最近はいろんなタイプの美容液がありますよね。それだけに使い方を誤ってい
る方が多いのは残念ですね。
今回は美容液を正しく使うためのヒントをお伝えしましょう。
突然ですが、質問です。美容液(エッセンス)をつける目的は何でしょう?
美容液の目的はいろいろ言われていますが、なんといっても最大の目的は保湿
ですよね。お肌の乾燥はお肌の老化の3大原因の1つです。その乾燥を防ぐた
めの手段として保湿があります。
保湿がうまくいっていれば、角質の水分が保たれ、お肌がみずみずしい状態に
なり、外的刺激からもお肌が守られます。保湿はお肌にとっても大切なものです。
角質の水分保有力は、環境の変化で乱れたり年齢とともに弱まりますので、
しっかり美溶液でみずみずしさを保たせましょう。
ところで、保湿成分は美容液に限らず、化粧水などにも入っていますよね。
しかし、保湿成分の濃度や保湿力が高いのは美容液(エッセンス)です。
また、保湿成分にもいろいろありますよね。
みなさんよくご存知のコラーゲン、ヒアルロン酸、プラセンタなどいろいろあ
ります。ただ、これらはすべて保湿成分です。
何種類も違う美容液を使う必要はありませんよ。
目的は同じなのですから、美容液は1つでじゅうぶんです。
さらに、いま挙げた保湿成分はどれもオイルではありません。美容液によって
はこれらの保湿成分にオイルを入れているものもありますがオイルの含まれた
スキンケア化粧品はおすすめできません。
スキンケア化粧品はオイルが入っていないからこそ、安心して使えますし、
オイルが入っていると、それだけお肌に負担になり肌荒れを招いたり、老化を
早めかねません。
もし、美容液をつけてもドライなところがある方は、そこだけ美容液を重ねぬ
りするか、もう一段上の保湿液をぬればいいのです。
はじめからオイルの含まれたものをつけると、Tゾーンがオイリーになり、化粧
も崩れやすくなるのは当たり前です。
また、同じ美容液でもさっぱりタイプとかしっとりタイプなど種類がわけられ
ているものもありますが、季節やその日の状態、お肌のその日の状態など自分
で調節するのがベストの方法だと思いますよ。
しっとり感や保湿感を出すことは、現在の技術ではとても簡単なことです。
1回試しにつけたその場の感覚やキャッチフレーズや宣伝広告だけで決めては
いけません。
美容液を購入する際は、事前に保湿成分にオイルが入っていないか、表示指定
成分がはいっていないかなどを必ず調べてください。
基礎化粧品はお肌にダイレクトにつけるものです。
お肌自体を健康にすることまでも視野に入れた、トータルのケアでないとべた
べたつけるだけでは意味がありません。
あなたがいつも買う化粧品やさんでは、そのあたりまで十分考えてカウンセリ
ングし、商品を勧め、アフターフォローしてくれていますか?
そのあたりを十分考えた上で、選びケアしていかないと、トラブルが起こって
後で苦しむのは自分ですよ。
美容液にはもうひとつ大きな目的があります。
これについては次回お伝えいたしますね。