楓 様
2017年4月21日
いま私は高校2年生なんですが、 小学校の時からポツポツニキビというよりは1個1個大きいニキビがおでこと鼻と顎に出来はじめ、治っても芯が残っているような感じでまた同じ場所に出来るし痛みや腫れがなくても赤みだけがあったり高校受験の時のストレスで更に増え、今まで出来たことのなかった頬にまで大きいのが何個か出来てしまいました。 しかも、小学校生のときニキビについて知識がなく白ニキビになると潰してしまったこともあるためあとが沢山あります。 また、鼻と鼻周りの頬のところの毛穴開きと黒ずみが凄くて化粧をしても隠れません。化粧が良くないということも分かっているのですが何もしないままだと出歩くのも辛いです。 ニキビの治し方や毛穴の引き締め方など色々調べて、保湿が大事ということが分かったのですが具体的にどうすればいいか分かりません。 いま私は炭入りのあまり泡立たない洗顔とジェルタイプの化粧水を使って顔がテカるくらいに塗ってプレスして馴染んだらまた塗ってを3回ほど繰り返しています。 小学校のころから治らないニキビと酷くなっていく毛穴の開きと黒ずみにずっと悩んでいます。 ご回答よろしくお願いします。
スキンケアカウンセラーからの回答
長らくニキビに悩んでいらしたのですね。少しずつでも、お悩みが減っていくよう、頑張りましょうね!
ポツポツとしたニキビよりも、大きなニキビができやすいということですから、肌の内部で炎症を起こし、化膿して大きく腫れ、痛みや、熱間、痒みなどを伴うことの多いニキビなのではないかと思います。このタイプのニキビはしこりや、ニキビ跡が残ってしまったり、なかなか治りにくいので、とてもお辛いことと思います。
沢山の努力をされ、保湿の重要性まで理解されている状態ですから、適切なケアをすることで、お肌の状態を随分変えることができるかもしれませんから、諦めずに試してみてくださいね。
まず、洗顔ですが、弱アルカリ性の石鹸を用いるようにしましょう。そして、泡立てることはとても大切です。泡をクッションと考えて、お肌への摩擦を減らしながら、きちんと洗うようにしましょう。洗う順も、皮脂の多いTゾーン、おでこ⇒鼻筋⇒顎と洗い、その後、皮脂の少ないUゾーンを洗うようにします。顔に泡をのせてから、洗い流し終わるまでを30秒程度の短時間で行うようにします。
お化粧もなさっているということですが、きちんとクレンジングはされていますか?毛穴の開きや汚れも気になる状態の時には、ファンデーションやクリームなどが毛穴に落ち込んでしまうことも考えられますから、きちんとクレンジングでメイクを落としてから、洗顔をするようにしましょう。クレンジングは、お肌に負担の少ない、オイルフリーのジェルタイプがおすすめです。軽めのメイクであれば、石けんでの2度洗顔でもよいかもしれません。使っておられるメイク用品の成分に併せて、どちらにするか決めてみてくださいね。
また、洗顔時の水温も重要です。洗顔に適切なのは、32℃程度のぬるま湯だと言われています。水温が高すぎると必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥しやすくなりますし、水温が低すぎると汚れ落ちが悪くなってしまいますから、お風呂のお湯よりも、少しぬるいかな?と感じる程度の水温で、洗顔するようにしてくださいね。
そして、保湿ですが、洗顔後、水分をタオルで拭きとったら、すぐに行うようにしましょう。可能であれば、化粧水と保湿剤を使い分けるようにしてみましょう。化粧水は、サラサラのものから、ドロッとしたものまで、そのテクスチャは様々ですが、その保湿力はあまり変わりません。ニキビ向けの製品に多い、グリコール酸や、サリチル酸、AHAなどのピーリング成分が入ったものは避け、肌を修復したり、炎症を抑える働きのある成分がはいったものを選びましょう。できれば、ジェルタイプではなく、ローションタイプのものをたっぷりとつけ、なじませる、という作業を数回繰り返して、しっかりとお肌に水分を与え、お肌を整えましょう。その後、保湿剤でお肌の潤いを保つようにします。乳液やクリームといった油分の多いものは、毛穴を詰まらせてしまう可能性もあるので、オイルフリーのジェルや美容液がおすすめです。
普段のスキンケアは、これくらいで十分かとおもいます。もし、角栓などが気になるときには、週に1~2回、スペシャルケアとして、ホットタオルや湯船に使ってしっかりと肌を緩め、その後、タンパク汚れを分解する働きのある、酵素の入った洗顔料を使われるとよいかもしれません。
そして、最も大切なのは、スキンケアではなく、お体全体のケアです。
毛穴の開きがどんどん進み、気になっているという時には、肌の乾燥も原因の一つになりますが、鉄分が少し足りない、という場合もあります。顔色があまりよくない、疲れやすい、なんとなく身体がだるい、爪が白かったり、割れやすい、というようなこともあれば、お食事の中で鉄分を意識して摂るようにしましょう。もともと、鉄は吸収があまりよくない栄養素ではありますが、野菜類などに含まれている非ヘム鉄よりも、牛肉やレバー、しじみやあさりなどに含まれているヘム鉄の方が吸収が良いといわれていますので、おすすめです。
また、代謝活動に大切なビタミンB群もしっかりと摂るようにしましょう。基本的に、ビタミンB群は相乗効果を持って働きますから、まんべんなく摂ることがお勧めですが、中でも、脂質の代謝や、皮膚や粘膜の代謝に重要なビタミンB2、タンパクの合成や脂質の抗酸化などに重要なビタミンB6、造血に大切な、ビタミンB12、葉酸などは、非常に大切です。
私たちの肌だけでなく、身体は、日々の食事から作られます。お肌のトラブルも、お体全体のこと捉えてケアすることで、より早く、お悩みから抜け出すことができることも多いですから、お忙しかったり、苦手な食べものがある場合などは、サプリメントなどを利用するなどして、成長期に必要な栄養をしっかりと摂るように心がけてみてくださいね。
まだまだ、新陳代謝も活発で、若くて美しいお肌を維持できるご年齢ですから、お化粧名なしで自信の持てるお肌を目指して、頑張ってくださいね!