るるりむれ 様
2016年12月1日
私は現在、中学二年生の女子です。小学6年生くらいから少しずつニキビができ始めました。最初は、ポツっと、出てきても洗顔さえしっかりとしていれば、一週間ほどで必ず治っていました。ですが、中学一年生の夏頃から、ほっぺにものすごくたくさん出来てしまい、全体的に顔が赤くなってしまいました。皮膚科に行って薬をもらったら、一時は治りました。ですが、皮膚科に行ってから3ヶ月後くらいには薬はなくても良いと言われ、洗顔と乳液だけになりました。まあまあ、やっと治ってきてはいるのですが、クラスの子や学年の子は全然出来ていないし、できてもポツっとぐらいです。なんてゆうか、毛穴が見えてしまうのがすごく嫌です。常にあるニキビや赤くなって残ってしまったニキビ跡を全くなくしたいです。芸能人の人のような全くお肌トラブルのないお肌にしたいです。やっぱり、ヒアルロン酸の注射などをしなければいけないんですかね?ですが、もし、身近にできる方法がありましたら、教えていただきたいです。よろしくお願い致します。長々とすみません。
スキンケアカウンセラーからの回答
小学生の頃から悩んでこられたのですね。確かに、回りには、ニキビができていなかったり、お肌のキレイなお友達もいらっしゃると思います。思春期ということだけではなく、体質や肌質、生活環境など、色々なことが原因となってニキビはできますが、誰にでもできる可能性があるものですし、今出ていなくても、大人になってからニキビに悩む方もいらっしゃいます。芸能人の方でも、みなさんお肌にトラブルがないという訳ではありませんし、大人は化粧でカバーすることもできますが、中学生の皆さんのようなお肌には、なかなか戻れないものです。るるりむれ様が、今できること、そして、今のご年齢ならではの美しさを引き出せるよう、頑張りましょうね。
さて、最初はポツポツで洗顔だけでも治っていたニキビが、頬にまで広がってしまった状態という場合は、お肌の乾燥が原因であることが考えられます。中学に行くようになってから、通学の距離が増えた、外での部活動を始めたなど、紫外線を浴びる機会が増えていませんか?日焼けがもととなってお肌が乾燥し、その乾燥から肌を守るために皮脂が過剰に分泌されてしまうと、もともと毛穴の狭い頬などは、つまり起こしやすくなり、ニキビの原因になってしまうことがあります。
その他、洗顔のし過ぎや、必要な皮脂まで落としてしまうなどの原因も、乾燥の原因になります。皮脂が多く、ニキビができている状態のお肌ですと、脂性肌だから皮脂をとり、さっぱりとさせなくては、と考えられる方も多いですが、実は、そのようなときこそ、丁寧な保湿でお肌を守ることが大切です。
洗顔は、弱アルカリ性の石けんを用いて短時間の洗顔をし、その後、ローションやジェルなどでしっかりと保湿しましょう。ニキビ向けや脂性肌向けの化粧水には、さっぱり感をだすためにエタノールやメントールが入っていたり、角質クリア成分ということで、サリチル酸、グリコール酸、AHAなどのピーリング成分が配合されていることが多いですが、今のお肌にはそのようなものは避けた方が良いかもしれません。きちんと保湿ができるもので、炎症を抑える働きや、肌を保護する働きのある成分などが入っているとベターかと思います。そして、ローションの後には、保湿剤をつけてきちんとお肌に水分をとどめてあげましょう。ニキビが気になるときには、乳液やクリームのような油分の多いものではなく、オイルフリーの美容液やジェルなどが良いかと思います。今現在は乳液だけということですから、その方法で調子がよいようであれば問題ないかと思いますが、化粧水で水分を与えてお肌を整えるというプロセスを追加してあげるとよいかもしれませんね。
ニキビや乾燥でお肌のバリア機能が低下した状態は、さらなるお肌のトラブルを引き起こしてしまいます。お肌がきちんと潤い、お肌のバリア機能を上げ、ターンオーバーを整えていくことで、ニキビもできにくくなりますし、お肌の赤みや、ニキビ跡の色素沈着もだんだんと薄くなっていくと思いますよ。
また、今、成長期真っ只中かと思います。成長期には、亜鉛や鉄といったミネラルが不足しやすくなります。特に女性は、鉄が不足しやすく、慢性的に不足した状態が続くと、疲れやすかったり、顔色が悪い、体がだるい、といったことが起こりやすく、また、毛穴が開いて見えるようになるようです。肌荒れやニキビには、ビタミンというイメージが強いかもしれませんが、日々の食生活で、ミネラルも不足しないように気を付けてくださいね。苦手な食品が多い場合は、サプリメントを使うのも一つの方法かと思います。
大金を投じて特別な美容方法をとらなくても、お肌をきれいにすることは出来ますし、中学生に戻すということはどのような美容法でもできないことですよ。先にも申しました通り、芸能人の方だって同じ人間で、お肌のトラブルが起きないわけではありません。お化粧だけでなく、写真には修正機能もありますし、撮影をするときには、プロがうまく光を使うなど、きれいに見せる方法を使うこともありますから、あまり比較しすぎて、悲観しないでくださいね。
正しい洗顔と丁寧な保湿、自分の身体にあった食材をきちんと摂り、睡眠時間をきちんととる、ストレスをためずリラックスできるようにする、といった、案外身近で、当たり前だけど難しいことをコツコツ続けることこそ、美肌への近道ですよ。お肌の悩みがストレスになることがないよう、毎日を楽しく過ごしてくださいね!きっとそれも、美肌へつながると思います!