先週はお肌の老化について“新陳代謝”がうまく行われていれば、
お肌はハリやツヤが保たれ、老けては見られない!! とお伝えいたしました。
今回はお約束どおり、お肌の老化を遅らせるヒントをお伝えいたします。
では、老化を遅らせるために・・・
まず、新陳代謝を活発にするために身体を動かしましょう。
最近、散歩やウォーキングが推奨されているのは、老化にも関係しています。
ただ、ハードな運動やスポーツをするのはやめてください。
長年使ってきた身体や臓器には、いたわりをもって接することが基本です。
ハードな運動によって過労など過激な刺激にさらされると逆に老化が早められ
ますよ。
人の身体は、組織の一つが老化すると危険ですが、身体のいろいろな器官が均
等に老化することがいいらしいです。
また、最近、文字を書いていない方いらっしゃいませんか?
頭にもある程度刺激がないと老化につながりますよ。
頭というより脳の緊張感を失わないことが大事です。堅い本を読んだり、絵や
字を描いたり・・・手の指を動かすことが数多くの脳細胞が使われ良い刺激に
なるようです。
そういえば・・・画家さんや陶芸家の方がかなりの高齢になってまで、現役で
頑張っているのもうなずけます。
手指を動かすことは最も安全で快適な健康法といえるかもしれませんね。
また、手といえば、手や首のお肌を見ると年齢がわかりますよね。
お顔だけでなく、手や首も化粧水や美容液をのばし日焼け止めもつけて、
しっかりケアして老化を遅らせましょう。
次に、新しい良質の細胞をつくるために食生活に注意してみましょう。
お肌や髪など細胞の原材料となるのはタンパク質です。
さらにお肌の弾力成分はコラーゲンで、水分を除いた皮膚の約80%は、
コラーゲンから成り立っています。
最近の研究では、はりの低下や、しわといった皮膚変化の要因がコラーゲンの
性質や状態の変化によるものがわかっています。
このコラーゲンは若いときはしなやかで弾力やハリが保たれるのですが、年と
ともに柔軟性(しなやかさ)が低下していき、たるみ、シワなどの老化の原因に
なります。
体内でコラーゲンをつくるにはビタミンCとタンパク質が必要です。
良質のコラーゲンを作るためにも良質の新鮮な食品からビタミンCとタンパク
質をしっかりとりましょう。
また、その他のビタミンやミネラルの十分な補給も大切です。
これらが少ないとホルモンバランスも崩れがちで、お肌の状態を保つためにも
決してよくありません。
それから、食事には十分注意しているのにどうも・・・という方は、栄養が新
陳代謝の現場までうまく伝わっていないという可能性もあります。内臓など体
の健康にも注意しましょう。
スキンケアでは、お肌を健康なより良い状態に保つように、こまめに化粧水で
水分補給を行い美容液で適切な保湿ケアをして、お肌の水分量を保つことが老
化を遅らせることにつながります。
さらに、早くから紫外線対策などにも充分対処して将来に備えましょう!
最後に化粧品は、上手に使えば、お肌の老化を遅らせることのできる素晴らし
いものです。しかし、間違って使えば、反対に老化を早めてしまいます。この
ことはよく頭に入れて置くべきことです。
お肌の悩みが全くない方はいないと思いますが、それぞれ個別の悩みだけを考
えたケアだけではなく、お肌自体を正常な状態に戻す(保つ)ことまでも視野
に入れた、お肌本来の力を引きだすトータルケアを考えないと、いつまでも根
本的解決にはなりませんし、お肌の健康を保てません。
1日1日のちょっとしたスキンケアが、5年後、10年後のお肌に大きく影響
してくることをお忘れなく。