冬になり、お肌が乾燥してくると、かゆみが出ることがあり
ませんか?
特にお顔だけでなく、脇腹や背中、足のすねなど・・・
どうしてかゆくなるのでしょう?
それは、乾燥肌が原因ということが多いですよ。
というのは、お肌の乾燥によって角質層が傷むことで症状が出
やすくなるからです。
角質層はお肌の一番外側にあり、外的刺激からお肌を守って
います。
しかし、乾燥によって角質が傷むと、かゆみを感じる神経がお肌の
表面近くまで出てきてしまい、外的刺激に対して過敏に反応しや
すくなるのです。
身体をゴシゴシ洗っていると知らないうちに角質を痛めてしまい
さらにかゆみの刺激を感じやすくなってしまいます。
同じように、顔もゴシゴシこすっていると角質が傷ついてしまい、
かゆみを生じるだけでなく、肌荒れやシミなどの肌トラブルへ
つながってしまうことになりかねません。
お肌には種々の要因によってダメージを受けると、これを修復して
元に戻そうとする生理機能(恒常性維持機能)があります。
今までのスキンケアによってお肌が敏感になって、お肌を怠けさせ
ていたというわけではありませんが、生理機能が衰えお肌が弱って
いることがあります。
特に、ゴシゴシ洗顔だけでなく、肌に負担のかかるスキンケア法、
オイルや厚生省表示指定成分などお肌に負担のかかる成分を
含む化粧品などを長期間お使いですとお肌が敏感になり、機能が
衰えることもあります。
お肌に負担をかけないやさしい化粧品でケアしていけば機能が
回復し、お肌の生理機能も正常に戻すことが可能です。
冬、お肌がかゆくなるという方は角質を守るスキンケアというものを
もう一度考え直してみるといいですよ。
「基礎化粧品を選ぶ基準は何ですか?」
「化粧水のさっぱり、しっとりに迷います。」
いろいろな化粧品がたくさん出回っていますので、どれを選んで
いいのか迷ってしまいますよね。
みなさんは何を基準に選んでいるでしょうか?
たとえば・・・
・テレビCMで有名な女優さんやモデルさんがキレイに写っていた。
・店頭のキャッチコピーが自分の悩みに合っていたから。
・人から勧められた、またはその人が使っている化粧品。
・有名メーカーだから。
このような選び方では、お肌に合わないことが起きがちです。
CMタレントさんや化粧品を勧めた人はあなたと同じ肌ですか?
では、どのように化粧品を選べば、失敗しないか。最低限、以下の
ことを頭に入れて選んではどうでしょうか?
・従来の表示指定成分など刺激の強い添加物は入っていない。
・酸化しやすい油分を含んでいない。
・商品の原理や原則を理解する。
・お肌を根本から健康にするものなのか見極める。
・しっかりカウンセリング、アフターケアはしてくれるのか。
これらをしっかりと押さえておきましょう。
そして、まず、お試しのセットで肌に合う合わないを確認する
ことをお勧めします。
また、同じ化粧品でもさっぱりタイプとかしっとりタイプなど種類が
分けられているものもありますが、油っぽいTゾーンや乾燥しがち
な目の周りや頬など顔の部位によっても状態は変わりますし、
季節や湿度などによってもその日の肌の状態は変わりますよね。
化粧品は乾燥している部分にあわせ、お肌の環境を根本から
整えるものを選び、お肌の部位・状態によって、自分でつける量や
ケアの仕方を調節するのがベストの方法だと思います。
また、その化粧品を夏も冬も1年を通して継続利用しお肌になじ
ませていくことが、健康は素肌への近道であり、とても効果的な
手段ではないでしょうか。
年末年始、おせち料理だけでなく、何かと宴会や外食が多く
なり、毎年食べ過ぎて正月太りしてしまうという方多いのでは
ないでしょうか?
乾燥肌対策としてはスキンケアで外から保湿する方法がとても
有効ですが、食事で身体の中から乾燥を改善することが可能
です。
というのは、お肌に有効な成分を食事で補うことにより、乾燥
からお肌を守るバリア機能を強化することができるからです。
では、どんな成分が必要なのでしょう?
