暖かくなって、外に出るのが気持ちよくなる季節ですが、外にはお肌に刺激と
なるものがいっぱいですよね。
中でも紫外線のパワーは恐るべきもので、ちょっとコンビニまで、ちょっとベ
ランダで洗濯物干しなど、ちょっとそこまでというときにでさえ、結構な紫外
線を浴びていますよ。
ご存知かと思いますが、「母子手帳」からも“赤ちゃんを日光浴させよう”と
いう文章が3年ほど前から消えています。
理由は、紫外線を浴びることでDNAが傷つくからということらしいのですが、
夏の昼間に5分間ほど直射日光を浴びた紫外線の量は、人の細胞1個のDNAに
約10万個の傷を負わせる量に相当するといわれています。
DNAつまり遺伝子にも多大な影響を与えているのです。
つまり、紫外線をたくさん浴びた肌はそのときはただこんがりと健康的に色づ
くだけですが、細胞レベルでは遺伝子が少しずつ破壊されているのです。
また、目に見えないところで、シミ、シワ、ソバカスがつくられ始めています。
オゾン層破壊がますます進んでいる今、紫外線の害は深刻です。
怖いのはそれが肌にすぐに出てくるのではなく、あとからお肌にでてくるとい
うことです。年をとるほど紫外線の害が蓄積されるので注意が必要です。
紫外線の強い時期には、無防備に強い日差しに肌をさらすのはやめましょう。
では、自宅にいるときや「ちょっとそこまで」という場合、うまく紫外線対策
をするにはどのようにしたらいいのでしょう?
ポイントはソフトメークとスキンケアです!
ガラス越しでも紫外線を浴びています。自宅にいるときも日中はノーメークで
過ごさずに、うっすらとファンデーションかUVケアのクリームを塗ることをお
すすめします。
紫外線が怖いからといってしっかりファンデをつけると反対にお肌に負担がか
かってしまっているという場合もありますよ。
そして、朝晩ていねいにスキンケアをすることが大事ですよね。
もちろん、化粧品は無添加のお肌に負担をかけないものをご利用くださいね。
この時期、見た目で日に焼けたとは思えなくても、遺伝子がきっちり破壊され
はじめている怖い現実をお忘れなく!
ちょっとそこまでというときには帽子がおすすめです。
帽子くらいで紫外線が防げるの?と思っていらっしゃる方がいるかもしれませ
んが、実際に帽子でじゅうぶん紫外線を防げるようです。
ただ、つばが最低5cmほどは必要でシミなどの気になる頬骨の下まで陰をつ
くることができます。しかし、横からの光に対しては弱いので日差しの強いと
きは、つばの広いものをかぶるようにしたり、日傘をご利用いただくほうがい
いかもしれません。
長袖の衣服やジーパンなどで腕や足にも気を使って紫外線を遮断する工夫が大
切ですよね。
また、紫外線によって体内に発生する活性酸素の働きを抑える抗酸化食品をと
ることもいいですよ。緑黄色野菜、かんきつ類、大豆などがいいそうです。
今日からのスタートでも生涯で浴びる紫外線の量をなるべく少なくしていくこ
とでお肌の老化を遅らせることはできるのです。30代で、肌年齢が10歳も
差があるというデータもありますよ。
春からのソフトメークといつもの丁寧なスキンケアを。そこから美しいイキイ
キ素肌つくりが始まります。
ところで、考えてみるとぞっとしませんか?
自分の子供に「家でゲームばかりしてないで外で遊びなさい!」とは言えない
時代になっているのですよ。