みこ 様
2018年2月14日
二十歳を過ぎた頃からほほのニキビができ始めました。それからはどんどん酷くなるばかりで4年経った今もニキビは治りません。 顔からニキビが消えたことがありません。すべて赤みを帯びています。 市販の薬を塗ってみたりしましたがどれも効果が見られません。たぶん乾燥肌なのだとは思うのですが、もう自分にどういった化粧水やケアが自分に合うのかわかりません。 食生活やケアなど、なにかアドバイスをいただけないでしょうか?
スキンケアカウンセラーからの回答
今までニキビがなかった方が、大人になって急にニキビに悩む様になることもよくございますね。
思春期のような原因とは異なり、はっきりとした原因が分かりにくかったり、治りが悪く、ケアに時間がかかることも多いように思います。
頬のニキビは、体のお疲れや、ストレス、睡眠不足などの影響も大きいですが、やはり、仰る様に、乾燥が原因の一つであることが圧倒的に多いように思います。
インナードライの状態が長く続いてしまっていると、少しの保湿やケアでは、短期間で状態をよくしていくことは難しいかもしれませんが、コツコツとケアしていくことが一番の近道になりますから、諦めずにケアしていってくださいね。
まず、スキンケアの面では、石鹸を用いた正しい洗顔と、丁寧な保湿、というところになってきます。
乾燥が酷い場合、保湿というと、優秀なクリームやオイルなど、油性のものを想像しがちですが、まず、肌に与えるべきは水分です。洗顔後、何度か化粧水を重ね付けして、しっかりと肌に水分を与えて整えましょう。
ニキビがあると、さっぱりしたタイプの化粧水や、ニキビ向けの化粧水を選ばれると思いますが、ピーリング成分やエタノールが入っていないもので、きちんと肌に潤いを与えられるものを選んで下さいね。
その後、保湿剤を使って肌を整えていくのですが、乳液やクリームといった油分の多いものは、毛穴詰まりの原因になったり、大人ニキビの場合には、むず痒さの原因になることもあります。化粧水の後には、オイルフリーのジェルや美容液などを使ってみてくださいね。
ただ、乾燥が酷い場合には、それだけではケアが間に合わないこともあるかもしれません。そのような場合には、スクワランや馬油など、肌になじみのよい油分をプラスするようにしてみましょう。ただし、オイルは鮮度が大切です。酸化しないように丁寧に取り扱い、お肌に逆効果にならないようにしてくださいね。
使用される場合には、洗顔後、濡れた状態のお肌に使い、水分と一緒にふき取り、その後、通常の化粧水や保湿剤を用いたケアをなさってみてくださいね。
また、体の中から潤いを与えることも大切です。しっかりと食事をとること、飲水することも忘れないでくださいね。
ビタミンB群、ビタミンCなどのビタミン類、亜鉛や鉄、カルシウムなどのミネラルなども大切です。
また、普段飲まれるお茶を、体の巡りをよくするようなものや、ハトムギやドクダミなどが入っているようなブレンド茶などを選ばれるとよいかもしれませんね。
変化が現れるのは少しずつかもしれませんが、肌に潤いが出てくると、あっという間によくなることも多いのが、大人ニキビです。ただし、繰り返しやすい点もあります。お肌も身体の一部ですから、ご自身の身体のリズムとお肌の調子などの関連性をしっかりと把握し、肌だけでなく、体全体を大切にする、労わる、ということを大切になさってくださいね。