わん 様
2017年9月27日
助けてください。私は現在、高校一年生です。悩みは、二つあり一つめは頰の小さいピンクや肌色のニキビです。二つめは、毛穴の開きです。頰と鼻にあります。頰の毛穴はややしずくのような形で薄い茶色だったりピンク、毛の生えているところもあります。鼻の毛穴は薄い茶色や黒の丸い点が規則正しくあります。眉間も似たような感じです。上から撫でるとザラザラしています。黒い点々は今年の五月くらいからできました。今まで無かったのでショックです。現在行っているスキンケアは、朝と晩に韓国のニキビ用石鹸をもちもちに泡だてて優しく洗顔して、そばかすが気になるのでなめらか本舗の濃いめ美白化粧水をコットンに浸してパッティングし、100均のハトムギ美容液を手で優しく叩き込み、ラストにワセリンを薄く手に付け、肌に乗せています。一カ月に一回ほどのスパンで自家製ヨーグルト抹茶蜂蜜パックをしています。ヨーグルトにピーリング効果があり、白くなることは知っています。肌の特徴は少々敏感肌で、色白です。そばかすが目の下に多いです。小学生の頃は、毛穴が開いていることはなくニキビのみでした。ニキビは、小学五年生に四泊五日の合宿のようなものに行った時から出始めました。中学生の頃は、三年間ずっとマスクをして生活をしていました。ニキビはあまり無かったのですが、自分の顔に自信が持てずそうしていました。毛穴の開きは中学生の頃にできたと思われます。どのようなケアをしたらこれらの悩みを解消し、卵肌になるのでしょうか。もともとは綺麗なお肌だったのでショックで今まで約五年間たくさん調べたり試してみたりしたのですが、もう分からなくなってしまいました。ずっと治りません。具体的なケアの方法などお力をお貸しください。
スキンケアカウンセラーからの回答
長く悩んでこられたのですね。悩み始められた頃と、お肌の状態も変わってきているとは思いますから、今のお肌に対してできること、ケアの見直しをしていきましょうね。
まず、ご利用中のスキンケア製品を少し見直してみてもよいかもしれませんね。
やや敏感なお肌の状態で、頬にプツプツとしたニキビがあること、毛穴の開きが気になること、毛穴の黒ずみもあるという状態ですから、肌の乾燥が一つ、大きな原因になっているのではないかと思います。
今必要なことは、きちんと汚れを落とすこと、きちんと肌に潤いを与えること、そして、角質を育て、肌のバリア機能を上げること、だと思います。
洗顔は、弱アルカリ性の石鹸を用いて、きちんと汚れを落としましょう。石鹸やソープと名称にあり、固形のものでも、成分的には石鹸といえないものも多くあります。また、海外の製品には優れたものもたくさんありますが、必ずしも、日本人の肌に合っているとは限りません。弱アルカリ性の洗顔石鹸は、国産のものもたくさんありますから、洗顔石鹸をかえてみられてもよいかもしれませんね。弱アルカリ性の石鹸で適切に洗顔できていると、肌のザラザラ感は随分軽減されるのではないかと思います。
そして、保湿ケアですが、化粧水と保湿剤で十分だと思います。ワセリンは、そのほとんどが油分です。乾燥を防ぐ働きはありますが、ワセリン自体に保湿効果があるわけではありません。大量の油分は、毛穴詰まりの原因になることもありますから、こちらは一度控えてみてもよいかもしれませんね。パックもお肌の為にされていることだとは思いますが、ピーリングは必要ないと思いますし、食品は化粧品と異なります。衛生面の問題や、肌に乗せることを前提として作られているものではありませんから、お肌にのせることはあまりおすすめできません。
今のお肌は、とても敏感な状態になっていると思いますから、化粧水を選ぶ際には、エタノールやピーリング成分が入っているものは避けましょう。ドロドロとしたテクスチャのものを選ぶ必要はありません。まずは、ローションをタップリと使い、何度か重ね付けして、しっかりとお肌に水分を与えて整えます。この工程が非常に大切です。パッティングは肌への刺激になりますから、コットンは使わず、手のひらでそっとおさえるようにして、つけるようにしてくださいね。その後、保湿剤で潤いをキープできるようにするのですが、乳液やクリームといった油分の多いものは避け、オイルフリーのジェルや美容液がおすすめです。
化粧品は、高価なものがよく、安価なものが悪い、というわけでもありませんが、安価なものには、余計なものが入ってはいなくても、配合されている成分の量が少なかったりするものもありますから、お肌の状態が余りよくないときには、妥当な金額のものを選ぶようにしましょうね。
弱アルカリ性の石鹸で、不要な汚れや皮脂はきちんと落とす、肌に不要な皮脂を与えず、しっかりと潤いで満たす、この作業を毎日、朝晩続けていくことで、自分の肌の力を引き出しながら、ケアをしていけるといいですね。もともと、色白で皮膚も薄く、キメが細かい、美しいお肌をお持ちだったのだと思います。少し乾燥しやすいタイプではないかと思いますから、乾燥対策は油分ではなく、まずは水分だと考えて、ケアを進めていきましょう。
肌に潤いが出て、バリア機能がきちんと働くようになれば、刺激も受けにくくなりますし、ターンオーバーも整いやすくなりますよ。
また、小学生の頃にはなかった毛穴の開きは、スキンケアだけの問題ではなく、身体の内側のケアが有効になるかもしれません。第二次性徴期以降、女性は鉄分が不足しやすいといわれますが、鉄分が不足すると、なんとなく顔色が悪い、疲れやすい、身体がだるい、といったようなことだけでなく、毛穴の開きにつながることがあるようです。
代謝活動に重要なビタミンB群、肌のもととなるタンパク質、そして、不足すると肌にも影響の出やすい、亜鉛、鉄といったようなミネラル類もきちんと摂れるように、一度見直してみてくださいね。
まだまだ、ご自身のお肌がもつ力で、十分キレイなお肌が維持できるご年齢です。肌もお身体の一部ですから、スキンケアは少し引く、栄養面はプラスする、といった考え方で、素敵なお肌を取り戻されてくださいね。