スーパーなどの野菜売り場を見てみると春キャベツや新タマネギ、 筍やふきのとう等、ほろ苦く、えぐみがあって 味の濃い「春野菜」が並んでいますよね。 春野菜は、冬に溜め込んだ身体に必要ないものの排出を助けるデトックス効果が 秘められているため、美容や健康に良いと言われています。 今回は「旬を迎えた春野菜の美容効果」についてご紹介します! ■ 春キャベツ 春キャベツは、冬に収穫されたキャベツよりも葉が薄く、 柔らかく、みずみずしいという特徴があります。 キャベツは、ビタミンCの含有量は1年を通して、春が最も多く、 葉っぱ2枚で1日に必要なビタミンCが補えるそうです。 ビタミンCは、免疫力の向上、コラーゲンの生成や 風邪の予防・早期回復、美肌効果があるため、 積極的に摂取しておきたい栄養素です。 ビタミンCは熱に弱く、水に溶けやすいという特徴があるので、 なるべく生で食べるようにしましょう。 ■ ふきのとう 「春の使者」という別名を持つふきのとうは、ミネラルやビタミンが 多く含まれています。 特に、抗酸化作用があり、女性ホルモンの分泌に深く関わりがあるとされている ビタミンEが豊富に含まれているため、 女性は積極的に摂っておきたい食べ物でもあります。 また、老廃物を体外に排出する「デトックス効果」のあるカリウムも 豊富に含まれています。 便秘予防に欠かせない食物繊維も豊富に含まれているだけでなく、 更年期障害やお肌の老化を予防する効果もあります。 ■ そら豆 ビタミンB2が豊富に含まれている「そら豆」には、髪や爪を健康に保ち、 お肌のターンオーバーを正常にする働きがあります。 また、亜鉛や鉄分等のミネラルも豊富に含まれているので、 貧血の予防にも効果的ですよ。 そら豆は「さや」から中身を取り出し、塩茹でして食べる方法が 一般的な食べ方です。 ですが、茹でてしまうと、肝心な栄養成分が流れ出て無駄になってしまうので、 さやごと焼く、もしくは、蒸して食べるようにしてくださいね。 ■ グリーンアスパラ アスパラガスには、ビタミンCと「アスパラギン酸」というアミノ酸が 豊富に含まれています。 アスパラギン酸には、肌の新陳代謝を促進し、保湿をする効果があります。 また、老廃物を効率よく排出する利尿作用やエネルギーを生成したり、 疲労回復効果があります。 お肌や身体にとって嬉しい効果を持つアスパラガスは、茎が太めで まっすぐと伸びて張りがあって、穂先が開いていない、 ほどよく締まったものを選ぶようにしましょう。 アスパラガスは成長力が非常に強いため、横向きに寝かせていると、 アスパラガスが持っている栄養素を使って成長しようとします。 アスパラガス自身の栄養素を保つために、縦向きに立たせて 保存するようにしてくださいね。 ■ 筍 筍には、「疲労回復のビタミン」とも呼ばれるビタミンB1が 豊富に含まれています。 カリウムやミネラル、食物繊維が豊富に含まれているため、腸内を綺麗にし、 むくみを予防する効果にも優れています。 また、老化防止に効果的な成分も含まれている筍は、 若々しく、健康的なお肌を作るために摂取しておきたい食べ物ですが、 筍には、えぐみが大変強いというマイナスポイントがあります。 筍を生で購入した場合、時間が経過していくに連れて、えぐみがどんどんと 出てしまうので、できるだけ早く下茹でをして、処理をしておいてくださいね。 ■ 菜の花 ほろ苦く、苦手意識を持たれがちな菜の花には、シミやしわの元となる 「一重項酸素」を消去する力が野菜の中でもトップクラス。 また、アンチエイジング作用が強く、こちらも野菜の中でも トップクラスだそうです。 食物繊維も多く、便秘による肌荒れ予防効果が高いです。 ビタミンCやビタミンE、ミネラルやカルシウムも豊富に含まれているため、 高い美容効果があります。 女性にとって嬉しい効果がたくさん含まれているので、積極的に食べるように してくださいね。 いかがでしたか? 春野菜は独特なえぐみとほろ苦さがあって苦手に感じている方は 多くいるかと思いますが、あのえぐみやほろ苦さは、 長くて寒い冬を乗り越えてきたという春野菜の生命力の証です。 生命力に溢れた春野菜を食べて、冬に身体の中に溜めたものをデトックスして、 身体の中をキレイにしましょう! 来週もお肌の役に立つ情報をお届けしますので、お楽しみに♪(*´▽`*)