永久保存版-過去の特集一覧

2004

大人にきび

2004年6月4日

今年は例年よりも早く梅雨に入った地方もありますが、これからの季節、
徐々に気温が上がるとともに湿度も上がっていき日本独特の蒸し暑い
環境となります。

こう蒸し暑いとにきびや吹き出物といったトラブルが発生しやすくなります
よね。

皆さんはどうですか?突然にきびが出たりこんな年になってニキビが出る
なんて。。。といった経験はありませんか?
特に最近、思春期を過ぎた大人のにきびでお悩みの方はかなり多いですよ。

“にきびは思春期のもので20歳をすぎたら吹き出物よ。脂っこい物を食べ
 たりしてない?クリーム類でケアしてるんじゃないの?”

なんて話、よく耳にしますが、にきびと吹き出物は同じものです。

思春期を過ぎたにきびは思春期のものとどこがどう違うかというと、個人差は
ありますが20歳を過ぎてもできるにきびは「大人にきび」といわれ、皮脂
分泌が活発すぎてできる思春期のにきびと区別されて、ストレスやホルモン
バランス、そしてスキンケアなどいろいろな要因が絡み合い原因となって
いるようです。

ですので、特に脂性でなくともにきびでお悩みの方はたくさんいらっしゃい
ますし、一度できるとなかなか治りにくく、フェイスラインや首筋、あごなど
にもできるといった、やっかいな傾向があります。

さらにこれからの時期、汗をかく機会が多くなり、それにともなって皮脂の
分泌が盛んになり、にきびにつながりやすくなります。

また、紫外線を浴びることにより、その防御反応として角質が厚くなったり、
エアコンによる乾燥などで、皮膚の角質層が硬くなることで毛穴が開きに
くい状態になります。

だれもが皮脂を分泌する能力は基本的に持っているので、その皮脂が毛穴
から出られず、中で詰まってしまってにきびになってしまうという事もあります。

ただ、にきびは皮脂が毛穴につまって炎症をおこしたものと思っている人が
多いようですが、それは間違っています。

「にきび」のできるメカニズムは、次のとおりです。

ストレスなどによるホルモンバランスの異常や発汗等、様々な要因で皮脂の
分泌が活発になったり、メイクや紫外線、エアコン等により毛穴がふさがれる
ことにより毛穴にアクネ菌やブドウ球菌など細菌の増殖を招きます。

そして、そのアクネ菌やブドウ球菌など細菌が養分を分解し、その代謝物に
よってアレルギー反応や炎症を引き起こしたのが化膿した赤い「にきび」です。
すなわち、皮脂のつまりだけならにきびにはならないのです。

アクネ菌は脂肪を好み、酸素の少ない条件下でよく増殖し、皮脂で詰った
毛穴はアクネ菌の増殖に絶好の環境になります。ですので梅雨時期の
にきびトラブルには十分な注意が必要です。

化粧直しのテクニック:夏に向けて

2004年5月28日

これから気温が高くなるにつれ、皮脂の分泌量が増してくるため、
化粧直しや皮脂ケアについてご相談を承る機会が多くなります。

梅雨時期から使用量が多くなる脂とり紙ですが、気になるのが摩擦です。

皮脂を取り除くのはいいのですが、どうしても使う際についこすってしまい、
お肌に負担をかけてしまうことが多いですよね。

毛穴の中に油分や汚れを押し込んでしまう可能性も考えられますし、
必要以上に何回も使っていると、逆に刺激になってしまいます。
お肌に刺激を与えるとお肌の老化を早めることになりますよ。

脂とり紙をご利用の際は、抑えるようにして、こすったり、押しすぎたり
しないように注意しましょう。

プライマリーをご利用の方にはリフレッシャーローションを使ったスペシャル
ケアテクニックをおすすめしています。

というのは、脂とり紙は皮脂がつくと透明っぽくなり、とれているような
気がしますが、皮脂を充分には取りきれていないのです。

余分な皮脂を取るのでしたらティッシュのほうがよく取れておすすめです。

ただ、ティッシュを使う場合もお肌をこすらないように注意してくださいね。

ローションを顔から30cmくらい離した位置からスプレーして、その後
ティッシュを顔にのせて、そのままやさしく指で押さえるようにするか、
ティッシュの上を指で滑らせるようにします。こちらの方がお肌への
負担が軽くなります。

