汗をかくことが多くなり、お肌もべたべたしやすくなっていますが、
ニキビや吹き出物ができて赤くはれたり、痛みをともなったり、
膿みをもってしまったり・・・
これらは“せつ”とか、“毛嚢炎”(もうのうえん)と呼ばれます。
中でも特に、ちょうど毛穴の部分にニキビや吹き出物ができる
ことがありませんか?
私どもは毛穴ニキビと呼んでいます。
その原因は、なんらかの刺激による毛穴の痛み、皮脂の過剰
分泌や化粧品に含まれるオイルの毛穴づまりなどがあげられ
ます。
また、毛穴が痛むことで毛穴の出口がふさがってしまい、角質
がたまり袋状になったものは“粉瘤”(ふんりゅう)とよばれてい
ますが、粉瘤が破けて毛穴ニキビが起きることも多いです。
これら毛穴ニキビは顔だけでなく、首、背中、脚などにもでき
やすいという特徴があります。
最悪の場合は皮膚を切開しないといけなくなります。
あまりひどい場合はすぐに専門医に相談しましょう。
これらのトラブルができやすい方は間違った洗顔をされている
ことが多いです。
というのは、これらのトラブルの原因は皮脂や化粧品がうまく
落ちていないことだと思って、ごしごし洗顔したり、洗顔を念入り
にしたり、強くクレンジングしたりしている方が多いです。
しかし、それでは逆にお肌を痛めています。
予防するためには、まずは毎日の洗顔をお肌にやさしいものに
することです。
ごしごしこするなどお肌を傷つけないことです。
純石鹸主成分の弱アルカリ性石けんでやさしくなで洗いすれば
皮脂や通常のメイクでしたら十分落とせます。洗顔は強くする
必要はないのです。
また、洗顔後のケアもお肌に負担となっていないか、見直して
みましょう。