌に優しいものをおすすめ
いたします。

そして、洗剤を扱った後や手を洗った後は、しっかり保湿しましょう。

ただし、手にはハンドクリームと思っている方が多いと思いますが、お顔を
基礎化粧品でケアした後にその残りを手につけるのも効果的です。

もちろん、水・お湯を使った直後で水分がまだ皮膚に残っているうちにつけ
ると保湿効果が高まり効果的です。さらに保湿剤をつけてラップで手を包ん
でしばらくそのままにするパックもおすすめ。

しかし、逆にハンドクリームをお顔につけるのはおやめくださいね。ハンドク
リームはお顔につける基礎化粧品と比較すると強めにできています。それ
はお顔よりも手や身体の皮膚が厚いからです。また、香料や着色料など
旧厚生省表示指定成分が配合されているものが多いですのでご注意を。

手肌の荒れは、こういう毎日の積み重ねでじょじょに改善していくものです。
炊事や洗濯、そしてスキンケア。毎日のことだからこそ、環境にも手肌にも
優しいものにしたいですね。手肌美人でいるために。。。

手荒れ肌荒れ

2004年12月24日

冬は手肌の荒れに悩まされる人が多いですね。せっかくお顔のお肌が
綺麗なのに手が荒れているともったいないですよね。

炊事をされる主婦はもちろんのこと、飲食店員、美容師、紙幣を扱う銀行員や
タイピストなど・・・水仕事や繰り返し指先に刺激をあたえる仕事に従事して
いる方に手荒れで悩まれている方が多いようです。

また、空気が乾燥する冬場は荒れがひどくなりやすいですね。

特に手肌の荒れは、皮膚のバリア機能の低下によるものですが、冬場は
空気が乾燥するため、それに伴って手肌のバリア機能も低下しがち。

その上、寒いので皮脂や汗の分泌が少ないことも、乾燥を強めます。

乾燥してバリア機能が低くなったところに、水仕事などの刺激が加わって、
キメが悪くなったり、皮膚ががさがさになったり、乾燥し皮がめくれたり、
炎症が起きてしまう・・・これが手肌の荒れです。

では、そのお肌が乾燥し、バリア機能が低下する原因ベスト3といえば?

   第1位・・・お湯
     第2位・・・洗剤
       第3位・・・ほこり・紙

このように言われています。

手肌のバリア機能の低下の一番大きな理由は洗剤によるものと思われがち
ですが、そうではないのです。お湯が一番問題だそうです。

みなさんご存知のように食器洗いや洗濯そして手洗いなどをするとき、冷た
い水を使うより温かいお湯を使う方が汚れが落ちやすいですよね。

それは、お湯自体が水よりも脱脂力が強く、通常水では落ちない皮脂まで
奪ってしまうためです。

また、洗剤を使って洗い物をする場合、水を使うよりもお湯を使ったほうが
早く綺麗に落ちる経験はしたことがありますよね。

これは、洗剤に含まれる界面活性剤がたんぱく質や脂肪分などを溶かし出す
(洗い落とす)効果が、水よりもお湯の方が高くなるためだそうです。

その際、界面活性剤の効果は、洗い物だけでなく私たちの手肌にも同様に
働いてしまいます。つまり、手肌の油分等が洗い落とされるのです。

ですので、お湯と洗剤を使って食器洗いをすると、手肌のうるおいが奪われ、
荒れの原因になりやすくなるのです。

また、洗剤は手肌に残ると皮膚が硬くなり、紙やほこりも手肌のうるおいを奪い、
毎日それを積み重ねていくと深刻な手荒れにつながりかねません。

洗顔料も同様に洗浄力の強すぎるものを毎日使い続けていくとお肌が乾燥に
傾き、肌荒れ等のトラブルを引きこしてしまいます。ですので、お肌に必要な
油分まで取り除かないように保湿剤を配合し調整されたものをお勧めいたし
ます。

特に手肌の荒れは女性に多いですが、女性は水仕事が多いだけでなく、冷え
性や貧血のため手先の末梢血管の血流が悪くなっている場合が多いからとも
言われています。

では、いつもキレイな手肌でいるためにはどのように対処すればいいので
しょうか?次回お伝えいたしましょう。

セラミドとバリア機能

2004年12月17日

角質層はキレイなお肌を保つための様々な大切な役割を持っています。
角質層が厚くなるとお肌がくすんだり、乾燥したり、ごわごわして我々の
目には決してキレイには映りません。

そのため、角質層の健康をしっかり保つことはスキンケアの第一歩とも
言われています。

特に角質層の重要な機能として、水分保持機能があります。これがお肌の
うるおい、即ち若々しくみずみずしい健康なお肌にとって大切な機能です。

みなさんは「セラミド」や「NMF」をご存知でしょうか?
角質層の細胞と細胞の間に最近よく耳にする「セラミド」があります。
細胞と細胞をノリのようにつなぐ働きがあり、みずみずしくしっとりしたお肌に
は、セラミドが豊富です。

また、NMF(Natural Moisturizing Factor)と呼ばれる天然保湿因子も角質
層のうるおいを保ちます。NMFはいくつかの成分からなっているのですが、
アミノ酸、尿素、乳酸、クエン酸塩などが主な成分で、いずれも水分を保持
する力があります。

この2つがよく知られている成分ですが、お肌のうるおいを考える上では、
セラミドやNMFだけでなく、皮脂やムコ多糖類などのお肌成分も重要な
ものです。

それじゃ、これらのものをお肌の上から補給するか、古い角質を取り去って
しまえばいいじゃない?と思いがちですが、そうは簡単には行きませんよね。

すべての成分をあなたのお肌に合わせて補給し、それを必要な部分に必要
なだけ送り込み続ける・・・到底無理な話です。ちなみにセラミドといっても
7種類もあるそうです。

ピーリングやゴシゴシ洗顔等でむやみやたらに角質層を剥がすとバリア
機能が低下し更なる肌トラブルを引き起こす結果となってしまいかねません。

古い角質を落とすことは大切ですが、それに執着する必要もありません。

大切なのはお肌そのものの健康です!

NMFやセラミドは角質細胞によって作られますが、健康なお肌は角質細胞
がスムーズに角化しNMFやセラミドが上手く作られます。(角化については
先週のマガジンをご覧ください)

ただ、特にご注意いただきたいのが、お顔の皮膚は体の皮膚に比べ、ターン
オーバーが早く進むため、不完全な角質層が作られやすい状態になってい
ることです。

角質層の肥厚を抑え角質のうるおいを保つには、無理に角質を剥がしたり、
べたべた必要でない成分をつけまくるのではなく、お肌の自然な生まれ変わ
りを助けることに重点が置かれたお肌にやさしい化粧品でしっかり自分のお
肌が本来持っている皮膚機能の活性を高めることが大切なのです。

年齢を重ねるごとに角層が肥厚しやすく、水分量も減少してきます。
しっかりお肌の健康を見据えたスキンケア、日常生活を送り、キレイな素肌を
保ちましょう。

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