“美しい肌” “キレイな肌” と私たちが口にするとき、いったいどの部分を
指して言っているでしょうか?
お肌の白さやハリ、キメの細かさなど色々考えられますが、なんといっても
顔のお肌そのものがキレイでなければなりません。
その美肌を作るために化粧品は欠かせないものです。
その化粧品も役割から大きく2つに分けることができます。お肌に活力を
与えて本来の美しさを引き出す基礎化粧品と、その上から美しさを引き
立てるメイクアップ化粧品です。
ここで、この2つをわかりやすく私たちの最も身近なものの一つである衣服に
たとえてみるとどうでしょう?
基礎化粧品は直接お肌に触れるという点で、お顔の“肌着”といえますし、
メイクアップ化粧品はブラウスやズボン・スカートであり、コート・ジャケットと
いうことで“上着”といえますよね。
では、あなたは衣服を購入する場合、どういったことを基準に選びますか?
一般的に肌着の場合、色やデザインだけでなく、その素材や素材がお肌に
与える影響(通気性など)まで考えて選ぶのではないでしょうか?
それに比べて、上着は色やデザインを重視しますよね。
化粧品もこれと同じことが言えるのではないでしょうか?
特に基礎化粧品は色やデザインだけでなく、成分のお肌に与える影響など
への充分な注意が必要なものです。
もう一度、衣服の例に戻ってみましょう。
身体は衣服で覆い、外的刺激から身体を守っているのに、お顔や首、手首
から先は裸のままで、外的刺激から守らなくていいのでしょうか?
エアコンによる乾燥、ほこり、排気ガス、雑菌、紫外線などお肌は日頃から
様々な刺激にさらされています。また、この時期は、空気が乾燥し、さらに
寒さによって新陳代謝も悪くなりがちです。
このように無防備なお肌に何も策を講じなければ、どうなるか・・・。
紫外線によりお肌のコラーゲンが変性しお肌にハリがなくなりたるみが生じ、
乾燥や汚れによってくすみやシミ、シワなどが引き起こされてしまいます。
基礎化粧は単にお肌本来の美しさを引き出しキレイに保つというだけでなく、
外的刺激からお肌を守る、保護するという役割があります。