4月になり、寒さも和らぎ、暖かい風が心地よいと思ったら寒の戻りで急にぶり返す寒さや冷たい雨・・・
このような天気が繰り返されると・・・
体調を整えるのが難しくなりますよね。
気温が下がると免疫力が低下するためなのですが、
それと同じで、
お肌の常在菌バランスが不安定になり、
肌トラブルを起こしやすい環境になってしまいます。
特に
“寒暖の差”が激しいとお肌も乾燥しがち。
すると、皮脂と汗のバランスが悪くなり、天然のうるおいヴェール
である皮脂膜がうまく作られなくなって
“ニキビ” や “肌荒れ” がおきやすくなりますっ!
寒暖の差が激しいときは、ニキビなど肌トラブルがおきやすいことを
念頭に置いて、毎日のケアをしっかり行いましょう。”
冬なのにニキビや吹き出物で困っている!という方。
お肌の乾燥によってお肌を保護をする天然のベールである皮脂
膜がうまく作られない素肌環境になっていることが考えらます。
そのため皮膚表面を弱酸性に保てなくなり外的刺激に敏感に
なってしまい、ニキビなどの肌トラブルを引き起こしやすくなって
いるのです。
こういった乾脂敏感肌の方は、水分と油分のバランスをとることで
トラブルが解消されやすくなります。
特にスキンケアではまず洗顔に気をつけてください。
以前は、ニキビの改善に洗浄力の強い洗顔料やアクネ菌に効く
殺菌成分を使用することが有効とされていましたが、今は違い
ますよ。
強い洗浄力の洗顔料は肌のバリア機能も奪ってしまいアクネ菌
の増殖を助けてしまいます。
洗顔としては純石鹸主成分の弱アリカリ性の洗顔料で、保湿成分
を配合したお肌にやさしく汚れを落とせるものがおすすめです。
また、殺菌成分のものを使用するとお肌に有益な菌まで取り除
かれてしまいます。
お肌を保護するためには「皮脂の酸化を抑制するように考えられた
化粧品」が効果的だと現在いわれています。
すなわち最低限オイルを使用しないで素肌の環境を整えるように
考えられたものです。
オイルは酸化されるとお肌に負担となることはみなさんご存じだと
思います。当然ニキビにも負担となります。
オイルは空気に触れると酸化するわけですが、ちょっとした酸化でも
十分にお肌を傷めることがわかってます。
このように以前信じられていたケアは、今では非常識ということも
あるのです。
ニキビは表面だけ治しても根本から治さないといつまでも繰り返して
しまいます。お肌のトラブルを改善し、お肌の健康を保つにはお肌の
力が最大限に引き出せるように、環境を整え、刺激を与えず守って
あげることが大切です。
「最近しみやくすみが気になるのですが、よく自宅でできるピーリングとかありますけど、そういう事はしなくていいん
でしょうか?」
こういったご質問を受けることがあります。
ご相談者は「古い角質を取り除くケアをせずに、与えるケアだけで
成分は浸透するのか?」ということが言いたいのでしょう。
しかし、お肌の古い角質は自然にはがれ落ちるようになっています。
また、洗顔ははがれ落ちそうになっている古い角質を落とせます。
ピーリングなどで無理に角質をはがすと未熟な角質が表面に現れ、
過敏になって、トラブルを引き起こしやすくなってしまいます。
特に欧米の人よりもお肌が薄く敏感な日本人にはおすすめでき
ません。
大切なのはお肌に負担をかけないケアを行い『お肌の新陳代謝を
活性化する』ことです。
日本人の中でもさらにお肌が薄かったり、お肌が弱いという方は
特にこの点を間違えないようにしてケアをすることが大切です。
こういった方は今のお肌の状態を維持するだけでもたいへんだと
思いますが、しっかりお肌を活性化していくことでもっと健やかな
お肌にすることは可能です。
そのためには、最低限、お肌に負担をかけないようにしましょう。
与えることだけで大丈夫なのか心配になり、古い角質をピーリングや
クレンジングなど取り除くケアを行い、お肌の表面をつるつるにしたい
という気持ちはわかります。
しかし、お肌に必要なことだけを必要なだけ補ってやることが
