永久保存版-過去の特集一覧

2002

冬の乾燥対策のヒント?!

2002年11月22日

先週、お肌の乾燥の怖さについてお伝えしましたが、たかがお肌の乾燥
と侮れないですよね。乾燥肌の方でなくてもお肌の乾燥対策には注意して
いることと思います。

しかし、よく間違ったスキンケアをしている方がいらっしゃいますよ。

ビックリする方もいらっしゃるかもしれませんが、お肌が乾燥するときに
美容液など保湿剤ををべたべたつけるだけだと逆効果ということがあります。
というのは、美容液をたくさんつけても水分は補えないですよね。

大切なのは、ローションで水分をたっぷり補うことです!

よくお肌がカサカサするので顔中真っ白になるくらいクリームや乳液を
塗りこむ方がいらっしゃいますが、保湿剤だけを補給しても乾燥は改善
されませんし、オイルによるトラブルに発展することもあります。

大切なのは化粧水で水分をたっぷり補給したあとに、それをコーティング
するためにオイルではない美容液でしっかり保湿することです。

もちろん、その前に洗顔が大切なのはいうまでもありませんが。
汚れと古い角質を落として、お肌を清潔にしたら、間髪入れずに水分補給。

無香料、無着色、従来の厚生省表示指定成分無添加、お肌に良い水を使用、
高品質配合成分、たくさん使っても大丈夫な程度の値段などなど・・・
挙げればキリがありませんが、とにかく自分のお肌に合っている、製品や考え
方の信頼できるメーカーの化粧水をアゴからしたたるくらいたっぷりつけ、
優しくお肌をパッティングし角質に浸透させましょう。

優しくパッティングすると水分が角質層に浸透しやすくなりますよ。
テレビでも見ながら手に吸いつくくらいになるまで何回もローションをつけては
パッティング。そしてお肌がややしっとりしたら、美容液を適量手のひらにとり
顔全体に押さえるように優しく伸ばします。

とにかくあれこれつけ過ぎないことです。

時間が経って少し乾くようだったら量を増やしたり、ローションを上からつける
など、お肌の状態にあわせて調節しましょう。

また、乾燥した角質はファンデーションからも水分を奪おうとするので時間が
経つと肌色がくすみ、つやや張りを失い、元気のない印象、ふけた印象を
与えてしまいがち・・・。パウダータイプは水分を吸収しやすいですのでこの
時期リキッドタイプがベター。

さらに、乾燥した肌に紫外線なんて傷口に辛子をぬるようなものです!
紫外線は1年中要注意です!

これだけでも基礎化粧がいかに大切かおわかりいただけると思います。
乾燥の方は、基礎化粧によってうるおいをキープすることでお肌の健康も
保たれます。トラブル続きの人も悲観しないで気長にお手入れ、続けて
いきましょうね。

乾燥はお肌の大敵!乾燥を甘くみていませんか?

2002年11月15日

急に気温が下がってもう冬のような寒さですね。
ちょっと前、日中の気温が25度以上の真夏日だったのが嘘みたい!
今年は季節の移り変わりが特に早いようです。

ところで、冬はお肌にとって非常に過酷なシーズン。環境の変化について
いけず、悲鳴を上げていろんなトラブルを起こしがちです。特に気をつけた
いのがお肌の乾燥。

以前にもお伝えしましたが、お肌の老化の3大要因といえば?
そうです。『紫外線』、『汚れ』、そして『乾燥』です!しかし、乾燥を甘く
見ている方、多いようですよ。

皮膚のうるおいを決めるのは皮膚表面の角質層です。角質水分を
守るために汗腺から出る水分と皮脂線から出る皮脂が皮膚の表面で
皮膚常在菌により混ぜ合わせられ、天然のベール(皮脂膜)となります。

この皮脂膜が皮膚をコーティングして水分の蒸発を防ぎ、そのおかげで
うるおいを保っています。さらに皮脂膜は弱酸性で細菌の繁殖を防いだり、
外部の刺激からお肌を守ってくれる大切な働きをします。

ところが、乾燥したお肌はそれがうまく機能していません。水分も皮脂も
不足し皮脂膜がうまくできていないからです。

また、外部の環境が急激に変化して、急に気温が下がったりすると、
皮脂の量が減少し、乾燥肌の方でなくとも汗の分泌も少なくなるので
皮脂膜が作られにくくなります。

皮脂は季節、年齢などによっても汗や皮脂の分泌される量が違ってき
ますが、特に冬はかなり少なくなり、年齢では30代以降減少の一途を
たどります。普通の方でこうなのですから、もともと乾燥肌の方はもっと
少なくなります。