プライマリーの基礎化粧品にはオイルが含まれていませんので、メイクの
上からつけても化粧崩れしないので大丈夫です。さらにリフレッシャー
ローションでしっかりケアするとお肌の環境も整えることができます。

また、ローションは、冷蔵庫などに入れておくとケアする際にひんやりして
気持ちいいですよ。さらに冷たいので肌の引き締めにも効果的です。

さらに皮脂や汗の分泌が多くなると雑菌も繁殖しやすくなり、汚れも付着
しやすくなることから、お肌も疲れがちに。

こんなときは、フェイスマスクによる保湿パックがおすすめです。
ただし、クレイタイプのパックはお肌に負担が大きいためおすすめできません。

フェイスマスクがなければ、市販の顔型マスクにローションなどをつけて
パックするのもいいですね。

週に一度、スペシャルなケアでお肌の疲れをとって素肌環境を整えてあげ
ましょう。

化粧品の使い方:あなたは間違っていないですか?

2004年5月21日

この時期、お肌が不安定なせいか、たくさんのご質問を承っております。
特に、新社会人やスキンケア化粧品を本格的に始められた方から化粧
品の基本的な使い方について同じようなご質問を多く承っておりますが、
間違った使い方をされている方がいらっしゃいますので、一部ご紹介
いたしたいと思います。

まず、『化粧品に触れる前に手を洗うこと。』

お手入れする前は必ず洗顔からされると思いますので手を洗っていると
思いますが、化粧直しの際も手を必ず洗ってからにしましょう。

手はいろいろな物に触れているうえ、皮脂や汗を分泌しています。
そのまま美容液やファンデーションをつけるなんて、汚れを混ぜている
ようなものです。

余計な肌トラブルを防ぐためにも、化粧品に触れる前にまず、手を洗う
習慣をつけましょう。

これだけでもちょっとしたニキビや吹き出物、肌荒れなどなど、ずいぶん
肌トラブルは少なくなるはずです。

次に、『洗顔の際はまずお顔を軽くすすぐこと』

洗顔の際、顔を湿らさずにいきなり洗顔料をつけている方もいらっしゃる
ようですが、そんなことをするとお肌に大きな汚れをつけたままお肌の上で
その汚れを転がすようになるため、お肌に刺激となりかねません。

洗顔の際は、まず顔をすすいでからたっぷり泡立てた洗顔料をお顔に
のせましょう。

次に、『容器から一度出したら戻さないこと』

中身がドボッと出てしまった!化粧品を使うときによくあることですが、
そんなとき、つい容器に戻したくなりますよね。

もったいないけれど、これはやめて下さいね。
一度手に出したら当然汚れますし、空気に触れただけでも品質は変化
しやすくなります。

また、戻してしまうと雑菌によって容器の中の化粧品までが汚染され、
品質が変化してお肌に有害な物質ができ、肌トラブルにつながるケースも
あるようです。

化粧品は生鮮食品と同じと考え、腐ることがあるということを頭に入れて
使用することが大切ですね。

出しすぎてしまったら、首筋や手足などボディーに塗ると無駄にはなりま
せん。普通にケアして余ったものを首筋や手足などにつけるのも効果的です。

容器には絶対戻さないようにしてくださいね。

皮脂脂性対策、オイリーケア

2004年5月14日

皮脂の分泌量は春を境に増えてきます。

そのためテカリや黒ずみ、脂浮きがする、化粧がくずれやすくなるなど
皮脂の過剰分泌に関するトラブルが増えるのも軒時期です。

特に皮脂量の変化だけで考えると、秋もまた過渡期と考えられますが、
この時期が秋と決定的に違うのは、気温の変化です。

秋は冬に向け皮脂の分泌機能が衰えていきますが、これは活発だった
機能が衰えていくため比較的スムーズにいきます。

しかし、皮脂分泌の低迷している冬から最も活発になる夏にかけての
分岐点ともいえるこの時期は、お肌にとって皮脂分泌のウォーミング
アップ期間なのです。

鈍っていた機能がスムーズに働き出すまでには少し時間が必要なのです。

さらに5月病の季節。環境の変化に伴う精神的なストレスもホルモンの
バランスを崩し、それはお肌にも少なからず影響するそうです。

この時期、様々な環境の変化にお肌は敏感になっています。
肌荒れなど皮脂トラブルが起こるのもそんな理由から。

では、どのように皮脂トラブルを防止していけばいいのでしょうか?