お肌にとって一番いいことなのです。
また、お肌に負担をかけないこととして、紫外線対策を1年中
行いましょう。
紫外線対策としては日焼け止めの他にファンデーションやお粉で
紫外線を散乱させたり、長袖シャツ、帽子、サングラスなどでお肌
の露出を少なくするといいですよ。
お肌は毎日やさしく守っていくことで本来持っている素肌の機能が
活性化していくのです。
最後にもう一度。お肌は与えるのではなく健康に育てるという意味で
スキンケアを行いましょう。
お肌がヒリヒリする方、お肌が薄い方、乾燥敏感肌の方、・・・
まずは、今おちいっている悪循環を断ち切るために、毎日のスキ
ンケアと日常生活を見直し、お肌に良い習慣を身につけることが
大切です。
特にスキンケアでは【保湿】に注意しましょう。
そんなのあたり前でしょ0って声が聞こえてきそうですね。
しかし、保湿の意味を取り違えている方がいらしゃいますよ。
よくあるのが、「保湿」=「クリーム、乳液」という考えです。
乾燥しているお肌にクリームや乳液などべたべたつけるだけ
ではその乾燥した状態を保つことになり、大変危険です。
大切なのは、お肌のうるおい(水分量)を保つことなのです
から、化粧水でたっぷりとお肌に効果的な水分を補った上で
美容液等で保湿を行いましょう。
また、クリームや乳液などはオイルがたっぷりと含まれている
ことが多いので、ご注意下さい。お肌に近い成分であるコラー
ゲンやヒアルロン酸といった成分が保湿成分としておすすめです。
さらに洗顔をゴシゴシしたり、クレンジングやピーリングといった
自らお肌の角質を痛めるケアは控えましょう。
そして、お肌の乾燥やトラブル肌へ導く紫外線の対策は毎日
しっかり行っておきましょう。
洗濯物を干したり、ゴミ出しをしたり、近くのコンビニにちょっと
買い物に行ったり・・・
このようなわずかな時間でも紫外線はあなたの肌を攻撃します。
たとえ秋や冬といっても日中の紫外線は日焼けするには十分の
量がありますよ。
わずか5分や10分でも、紫外線をなるべく避けるようにするその
努力が若々しい素肌につながっていくのです。
このように、プライマリーがいつもお伝えしているお肌を根本から
整えるやさしいスキンケア、これを忘れないようにして下さい。
こういったケアに対するまじめな継続した姿勢があってこそ、
素肌の健康が保てるのです。
素肌環境が整いお肌の健康度が増していけば、トラブルは自ら
去っていってくれますよ。
秋になり、「なんだかシミが濃くなってきたような・・・」って
思ったり、「ケアするときに肌がちょっぴりヒリヒリするなぁ0」
ってことございませんか?
これはお肌からのサインです。
夏の強い紫外線と秋の緩やかな紫外線を浴び続け、ダメージが
蓄積され、シミができやすくなっているとともに、お肌のバリア機
能が低下し、お肌の乾燥が進みやすくなっています。
そこに、気温と湿度が下がった秋風が吹き付けると、とても深刻
なダメージに発展しかねません。
というのは、秋風は思った以上に乾燥していて、これから冬に
向けてどんどん過酷なものになります。
特に前述のお肌がヒリヒリする方、お肌が薄い方、乾燥敏感肌
の方などは要注意です。
また、トラブルが出てなくても秋の風を受け続けるだけでもお肌が
どんどん乾燥に傾き、角質を痛めてしまうことになりかねません。
すると傷んだ角質がはがれそれをカバーしようとお肌ががんばり、
早急に角質を作ることで未熟な角質ができ、保湿力が低下します。
そして、ますます外的刺激に弱くなり、乾燥だけでなくキメが粗く
なる、毛穴・たるみが目立ってくる、目元・口元のシワが増えると
いった深刻なダメージに・・・
冬になってからケアをするのでは遅いのです。
すでに乾燥している、シミやしわができてしまったという方。
あきらめてはいけません。もう手遅れなんてとんでもないですよ。
まずは、今おちいっている悪循環を断ち切るために、毎日のスキ
ンケアと日常生活を見直し、お肌に良い習慣を取り戻すことです。
それは・・・次週お伝えいたします。