さらに、お肌が乾燥してくるとどうしても起きやすいトラブルがあります。
それが、小じわです。乾燥肌の方は比較的早くに小じわに悩まされる方が
多いようです。

特に目の周り、口の周りなどに現れやすく、放っておくと何本かが集まり、
深く刻まれて本格的なシワとなってしまいますよ。

乾燥性の小ジワは早いうちであれば修復可能なので、発見したら早急
に水分補給、保湿を補うケアをたっぷりと行いましょう。

また、お肌の乾燥が続くと角質は毛羽立った状態になり、外部から刺激や
細菌が侵入しやすく、普通の方よりもかぶれやアレルギーが起きやすく
なります。炎症を起こし乾燥性皮膚炎に進行する事も・・・。

冬になって身体がかゆくなるのもその一例です。ひどい肌荒れは跡やシミを
残す事もあるので要注意です。

では、具体的な乾燥対策とは?次回お伝えいたします。

“たるみ”―コラーゲンをたっぷりと(その2)

2002年11月8日

先週お伝えいたしましたとおり、コラーゲンは老化防止に不可欠です。

お肌は水分を除く成分の約80%がコラーゲンでできており、弾力性を
保つ大事な成分です。コラーゲンが不足すると皮膚の水分量が減り、
みずみずしさが失われます。

コラーゲンを若々しく保つためには単純にコラーゲンを食すといいと思い
がちですが、そのものは食べても消化過程でアミノ酸に分解されてしまい、
コラーゲンそのままの形で各組織に届けられることはありません。

しかし、コラーゲンたんぱく質を積極的に摂取する事で、体内のコラー
ゲンの合成が確実に高まることが明らかになっています。
コラーゲンを含む食品を摂取することで老化を防ぎ若さを保つ可能性が
あるのです。

さらにコラーゲン自体、タンパク質ですので身体の健康を保つためにも
大切な3大栄養素です。

コラーゲンを若返らせその不足を補い、お肌や身体の健康を保つには、
スキンケアだけでなく、コラーゲンをたっぷり含む食品を日頃の食事で
しっかりとることも必要なのです。

では、どのような食品にコラーゲンが多いかご存知でしょうか?
コラーゲンの豊富な食品を次に挙げてみます。

<コラーゲンが豊富な食品>

鶏の手羽、ガラ、豚足、豚耳、スペアリブ、牛スジ、軟骨、ホルモン、
テール、かれい、鯛、むつ、ふかひれ、えい、どじょう、なまこ、貝類など

どちらかといえば食べにくかったり、捨ててしまうことが多い部分に多く
含まれているようですね。

特に若いコラーゲンは水に溶け出しやすく、体内で合成されやすいそう
ですので、骨からとったスープや、煮こごりをとるのがいいのでは。
料理に工夫が必要ですが、意識してうまく料理に取り入れてみてください。

摂取量の目安としては、鶏ガラを煮だして作るチキンスープならカップ1杯、
手羽肉なら2、3個ほど。5000mg程度摂取すれば美容効果が高いといわ
れていますので市販のコラーゲンドリンクなどをあわせて利用するのも
1つの方法ですね。

また、コラーゲンが体内で合成されるときには、ビタミンC、鉄、亜鉛などの
栄養素が必要です。これらの栄養素も不足することなく摂りましょう。

さらに、コラーゲンは夜に取るのが理想的だといわれています。というのは
身体を休めている間に、ゆっくりコラーゲンの新陳代謝が行われるからです。

このようにコラーゲンを摂取することは、お肌のためだけでなく、目や関節、
骨、内臓などを強くし全身の健康、老化防止につながります。

身体の健康もそうですが、お肌の美しさもやはり食事が大事ですね。
もちろん、紫外線を浴びない努力とやさしいケアも怠りなく。

“たるみ”―コラーゲンをたっぷりと

2002年11月1日

皆さんが最も気になるお顔の老化現象である“たるみ”。
あなたは次のような自覚症状、ありませんか?

