秋は気がつかないうちに乾燥が進みやすいです。
乾燥すると角質層の水分が奪われ、お肌のしなやかさもなくなります。
特に目の周りは・・・
(1)顔の他の部位に比べ、皮膚が薄いため外的刺激を受けやすい。
(2)目元は皮脂の分泌量が少なく、皮脂膜が十分でない。
(3)まばたきで皮膚が引っ張られるという繰り返しの物理的負担。
このような条件がそろい、シワができやすい部位です。
シワの原因としては「お肌の乾燥」だけでなく、紫外線による真皮内の
コラーゲンの減少・変成により肌の弾力・ハリが失われ、肌がゆがんだり、
凹凸ができることでも起きます。
乾燥性の小ジワは保湿ケアで早めに解消することができますが、放って
おくと表情ジワのような消せないシワになってしまいます。
また、乾燥すると肌機能の働きが鈍ってしまい肌本来の役割が果たせ
なくなります。若々しいみずみずしさがなくなり、透明感が失われお肌は
くすみがちになるのです。
お肌の乾燥は老けて見えるだけでなく、本当にお肌を老化させるのです!
さらにお肌の乾燥は肌荒れをも引き起こしてしまいます。
乾燥した状態がつづいた肌に触るとざらついていたり、白い粉をふいて
いることがありますよね。これは乾燥によって角質の状態が悪化し、肌
が荒れている状態なのです。
こうなると化粧のノリがよくないだけでなく、バリア機能が低下し外的刺
激をまともに受けるため、新たな肌トラブルを引き起こしやすくなります。
そこで、乾燥には保湿!と思いがちですが、乾燥している肌にオイルや
乳液・クリーム等を塗っては、その乾燥した肌を保つことになります。
大切なのは“まず水分補給すること”です。
水分の不足しているお肌に効果的な水分をたっぷりと与え、その後、
そのうるおいを保つために美容液等で保湿する。これこそが大切な
うるおいケアなのです。
年齢を重ねることでも乾燥しやすくなりますが、適切な保湿ケアをすれば、
年齢に負けないうるおいたっぷりの状態を保つことができますよ。