かん 様
2017年8月8日
大学一年生です。 高校生のときからおでこにニキビができ ずっと治らないまま、 あごとほっぺたに沢山ボツボツができてしまいました。 化粧もしていませんし、洗顔が落としきれていないと思い、1ヶ月ほど前から洗顔もしていません。 ほんとうに何をしてもなおらず、 新しくできるばかりで 潰してしましました。 やはり皮膚科に行くべきでしょうか?
スキンケアカウンセラーからの回答
何をしても治らないと、何もしない方がよいのかな、と思ってしまうお気持ち、とてもよくわかります。
お医者様に行かれるのも、大切な選択肢かと思います。ただ、皮膚科に行く前に、できるケアがたくさんあるように思いますし、通院したからといってお薬だけで簡単にニキビがなくなるわけではなく、やはり、毎日のケアをきちんとするということが前提の上での治療になってくるかと思います。まずは、できることを試してしばらく様子をみられ、それでもやはりどうしようもないという時には、お医者様の力をかりてみられてはいかがでしょうか。
まず、もともとはおでこにニキビが出ていた、ということですから、思春期のニキビやホルモンのバランスに伴うニキビが元であったかと思います。その後、顎や頬にも出ていたということですから、最初の原因に加え、乾燥もニキビの原因になっていったのではないかと思います。
ニキビの原因は、洗顔やメイクが影響してくることもありますが、もともとは、皮脂の分泌量に伴うものがほとんどです。皮脂の分泌は、乾燥だけでなく、身体の成長に伴うものや、ストレス、ホルモンのバランスなど、お身体の内側の影響も関係してきます。
今は洗顔もされていないということですが、汚れがきちんと落とせていないということは、やはり致命的でもあります。まずは、正しい洗顔から始めていきましょう。
洗顔は、弱アルカリ性の石鹸を用いて、しっかりと泡立て、皮脂の多い箇所から順に洗い、すすぎを含めて30秒程度の短時間を目安に行うようにします。朝晩2回、きちんと汚れを落とすようにしましょう。
そして、大切なのは、保湿ケアです。きちんと汚れを落とした上で、たっぷりとローションを使って、肌に水分を与え、お肌を整えます。特に、このローションをつける工程は数回繰り返し、たっぷりと肌に水分を与えましょう。そして、その後は保湿剤を使って潤いをキープできるようにします。乳液やクリームといった油分の多いものは避け、オイルフリーの美容液やジェルなどを選ばれるとよいと思います。
洗う、潤す、キープする、この3ステップで構いませんから、必ず毎日行ってくださいね。しっかりとすすげば、洗顔料が肌に残ってトラブルが起きるということはあまり考えなくてよいと思います。むしろ、いつも外気にさらされ続けているお肌を放置するほうがよくありませんから、きちんと洗い、そして、潤す、という作業を続けていってくださいね。
例え、皮膚科に言った場合でも、この基本的なケアができていないと、必ず保湿をしてから使用するといったタイプのお薬が処方されたときに、効果がでにくくなるだけでなく、違うトラブルが起きやすくなってしまいますから、保湿ケアまでは、毎日してみてくださいね。肌に潤いが出てくれば、皮脂の過剰分泌も減ってきますし、毛穴の伸縮もよくなり、毛穴が詰まりにくくなっていきますし、肌に透明感もでて、キメも整っていきますよ。
また、ニキビが気になると触ってしまったり、見栄えが悪いと感じてつぶしたくなりますが、これもまた、お肌によいことではありません。日々のケアをしっかりしていくことで、今あるニキビもコントロールできると思いますから、諦めずにケアしていきましょう。
そして、先にも書きましたが、ニキビは肌や化粧品だけの問題ではありません。きちんと身体を休める、バランスのよい栄養をとる、ストレスをためないようにする、といったお身体のケアも大切です。お肌の身体の一部です。身体を労わることが、肌をいたわることにつながっていきますから、栄養面も含め、しっかりと生活スタイルを整えていってくださいね。