キメが細かければ細かいほど、お肌は美しく見えることは、みなさん ご存知だと思います。
キメが細かく整っていて、ひとつひとつがふっくらと、みずみずしければ それが光をほどよく反射し、反射された光が“ツヤ”となります。
その“ツヤ”は油分のテカテカした光ではなく、お肌の奥底から放っている ようなやさしい輝き、いわゆるパールの輝きです。
まさしく、細かなキメはつややかな肌を演出するのです。
逆にキメが粗いと“ツヤ”も“ハリ”もない、見た目にどんよりとしたお肌に なってしまします。
しかし、お肌のキメは生まれつきのもので、スキンケアで根本から完全に 細かくすることはできません。
ではなぜ、スキンケア化粧品の宣伝文句に“肌のキメを整えます”と 謳っているのでしょうか?
それは、キメの粗いお肌もお手入れ次第で、キメを整えたり、そろえる ことは可能だからです!
すなわち、ケア次第でできるだけキメの粗さを 目立たなくすることができからなのです。
さらに、生まれつきキメ細かいお肌をもっていても、間違ったケアやケア 自体を怠っていると、見た目に美しいお肌を保てません。
つまり、
親に与えられた先天的なキメをより細かく見せる見せないも自分 次第、スキンケア次第というなのです。
ここで、キメとはいったい何なのか、何がキメを決定するのでしょうか?
まず、「皮溝」そして「皮丘」をご存知でしょうか?
お肌の一番外側の層である表皮には細かい線が縦横無尽に走っています。 これを皮溝と読んでいますが、皮溝は指紋のようなもので、この溝が身体の 皮膚全体にあります。
そして、この皮溝と皮溝に囲まれた間の表皮が少し盛り上がっている 部分が皮丘と呼ばれています。
この皮溝と皮丘がキメを決定しているのですが、キメの細かいお肌は 皮溝が細かく規則正しく走っていて、皮丘も細かく整っています。
そして、もう一つキメの細かさを決定する要素があります。 それは“毛穴の大きさ”です。
もちろん毛穴が小さいほど、キメも細かくなるわけですが、オイリースキンの 方は皮脂分泌が活発なために毛穴が比較的大きめに開いているわけ ですから、結果的にキメの粗いお肌といわざるを得ません。
さらに、お肌のキメは年齢が高くなるにつれ少しずつ粗くなってきます。 様々な要因により、皮溝が深く不規則な状態になり、お肌の弾力が失わ れると皮丘もハリがなくなり、小じわが目立ち、毛穴も開いた状態になって いきます。
特に鼻から頬にかけて、キメの乱れが目立っている方は要注意。 この変化はお肌の老化現象ともいえますよ。