この時期、晴れ間が広がると日差しがきついですね。
ところで、皆さんは紫外線に気をつけていると思いますが、紫外線は工夫次第
でどのくらい防止できるのでしょうか?
目安として次のようなデータがあります。
7月のある晴れた日、太陽からの地上に降り注ぐ紫外線量を【100】とした
時の顔の肌の紫外線被爆量は以下の通りです。
・何もつけないとき>>>>>>> 【74】
・つばが7cm帽子を着用すると>>【48】
・幅の太いサングラス装着で>>>【19】
・帽子とサングラス両方すると>>>【7】
このデータは、黒い帽子で、サングラスの材質はプラスチックで黒のものです
が、紫外線をカットするにはサングラスはプラスチック製で、帽子のつばも
7cm以上のものが望ましいとされています。
屋外の太陽光からの紫外線被爆に対してサングラスをすること、あるいはツバ
付きの帽子を被ることでかなりの紫外線を除去することができることがこのデ
ータからわかりますね。
ところで、紫外線は上からだけでなく、下からも来ますよ。
そう、反射です。
雪面や砂浜では特に反射紫外線も量が多く、直射日光を遮っても50%の紫外
線を浴びてしまうそうです。紫外線反射率は、あるデータによると雪で80%、
砂では20%、コンクリートでも10%程度の反射があるそうです。
よくスキーなどで雪焼けといいますが、本当に雪の上では下からも上から降り
注ぐ紫外線と同じくらいの量を浴びているのですね。
最近、若い女性にも黒の日傘が飛ぶように売れているそうで、紫外線に対する
認識が高まっているようです。
紫外線は白内障を誘発する要因であることばかりでなく、身体の免疫を低下さ
せることがわかっています。スキンケアの面だけでなく紫外線対策は本当に必
要になっていますね。