先週、肌荒れについてお伝えしましたが、肌荒れは特に特に目の周り、
口の周り、頬など乾燥しやすい部位に現れやすく、しかも目立つところです
のでやっかいですね。
大切なのは、とにかく水分をたっぷり与えて、それをキープ!
もちろん保湿も大切なのですが、水分補給しないで保湿剤だけつけても
意味がありません。
大切なのは角質水分を保つことなのですから、保湿の前に化粧水で水分
補給をたっぷり行いましょう!
また、水分補給のその前に洗顔が大切なのはいうまでもありませんが、今
までの洗顔料でつっぱり感がある方、「私オイリーなのに、なんで肌がカサ
つくんだろう?」と、悩んでいる方は要注意です。間違った洗顔が肌荒れの
原因というケースが多いですよ。
確かに洗顔はスキンケアの基本ですが、コレを間違って、お肌に刺激を与え
たり、必要な皮脂まで取り除いてしまうような洗顔をしているとお肌を過敏に
して肌荒れにつながってしまいます。
洗顔料は純石鹸主成分でオイルではない保湿成分を配合した皮脂をとり過
ぎないで、お肌に必要な潤いは残すように調整されたものをおすすめします。
また、肌荒れになってもあせらないで。肌荒れはケアを間違わなければ、割り
と簡単に回復するトラブルです。早急に水分補給を中心としたこまめなケアを
すれば大丈夫な場合がほとんどです。
しかし、手で触ったりして雑菌をつけてしまったり、間違ったケアによってお肌を
過敏にさせてトラブルが発展していくことがありますのでご注意を。
もちろん、従来の厚生省表示指定成分やオイルなど、お肌に刺激の強いものが
含まれる化粧品は控えたほうがいいです。化粧品をつける際もお肌に刺激を与え
ないように、手で押さえるようにすることをおすすめします。
さらに、肌荒れがひどいときや、お肌が弱くなっているなと感じるときはコットンに
化粧水をたっぷりしみこませ、気になる部分にしばらくのせておく「保湿パック」を
するといいですよ。
お肌の調子が悪いときにいろいろなことをするとますますお肌の調子が悪くなり
ます。状態がよくなるまでしばらくメイクを控えお肌の負担を軽くして、優しいスキ
ンケアを中心にお肌を守って、環境を整えていくことが必要です。
お肌の状態は食生活や睡眠、消化器系の状態、ストレスやホルモンバランス、
化粧品やスキンケアなどいろいろな要因が絡み合っていますが、引越しや就職
など環境の変化によって、お肌にトラブルが出ることは多いです。これからの時期
肌荒れには注意しましょう。
トラブル続きの方も悲観しないでしっかりやさしいお手入れ続けていきましょう。
お肌の回復力がおとろえないよう、しっかりやさしいケアを続けていけばきっと
希望が見えてきますよ。
1月も下旬を迎え、1年の中で最も冷え込みの厳しい時期となっています。
この時期はお肌にとって非常に過酷なシーズン。環境の変化についていけず、
悲鳴を上げていろんなトラブルを起こしがちです。
特にこの時期、一番に気をつけたいのがお肌の乾燥です。以前からお伝えして
ますが、老化の三大要因は『紫外線』・『汚れ』・『乾燥』でしたよね。
たかが皮膚が乾くだけのことと、あなどるなかれ。乾燥による肌荒れは様々な
肌トラブルの元となりますので、この時期の肌荒れには注意が必要です。
肌荒れは荒れ性ともいわれますが、皮膚が乾燥するために起こるトラブルで、
・つやがない
・皮膚がつっぱる
・皮膚の表面が粉っぽい
・小じわが目立つ
・さわると皮膚がざらざらする
などのお肌の状態をいいます。特に、空気の乾燥するこの時期は注意が必要で
す。
お肌の最外皮である角質層の水分がうまくキープされていればしっとり滑らか、
健康なお肌の状態を保てます。このとき大切なのが汗と皮脂からできる皮脂膜。
天然の保護膜で、角質層から水分が蒸発しすぎないようにサランラップのよう
な働きをしてくれたり、弱酸性で細菌の繁殖を防いだり、風邪やほこりなど外
部の刺激から肌を守ってくれる大切な働きをします。
しかし、外部の環境が急激に変化し、急に気温が下がったりすると、皮脂量が
減少し、汗の分泌も少なくなるので皮脂膜が作られにくくなります。また、冬
は湿度も下がるため、角質層から水分がどんどん蒸発してしまうわけです。
水分が足らない状態が続くと、角質層は砂漠状態となり固くなり、角質層はス
カスカの状態に。表面はささくれだってがっざがさ。
いわゆる、粉をふいたような状態です。このうようになると外部から細菌が侵
入しやすくなり、炎症を起こすと赤くなってかゆみを伴うトラブルへ進行する
ことも・・・
冬になって身体がかゆくなるのもその一例です。ひどい肌荒れは跡やシミを残
すこともあるので要注意です。
また、乾燥した角質はファンデーションからも水分を奪おうとするので時間が
経つと肌色がくすみ、つやや張りを失い、元気のない印象、ふけた印象を与え
てしまいがち・・・気が滅入りますよね。
たかが乾燥・・・とあなどれないのです!