皮脂トラブルの予防は正しい洗顔からはじまります。
貴方の洗顔方法は間違ってないですか?

トラブルからお肌を守る方法は汚れをやさしくそしてしっかり落とすことです。
もう一度正しい洗顔についてチェックしてみましょう!

特に洗顔についての重要なポイントを書いておきますね。

 ・洗顔料の泡立てはじゅうぶんか。
 ・洗顔時間は長過ぎないか。(お肌に泡をのせる時間は30秒以内)
 ・なで洗いしているか。お肌をこすっていないか。
 ・じゅうぶん流水ですすいでいるか。(少なくとも10回以上)
 ・水滴をとる際、タオルでこすっていないか。

これらは当たり前のようですが、意外にできてないことが多いですよ。
スキンケアは洗顔から始まります。
もちろん、洗顔後の水分補給と保湿もお忘れなく。

また、体温は気温の変化に合わせて変化し、1日のうちでも日中の
体温は高くなっています。

体温が高いときは皮脂の分泌量も増えていることは容易に推測できます。
皮脂が増えると汚れを付着しやすくなっているということ、皮脂はお肌の
上では506時間程度で過酸化脂質化するということを頭に入れておき、
化粧直しで皮脂を取り去りお肌を整えましょう。

皮脂トラブル

2004年5月7日

  『30歳を過ぎているのに肌がオイリーで悩んでいる。』
  『小鼻の周りの黒ずみ、角栓が目立っている。』
  『春から夏はとてもオイリーで化粧が崩れやすい。』
 
このようなお悩みが増えてきていますが、みなさんはどうですか?

先週のマガジンで、皮脂膜の重要性はお分かりいただけたかと思い
ますが、上記の悩みの原因は皮脂膜を構成する皮脂の分泌量です。

しかし、皮脂を分泌する皮脂腺は体のどこにでも、一定量あるという
わけではありません。

たくさんあるのは、鼻のまわり、額、頭、胸などです。ここは皮脂の分泌
密度が高く、また皮脂腺自体も大きいため、皮脂がたくさん分泌されます。

お顔の中ではいわゆるTゾーンで、また、Uゾーンといって耳からアゴに
かけても意外と皮脂の分泌が多く、ニキビでお悩みの方が多い部位です。

反対に皮脂腺が少ないのは、脛(すね)。頭や顔の皮脂腺が1c?あたり
平均200前後あるのに対し、すねには10030程度しかありません。

さらに、手の平と足の裏に皮脂腺はまったくありません。これを知ると合成
洗剤による主婦湿疹が手にできやすいことがよくわかりますね。

また、思春期頃から皮脂腺が急に発達し、皮脂の分泌が活発になります。
そのため、思春期にニキビでお悩みの方が増えます。

そして、年齢が高くなるほど皮脂の分泌は減少します。
女性の場合、もっとも盛んなのは思春期から20歳代でそのあと30代、40代
になるに減少の一途をたどると思われがちですが、皮脂の分泌が減ってく
るのは40代以降になってからで、40代までは一般的に皮脂の分泌は活発
です。

さらに、何らかの影響で皮脂が必要以上に分泌されることがあります。

特に夏場や季節の変わり目に皮脂分泌が盛んになるという人は多いよう
です。

気温が低く乾燥した秋から冬にかけ、皮脂の分泌が少なくなりますが、
そのために秋口から皮膚がカサカサする方や、かゆみを訴える方が
急増します。

このように、テカリや黒ずみ、脂浮きがする、化粧がくずれやすくなるなど
皮脂の過剰分泌に関するトラブルは、年齢や環境の変化に影響される
ことが多いです。

夏に向けてオイリーケアには十分注意が必要ですね。

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