急に気温が下がってもう冬のような寒さですね。
ちょっと前、日中の気温が25度以上の真夏日だったのが嘘みたい!
今年は季節の移り変わりが特に早いようです。
ところで、冬はお肌にとって非常に過酷なシーズン。環境の変化について
いけず、悲鳴を上げていろんなトラブルを起こしがちです。特に気をつけた
いのがお肌の乾燥。
以前にもお伝えしましたが、お肌の老化の3大要因といえば?
そうです。『紫外線』、『汚れ』、そして『乾燥』です!しかし、乾燥を甘く
見ている方、多いようですよ。
皮膚のうるおいを決めるのは皮膚表面の角質層です。角質水分を
守るために汗腺から出る水分と皮脂線から出る皮脂が皮膚の表面で
皮膚常在菌により混ぜ合わせられ、天然のベール(皮脂膜)となります。
この皮脂膜が皮膚をコーティングして水分の蒸発を防ぎ、そのおかげで
うるおいを保っています。さらに皮脂膜は弱酸性で細菌の繁殖を防いだり、
外部の刺激からお肌を守ってくれる大切な働きをします。
ところが、乾燥したお肌はそれがうまく機能していません。水分も皮脂も
不足し皮脂膜がうまくできていないからです。
また、外部の環境が急激に変化して、急に気温が下がったりすると、
皮脂の量が減少し、乾燥肌の方でなくとも汗の分泌も少なくなるので
皮脂膜が作られにくくなります。
皮脂は季節、年齢などによっても汗や皮脂の分泌される量が違ってき
ますが、特に冬はかなり少なくなり、年齢では30代以降減少の一途を
たどります。普通の方でこうなのですから、もともと乾燥肌の方はもっと
少なくなります。
さらに、お肌が乾燥してくるとどうしても起きやすいトラブルがあります。
それが、小じわです。乾燥肌の方は比較的早くに小じわに悩まされる方が
多いようです。
特に目の周り、口の周りなどに現れやすく、放っておくと何本かが集まり、
深く刻まれて本格的なシワとなってしまいますよ。
乾燥性の小ジワは早いうちであれば修復可能なので、発見したら早急
に水分補給、保湿を補うケアをたっぷりと行いましょう。
また、お肌の乾燥が続くと角質は毛羽立った状態になり、外部から刺激や
細菌が侵入しやすく、普通の方よりもかぶれやアレルギーが起きやすく
なります。炎症を起こし乾燥性皮膚炎に進行する事も・・・。
冬になって身体がかゆくなるのもその一例です。ひどい肌荒れは跡やシミを
残す事もあるので要注意です。
では、具体的な乾燥対策とは?次回お伝えいたします。