さくら 様
2019年2月27日
高校三年生の女子です。 頬の赤みと毛穴の開きに悩んでいます。 中学校に入るまで水洗顔しかしていなくてそれからニキビや毛穴の開きができるようになったと思います。今はニキビはたまにしか出来ないのですが、毛穴の開きと赤みはなかなか治らず、保湿を徹底していろいろと試しているのですがどうしたら治るのでしょうか? 今は、朝は、馬油を塗った後に牛乳石鹸→ 化粧水→乳液で、夜は牛乳石鹸→化粧水→乳液を使っています
スキンケアカウンセラーからの回答
頬の赤み、毛穴の開きにお悩みなのですね。
このお悩みをお持ちの方は、非常に多い印象を受けます。スキンケアで解決できることもあるかと思いますが、ご相談内容から考えますに、お体の内側からのケアに目を向けられると、より早くお悩みから抜け出せるように思います。
まず、お肌の赤みについてですが、こちらは、常時赤い状態ということでしょうか?赤みの他に、むず痒さやヒリヒリ感といった不快な状態や、カサカサしている、皮膚がめくれやすいといったようなこともありますか?
状態によって、原因や対処が異なってはくると思いますが、ニキビもたまにできる状態で、毛穴も気になる、ということですから、これらも併せて考えられる点からケアについて考えていきたいと思います。
今現在のスキンケア方法については、大きく悪い所はないように思います。ご自身のお肌にも合っている、と感じていらっしゃる化粧品をお使いで、お悩みの部分以外で、潤いやお肌の状態に違和感を感じるということがないのであれば、そのまま継続されてよいのではないかと思います。
気になりますのは、中学生になられる前までは~と、ありますから、お肌について悩まれるようになったのは、中学校に入られたころからでしょうか。今のご年齢を考えましても、お体の内側からのケアに目を向けられるとよいと思います。
中学生前後からは、お体の発達に伴い、多くの栄養が必要となります。部活動などで消費される量も多いですから、より必要になる方も多いですね。
特に、女性は鉄分が不足しやすい方が多く、その影響で巡りがよくなかったり、顔色がよくない、疲れやすい、といった、なんとなく不調、という状態を持っている方も多いようです。その、鉄の不足による不調の中の一つに、毛穴の開きがあります。
きちんと石鹸で洗顔をされ、保湿も徹底してこられても、毛穴の開きだけはどうしても・・・という時には、鉄分をしっかり摂るようにしてみましょう。鉄分不足と診断され、病院などで鉄剤の処方を受けた方が、毛穴の開きが気にならなくなったり、肌のトーンが明るくなった、肌が白くなった、ということは多いようです
鉄は、普段のお食事の中でも摂ることができますが、もともと吸収率の悪い栄養素の一つです。
ヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があり、レバーや赤身肉といった動物性食品に含まれているヘム鉄の方が吸収が良いといわれています。
ほうれん草や小松菜、ヒジキなどにも鉄分が含まれていますが、これは非ヘム鉄と呼ばれるもので、吸収率が高くないため、ビタミンCと併せて摂ることで、吸収率を上げることができますよ。
また、顔の赤みが、小鼻のキワあたりにもあり、鼻周辺の皮脂が多い、皮膚がめくれやすい、といったことにも当てはまるのであれば、亜鉛をいつもより多く摂るようにしてみましょう。
亜鉛は、それが単体で働くわけではありませんが、お肌の代謝活動にも大きくかかわるミネラルです。亜鉛も、レバーや赤身肉などから取りやすいですし、ビタミンCと組み合わせると吸収がよくなるといわれています。
鉄、亜鉛といったミネラルがしっかり摂れるように、お食事を見直してみましょうね。苦手な食べ物があったり、お食事内容が不安な場合には、補助的にサプリメントを使われるのもよいかもしれませんね。
お肌もお体の一部です。外側からのケアを一生懸命行っても、どうしても変化が見られないといったときには、内側からのケアに目を向けてみると、随分状態がよくなることも多いですよ。
お肌の基となるタンパク質、ビタミン、ミネラル類など、バランスよく摂ること、可能なときには、しっかりとお体を休めるなどして、しっかりお体を労わってあげてくださいね。