くっぴ 様
2018年7月23日
私は今年中3なのですが、小学校6年生ぐらいからニキビで日々悩まされています。 私は主に頬とおでこが酷く、最近は眉と眉の間もひどいです。頬は赤ニキビが目立つかんじで眉と眉の間は白ニキビがいくつか点々とできています。ニキビのことで男子から嫌なことを言われたり、常に自分自身「ニキビがなければ、、」とマイナス思考になってしまいます。 皮膚科には何度か行っており処方された薬を塗ったりしていたのですが全く効果はなく、今は市販の薬を毎晩つけています。来年は高校生なのですが、高校に行ってもニキビで悩まされるのか…と思うととても先が思いやられます。 こんな私でもいまからニキビを治すことは出来るのでしょうか??本当に悩んでいます。
スキンケアカウンセラーからの回答
長らくニキビにお悩みになってこられたのですね。
ニキビケアはいつからでも始められますし、時間のかかり方は人それぞれですが、治していけると思いますから、諦めず、前向きに頑張りましょう。
まず、今現在のスキンケアはどのようになさっていますか?お肌の状態に合わせてたケアができていますか?
頬のニキビも酷く、とございますから、お肌の水分量が不足していることが影響しているかもしれません。
洗顔は、弱アルカリ性の石鹸を用いて行います。しっかりと泡立て、お肌への摩擦が極力ないように、優しく、丁寧に、短時間で洗顔を行うようにしましょう。洗う順序は、皮脂の多いTゾーンから洗い、皮脂の少ない頬などのUゾーンは最後に洗うようにします。しっかりとすすぎをし、優しく水分を拭き取ったら、すぐに保湿をするようにしましょう。
ローションをたっぷりと使ってお肌に水分を与えて整えていきます。肌の潤いが不足すると、肌を乾燥から守る為にどんどん皮脂が分泌されてしまい、アクネ菌が好む環境になりやすかったり、毛穴詰まりを起こしやすくなってしまいますから、丁寧に保湿をしていきましょう。このとき、さっぱりタイプやニキビ肌むけの化粧品に多い、エタノールやピーリング成分がはいっているものは避け、お肌を保護し、きちんと潤いを与えることができるものを選ぶようにしてくださいね。
ローションでお肌を整えた後は、保湿剤を使ってお肌の潤いをキープできるようにします。乳液やクリームといった油分の多いものは、毛穴詰まりの原因になったり、ベタついて不快に感じたりすることもあるかもしれませんから、オイルフリーの美容液やジェルなどがおすすめです。
この、石鹸での洗顔、しっかり水分を与える、潤いをキープする、という3ステップを朝晩、きちんと続けていくだけでも、お肌の調子は随分変わってくると思います。特に、眉間に白ニキビがある状態ということですから、皮脂の分泌が多くなっている状態かと思います。皮脂が多かったり、ニキビにお悩みの方は、保湿をするとさらに肌がベタついてしまったり、ニキビが悪化するのでは、と心配される方が多いですが、お肌の潤い不足こそが、肌トラブルの元凶になりますから、きちんとケアしていきましょうね。
お薬を使われる際は、保湿ケアが終わってからで大丈夫ですよ。お薬は、ニキビの炎症を抑える働きや殺菌の働きがメインになりますが、ニキビをできなくするためのものではありません。ニキビのない箇所にまで塗ることはお勧めしませんから、お薬の効能をよくよみ、炎症のある部分にだけつけるなど、正しい用法で使ってくださいね。
そして、スキンケア以上に重要なのが、お体の内側からのケアです。
思春期にはいると、ホルモンバランスの影響もありニキビができやすい状態ができますが、必要な栄養が少し足りていないといったことも大きな原因になります。
沢山のエネルギーと栄養の必要な時期ですから、何かを食べることを控えるという考えではなく、必要なものをしっかりとプラスしていく、という考え方でお食事をとられてくださいね。
特に、タンパク質、ビタミン、ミネラル類は大切です。中でも、代謝活動に需要なビタミンB群は、お野菜ではなく、肉や魚、卵など、タンパク質を多く含むものに含まれています。しっかりと摂るようにしましょう。また亜鉛や鉄といったミネラルも、お肌に重要な役割を担っています。特に女性は鉄が不足しやすい面もありますから、ミネラル類も意識して摂るようにしていってくださいね。
また、おでこのニキビが酷い方は、便秘しやすい方も多いです。もし、そうであれば、食物繊維もしっかりと摂りましょう。
スキンケアとお身体の内側からのケアを併せていくことで、随分お肌の調子がよくなりやすくなると思います。
お肌もお身体の一部ですから、しっかりとお身体を労わっていってくださいね。