1)目の下や口のわきに影が出始めているような気が。。。
2)頬が下がって来たような感じが。。。
3)太ったわけではないのに顔が大きく見えるような。。。

これらはすべて“たるみ”の初期症状。お肌が張りを失ってきた証拠です。
また、たるみの危険信号として、次の3つのトラブルがあります。

1)目もと、目尻の小ジワ
2)目の下のくま
3)口元のシワや鼻から口にかけての縦ジワ

これらのトラブルの大きな要因には“たるみ”があると考えられます。
頬に“たるみ”が出るとそれによって目や口の周りにシワが引き起こ
されるのです。

目や口の周りの皮膚はよく動くところであり、しかも皮膚自体が薄く弱い
ということが一つの大きな原因であることは確かです。

たるみは皮膚に弾力がなくなったために起こる老化現象のひとつですが、
お肌の弾力成分といえば・・・そう、コラーゲンです。私たちの皮膚の大部
分を占めている真皮の約80%が繊維状のタンパク質であるコラーゲン
です。

これらが橋を掛け合うような形で繊維を張り巡らせ、その間に水分を抱え
込み張りのあるみずみずしいお肌を維持しています。

しかし、年齢とともに新陳代謝がおとろえ、20歳くらいからコラーゲンの
合成力が徐々に弱くなり、さらにコラーゲン自体が変質していくことが
わかっています。

そうなると真皮の中のコラーゲンの橋架け構造も不自然になり、水分も
保てなくなってきます。結果、お肌の弾力性が失われ表面にたるみや
しわが表れるのです。

特にコラーゲンの変質については紫外線による影響が大きいことがわかっ
ています。シミ、ソバカス、くすみを引きおこすレジャー紫外線UVBに対し
生活紫外線とよばれるUVAが真皮まで届き、じわりじわりと組織を破壊
していきます。

ですので、紫外線をなるべく浴びない工夫をすることが大切です。もちろん
紫外線の影響もどんどん蓄積されますので、1年中紫外線対策を行うこと
が必要です。

では、どうすれば老化防止に絶対不可欠なコラーゲンを若く保てるので
しょう?次回その工夫についてお伝えします。

気になる”小ジワ”基礎化粧でキレイに!

2002年10月25日

シワには笑ったりしかめっ面してできる表情ジワもありますが、主に
紫外線や乾燥によってつくられます。

私たちはシワをなるべくつくらないようにするために、紫外線や乾燥
からお肌を守らなければなりません。

そのために必要なのが基礎化粧を含めたお化粧。
スキンケア化粧品やメイクアップ化粧品が何層もの膜となって、紫外
線や乾燥からお肌を守ってくれます。

そういった意味ではメイクもスキンケアの側面があるといえますね。

特に、乾燥によってできるちりめんジワのような小ジワなら基礎化粧で
ある程度戻すことができます。化粧水で水分を補い、美容液でしっかり
保湿すればいいのです。

しかし、美容液だけをつけるのはやめて下さい。

手はハンドクリームを塗りこむだけでかさつきがおさまりますがお顔は
そうはいきません。その感覚でお顔にクリームやオイルだけをたっぷり
塗りこむ方がいらっしゃいますが、それでは乾燥は改善できないのです。

大切なのはまず、水分を補うことです。水分を補わなければ、保湿し
ても何にもなりませんよ。

逆に化粧水のみで水分だけ補ってもいけません。確かに一般的に
化粧水には保湿剤が含まれますが、大きな目的は水分補給です。
化粧水に配合されている保湿剤の量は、美容液の配合量とは
比較になりません。

まず、水分をたっぷり与え、そこに保湿剤として美容液を補給し
お肌に膜をはる感覚で水分の蒸発をくい止めます。

このようにきちんとした基礎化粧をすればお肌は潤いを取り戻し、
小ジワは消え去っていくことでしょう。

しかし、紫外線に対してはさらにもっとケアが必要です。基礎化粧だけ
では紫外線は遮断できません。外出の際は必ず日焼け止めやファン
デーションを塗って、紫外線を防御しましょう。

冬は日焼け止めをつけなくても大丈夫!と思っている方、要注意です。
冬の紫外線もお肌が日焼けするには十分の量があります。紫外線対策
を怠ると、容赦なくお肌の老化は促進されますよ。

目元や頬に小ジワやシミなどありませんか?

乾燥や紫外線に対し無防備な日常生活を送ったり、クリームを塗りこむ
だけといった間違ったケアをしたり・・・こういうことの積み重ねでシワを
作ってしまうのです。

乾燥対策、紫外線対策は1年中怠りなく。

また、メイクについても、パウダーファンデーションは油分が少なく、
さらに皮脂をよく吸収し乾燥しやすいので、乾燥肌の方やこれから乾燥する
時期はあまりおすすめできません。
冬に向け、お肌の乾燥しにくいリキッドタイプのファンデーションとその上から
お粉をご利用いただくことをお勧めします。

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