たとえば・・・
【ビタミンA】・・・これは皮脂の分泌をコントロールし、お肌のツヤ
やうるおいを保ち、新陳代謝を正常に保つ働きがあります。
特にニンジン、カボチャなど緑黄色野菜や椎茸、小松菜などに
多くふくまれます。
【ビタミンB2】・・・新陳代謝を活性化し、皮膚を正常に保ち、炎症
を予防する働きがあります。美容のビタミンとも言われています。
レバー、豆類、緑色野菜、貝類、納豆に多くふくまれます。
【ビタミンC】・・・乾燥肌予防に必要なコラーゲンの合成に関わり、
シミを薄くする効果も認められています。コラーゲンの合成には
ビタミンCとタンパク質が必要です。
良質のコラーゲンをつくるのにビタミンCと相性のいいタンパク
質として、ささみ、じゃがいも、卵、牛乳などがあります。
【ビタミンE】・・・血液の循環を良くし、お肌にうるおいを与えます。
カボチャ、ブロッコリー、赤パプリカ、のり、鰻などに多く含まれます。
よく考えてみると、おせち料理にはこれらのものが含まれていま
すね。
ただ、摂りすぎはいけません。
どの栄養素も不足してはいけませんが、食べすぎると身体に
良いとは言えません。何かをたくさん食べたから皮膚の状態
がよくなるということではありませんよ。
お肌も食べものから作られますが、大切なのはバランスの
とれた食事です。
また、これから春までは空気が乾燥し続け、お肌が乾燥しやすく
乾燥からシワやたるみ、肌荒など肌トラブルへつながりやすくなり
ます。
スキンケアとともに食事でも乾燥を防ぎましょう!
冬になると、体にニキビができやすい方がいらっしゃいます。
実は胸や背中はVゾーンといってお顔のTゾーンのように皮脂の
分泌が多い部位で、ニキビができやすいところです。
身体の場合は冬でも服を着ているので湿度、温度が高めになり
がちで、ニキビができやすいのです。
湿度、温度が高めになると、雑菌やアクネ菌が増えやすい環境に
なり、さらに皮脂や古い角質(垢)が毛穴をふさぎ、アクネ菌が繁殖
するためニキビにつながりやすいです。
また、お尻や太股などにニキビができる方もいらっしゃいます。
身体にできるニキビに関しては身体を洗う洗浄料に原因があること
や、お肌の上に直接着る衣類の洗浄料に原因がある場合が大きく
考えられます。
まず、体の洗浄料についてですが、ボディーシャンプーをお使いで
したらまず止めてみて下さい。
ボディーシャンプーは欧米で開発され日本でも広く使われるように
なったのですが、一般的に洗浄力が強すぎることと、洗浄料がお
肌に残りやすいという欠点があります。
身体を洗ったあとにヌルとしたり、薄く膜があるように感じる場合は
洗浄料が残っています。これが肌トラブルの原因となります。
また衣類の洗浄料についてはすすぎで充分洗浄料が落としきれず
に残ってしまう場合です。
お肌にかゆみを感じたり、ごわごわしたりする場合もありますが
何も感じないまま、洗浄料によりお肌がトラブルを起こすこともあり
ます。
身体は弱アルカリ性の純石鹸成分の洗顔用石鹸をご利用いただくの
もひとつの方法です。
また衣類の洗濯にもできれば石鹸成分のお肌にやさしい洗浄料を
ご利用ください。
お風呂から上がったあと、お肌が乾燥するといったことが
冬に良くありますよね。
お風呂は乾燥を促進することがありますが、実はお風呂の
入り方次第で乾燥肌の予防もできるのですよ。
一番大切なのは“熱いお湯は避ける”ことです。
熱いお湯は皮脂の油分を奪う脱脂効果が強いため、お肌を
乾燥に傾けてしまいます。
洗顔の際に使う水も同じことがいえます。洗顔は人肌程度の
ぬるま湯で行うことが大切です。ぬるま湯を使うとお肌への
刺激も少なくてすみます。
話を戻しますが、乾燥肌を予防するお風呂の入り方として、
ぬるま湯でゆっくりつかると良いですよ。
半身浴も効果的ですが、ぬるま湯でゆっくりつかることで身体
が芯まで温まり、血行が良くなり、お肌のうるおいが保たれる
効果もあります。
そして、身体の洗浄にはナイロンタオルはやめましょう。
ナイロンタオルは摩擦力が強いため、角質を痛めてしまい、乾
燥だけでなく肌トラブルへと発展しかねません。
お肌の乾燥を防ぐだけでなくお肌に負担をかけないためにも
洗浄用のタオルには綿や麻などのお肌にやさしい製品をご利
用ください。
ただ、お肌にとって一番やさしい道具は自分の手です。手の
届くところは自分の手で洗うことをおすすめいたします。
そして、お風呂上がりにはなるべく早く身体を拭きましょう。
そのままにしておくと身体についている水分の蒸発とともに
お肌の水分も蒸発し、お肌が乾燥しやすくなります。
身体を拭いたあとは、なるべく早い段階で保湿を行いましょう。
また、保湿効果のある入浴剤をいれるのもいいですね。
そして、とっておきのお風呂の蒸気を使ったスキンケア!
これについてはプライマリー会員様だけに会員様専用ページで
ご紹介しています(^^)