最近、天気がいい日は紫外線が気になりませんか?
この時期の紫外線の強さは全国平均ですでに9月ごろの水準にあることが
わかっています。それだけでなく・・・
“3月の1ヶ月に降り注ぐ紫外線の量は9月より多いのです!”
忘れがちですが、3月のはじめにはもう紫外線対策ははじめた方が無難なの
ですよ!!
特に紫外線の影響としてははシミやそばかす・シワがありますよね。
紫外線を浴びると、皮膚の中のメラニン色素をつくる細胞(メラノサイト)が
活発に活動してたくさんのメラニン色素をつくります。
この色素によって体を紫外線から守ろうとしているのですが、たくさん
つくりすぎたメラニン色素は表皮の基底層というところに取り残され
シミやそばかすになってしまいます。
その上、紫外線はお肌のハリを保つコラーゲンをも壊します。
するとどうなるのでしょう?そうです。小じわ、たるみが出るのです0!
紫外線には3種類あり、シワやたるみの原因になるUVAと、皮膚ガンなど
の原因となるUVBと、紫外線の中で最もエネルギーが高く有害な短波長
紫外線UVCがあります。
UVCはオゾン層に吸収されますが、近年オゾン層がフロン等によって破壊
され南極上空にはオゾンホールが確認され、日本でも札幌上空のオゾン
量が減少気味であることが気象庁の測定で明らかになりました。
環境庁の調査研究でも紫外線は皮膚ガンや白内障を引き起こしたり免疫力
の低下をもたらしたりすることがわかっています。紫外線の強い沖縄・九州・
四国では高年齢者の皮膚ガンが増加しているといわれています。
日中の紫外線の強さはといいますと12時がピークで、午前10時から午後
2時までの4時間で1日の紫外線の量の半量になります。ヒトが浴びる紫外
線の量になると、アスファルト等による反射する光も大きく影響し、身体の
凹凸によっても浴びる量は違ってきます。特に鼻や頬、下唇などが多くなります。
話はそれますが、小麦色の肌を健康のシンボルとして考えるのは大きな
誤解で、皮膚が黒くなるのは皮膚が紫外線から身を守ろうとしてメラニンを
多くするという警告のサインなのです。
夏にビーチで身体を焼いている、紫外線に対して無防備な方たちをみると
可哀想になります。十数年後には光老化の象徴であるシミ、シワに悩まされ、
取り返しのつかないことにならなければよいのですが。
このように紫外線はお肌の老化の一番の原因です。日常生活のいろいろな
場面で紫外線に気をつけなければなりませんね。
早めにしっかり紫外線対策をして、お肌の老化を防ぎましょう!
あなたの紫外線対策、バッチリですか?
来週は日焼け止めの選び方についてお伝えいたします。