では、具体的にどのようなケアが必要なのでしょう?
次回は、肌荒れ対策、肌荒れが起こったときのケアについてお伝えします。
最近、乾燥肌や混合肌でニキビに悩んでいる方の声を多く聞きます。
汗などでべたつく夏ならニキビができるのはわかるけど、肌が乾燥する冬なの にニキビで悩むなんて!?とお思いの方、いらっしゃいませんか?
実はお肌が乾燥するとニキビもできやすい状態になるのです! お肌は乾燥すると皮膚の角質層が硬くなっていき、毛穴が開きにくい状態にな ります。
通常乾燥肌の方は、皮脂の分泌そのものが少なくなっているケースが 多いので、毛穴に皮脂が詰まってしまうという事は少ないのかもしれません。
しかし、乾燥肌の方も皮脂を分泌する能力は基本的に持っているので、その皮 脂が毛穴から出られず、中で詰まってしまってニキビになってしまうという事 があるのです。
いわゆる脂性肌のニキビケア(皮脂型ニキビ)では、こまめな洗浄によって お肌を清潔に保つことが重要ですが、乾燥性のニキビ(角質型ニキビ)の場合、 これをやってしまうとますますお肌が乾燥してしまい、ますます皮脂が毛穴に 詰まりやすくなってしまいます。
洗顔をしっかりしているだけでは、改善され ないということです。
乾燥肌に見られる角質型ニキビを改善するにはお肌を清潔に保つことはもちろ ん必要なことですが、化粧水で角質に水分をたっぷり補給し、柔らかくみずみ ずしい素肌環境を保つことが重要です。
また、乾燥肌に限らずニキビケアでは化膿しているときはお肌をやさしく洗浄 し、いったんお肌の表面を清潔にしてから洗顔後のケアをしっかりしたほうが 効果的です。
また、洗顔後は消炎効果のある成分を含んだローションを使い炎 症を押さえるようなケアが必要です。
さらに、お肌は角質水分や皮脂膜が少なくなると、抵抗力や正常な代謝機能が 衰え、傷つきやすく敏感になり、ニキビの回復が遅くなります。
ですので、オイルや表示指定成分などお肌に負担の大きい成分を含む化粧品を 安易に使うことはおすすめできませんが、お肌にやさしい美容液で保湿するこ とが大切になります。
美容液などをつけると毛穴につまり、ニキビにつながると勘違いされている方 も多いですがそうではありません。お肌を保護し外的刺激からお肌を守り素肌 環境を整えて、皮膚代謝機能を高めていくことが必要なのです。
ニキビは表面だけ治しても根本から治さないといつまでも繰り返してしまいま す。
お肌のトラブルを改善し、お肌の健康を保つにはこのようにお肌の力が最 大限に引き出せるように環境を整え刺激を与えず守ってあげることが大切です。
ニキビはパッとすぐに改善することは残念ながらありませんが、しっかりケア していけば、ターンオーバー(皮膚の再生周期:平均28日)を繰り返すたび に徐々に出方が少なくなっていきます。
乾燥肌ニキビでお悩みの方、これからキレイになるために今日からこのスキン ケアを始めてみませんか?
お肌の美しさ、若々しさはその人の印象を大きく左右しますよね。
メイクで美しい肌を演出する事は可能ですが、やはり、すっぴんで堂々と人
前に出れたら最高ですよね!
悲しいかな、人は皆、老いていくのが自明の理。とてもキレイな赤ちゃんの
お肌から誰もが刻一刻、同じスピードで老化への坂道を下っているはずなの
に…。なぜこんなにも同じ年齢で肌年齢に差があるのでしょう?
