手荒れ対処法

手荒れは乾燥やバリア機能の低下などによる手の湿疹の一種ですが、
気温が下がり空気が乾燥するこれからの時期が要注意です。

荒れを防ぐには、まず水を扱う場合のお湯はぬるめにしましょう。

先週お伝えしましたとおり、熱いお湯ほど皮膚の油分を洗い流して、手を
荒らしてしまいます。手洗い洗い物の際は、冷たくない程度のぬるめの
お湯にしましょう。

そして、食器洗いなど炊事には炊事用のゴム手袋をしましょう。洗剤は手の
油分も洗い流してしまい、皮膚を乾燥させ手荒れの大きな原因になります。
できるだけ洗剤には触れないようにすることが大切です。

かといって、全く洗剤を触らないというわけにはいかないことも多いですよね?

そこで、洗剤もお肌にやさしいものにすることが大切になります。

植物油が原料の手肌にやさしい洗剤はたくさんあります。それらは植物性
ですので川や海で微生物に分解され、下水や河川の汚れを防ぐ効果もあり
ます。環境にやさしいというのは何かいいことしているなって気持ちになり
ますよね。

ただし、「植物性の・・・」とか「手にやさしい・・・」など自然ややさしいイメー
ジの商品でも鉱物系界面活性剤を使用しているものもありますのでご注意
ください。合成洗剤は第一次世界大戦時、戦車を洗うために開発されたもの
だそうですよ。

また、手や身体を洗う石けん、髪を洗うシャンプー等も無添加、低刺激性のも
のをご利用いただくことをおすすめいたします。

香料や着色料など旧厚生省表示指定成分はアレルギー性湿疹、皮膚炎
等を引き起こしかねません。敏感肌でなくとも使い続けていくうちに手荒れ、
肌荒れを引き起こしてしまうことがありますのでお肌に優しいものをおすすめ
いたします。

そして、洗剤を扱った後や手を洗った後は、しっかり保湿しましょう。

ただし、手にはハンドクリームと思っている方が多いと思いますが、お顔を
基礎化粧品でケアした後にその残りを手につけるのも効果的です。

もちろん、水・お湯を使った直後で水分がまだ皮膚に残っているうちにつけ
ると保湿効果が高まり効果的です。さらに保湿剤をつけてラップで手を包ん
でしばらくそのままにするパックもおすすめ。

しかし、逆にハンドクリームをお顔につけるのはおやめくださいね。ハンドク
リームはお顔につける基礎化粧品と比較すると強めにできています。それ
はお顔よりも手や身体の皮膚が厚いからです。また、香料や着色料など
旧厚生省表示指定成分が配合されているものが多いですのでご注意を。

手肌の荒れは、こういう毎日の積み重ねでじょじょに改善していくものです。
炊事や洗濯、そしてスキンケア。毎日のことだからこそ、環境にも手肌にも
優しいものにしたいですね。手肌美人でいるために。。。

NHKで紹介された無添加化粧品
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