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2017年7月31日

中学生の娘なんですがにきびがあるのですが学校で体育祭の練習なので外にいる時間が、多くなるのですが日焼け止めはにきびが、増えそうで。つけた方がいいのでしょうか?
スキンケアカウンセラーからの回答
ニキビケアと紫外線対策の両立については、どうしたらよいかわからない、という方がとても多いようですね。
日焼け止めをつけることで毛穴が詰まるのでは、ニキビが悪化するのでは、と心配されされる方が多くいらっしゃいます。
確かに、日焼け止めの使い方次第では、ニキビを悪化させてしまったり、お肌に負担がかかる可能性もありますから、日焼け止め自体を使用しないという選択肢もありますが、ニキビによる炎症がある場合、紫外線を浴びることによって、色素沈着やニキビ跡の原因を作ってしまうことにもなりかねません。
また、日焼けをしてしまうことで、肌が乾燥すると、皮脂の過剰分泌を招き、新たなニキビができてしまうことも考えられるので、うまく日焼け止めと付き合っていけるとよいですね。
日焼け止めは、大きく分けて2種類あります。
1つは、紫外線吸収材を使用したもの、そして、もう一つが、紫外線散乱剤といわれるものです。
紫外線吸収剤を使用したものは、紫外線に対する高い防御機能を持っていますが、その分、お肌への負担も大きくなってしまいます。肌が敏感な方の場合は、痒みがでたり、かぶれたりするなどの新たな肌トラブルの原因となることもありますから、ニキビのある敏感な状態のお肌には、紫外線散乱剤を用いた日焼け止めがおすすめです。
また、ウォータープルーフタイプのものや、油分の入っているものなどの場合は、通常の洗顔では落としきれず、毛穴詰まりや、新たなニキビの原因になってしまうこともあります。まだお化粧などをされておらず、クレンジングをする習慣のない学生さんの場合には、このようなタイプも避けた方がよいかと思います。
つまり、
◎紫外線吸着剤を使用していないもの
◎ウォータープルーフ加工のないもの
◎オイルフリーで洗顔で落とせるもの
というような内容のものを選ばれるとよいかと思います。
SPF値も高くないといけないということはありません。学生さんの場合は特に、ある程度の日焼けは仕方のない部分もありますから、防げるところは防ぎ、日焼けしてしまった場合には、しっかりとアフターケアをする、という前後のケアを大切にしながら、うまく紫外線ケアを行っていかれてくださいね。