しかも年齢を重ねるほどこの個人差は大きくなっていきます。二十歳前後の
頃は誰でも年相応の顔をしているのに、例えば卒業20年後、30年後の同
窓会などではとても大きな見た目の差が出てしまって周りを見てがっくり…
なんてことも…。
このように肌年齢に個人差が出てしまうのはお肌の老化が加齢のせいだけで
ないことを物語っています。 体質の差なども考えられますが、むしろそれ
以外のさまざまな原因によって 引き起こされるものなのです。
極端な例ですが、畳を作る職人さんの手は、力が加わる部分を中心に厚く硬
く節くれだっています。これは体が自分を守ろうとして起こる自然の防御反
応で、実は肌の老化もこの防御反応の一つなのです。
私達の肌を老化させる三大悪といえば、 以前からお伝えしている通り、
ずばり
★紫外線★汚れ★乾燥です!
例えば、お腹やお尻、ももの内側の部分を他人と比べてみると、顔ほどの個
人差は感じられず、シミやシワなど目立ちませんよね。
これらの部分は日頃衣服で守られていて外部の刺激を受けにくいからなので
す。反面、顔や首、手の甲などは常に紫外線や乾燥、汚れた空気にさらされ
ているので最も老化が現れやすいのです。特に顔などの老化の80%は紫外
線による光老化のためといわれています。
お肌は日頃から、気温の変化や空気の乾燥、ほこり、雑菌、紫外線など様々
な刺激にさらされています。
年を重ねるにつれその人の人生が顔に表れると言われますが、このようなお
肌に負担となる刺激を無頓着に受け続けてきた人とそうでない人との間に、
数年後、格段の差が生じて来るのは当然のことです。
自分の肌は自分で守る、これを基本に、化粧品の成分、添加物、環境や健康
にいたるまで、今までお医者さんも教えてくれなった様々な情報を、このマ
ガジンを通して皆さんにお届けできたらと思っています。
皮膚生理学的に正しいスキンケアを続け、根本から健康な素肌作りをしてい
けば、あなたの肌はもっともっとキレイになります!気長に楽しく!知的な
スキンケアを続けていきましょう。
あなたの鏡台の引き出しに眠っている化粧品や化粧品サンプルはいくつありま
すか?毎日のスキンケアに何品の化粧品を使っていますか?
スキンケアへの関心が高まり、美容技術が発達した結果、優れた基礎化粧品が
続々誕生しているのは女性にとってうれしい限りですね。
しかし、その一方でスキンケアに関する情報が氾濫し、お肌の老化を極端に恐
れるあまり、誤ったあるいは過剰なケアをすることによってお肌をいためてし
まうケースが増えています。
また、せっかく品質の高い良いスキンケア商品に出会っても、誤った使用法で
あれば、誤ったケアになってしまいます。
丁寧なスキンケアとはけっしてたくさんの化粧品を使うことでも、いろいろな
ケアをすることでもありません。
『余分なものを取り去り、足りないものを補う。』
そんな当然ともいうべきスキンケアの基本理念を忘れている方、多いのではな
いでしょうか?
知的な女性は肌が美しい。。。とは言いすぎですが、シンプルでも効率の良い
知的なスキンケアが美肌への最短距離であることは確かな事実です。
そういった意味でもメイクのテクニックより健康的な素肌の美しさが重視され
る昨今の美容の風潮は歓迎すべきことですね。
世界に誇れる日本の女性のきめ細かな素肌を、厚いファンデーションで塗り固
めてしまうのは本当にもったいないことですし、お肌の健康のためにも好まし
いことではありません。
皆さんもここでもう一度、お肌の現実と向き合ってみましょう。
お肌に汚れを残してはいけない・・・それは確かに正しいことですが、毛穴の
奥の汚れまで落とそうと懸命になったり、老化を心配して新しい化粧品に次々
と手を出してみたり。必死になって毎日鏡をのぞき込んでいませんか?
雑誌の美容特集や化粧品の広告、CMなど、声高に素肌の美しさが謳われすぎ
て美肌への一種の脅迫概念のようなものが存在していませんか?
一歩離れて、遠くから自分の肌を見つめることも時には必要です。
今年もそういったスキンケアへの誤解、具体例などあげながらお肌の表面的な
美しさだけでなく根本から健康な素肌作り、皮膚生理学的に正しいスキンケア
について追求していきたいと思います。
あなたのお肌のお悩みを解決するために。