洗顔でお肌を正常にした後は保湿です。
洗顔には、お肌の汚れを取り去りその後の化粧水・美容液を
スムーズに浸透させるという大切な役割もあります。
ところで、『保湿』とはどんなことをいうのでしょうか?
うるおいを保つのは乳液やクリームと思いがちですが、洗顔のあと
乳液やクリームだけをつけるのはどうでしょう?
もし、乾燥肌、敏感肌の方でしたら、乾燥した状態を保つことになり、
硬く黒ずんだ肌になってしまうとたいへんなことに!
保湿とは、まずお肌に十分な水分を与え、それを保持することです。
大切なのはまずお肌に水分をたっぷりと与えること。
その上でお肌に近い成分でそのうるおいを守りましょう。
また、保湿は乳液やクリームだと思い込まれている方がいらっしゃ
いますが、ほとんどの乳液やクリームにはオイルが含まれており、
このオイルがお肌に負担となります。
天ぷら油を何回も何回も使っていると無色だった油が茶褐色になり、
その油であげたものを食べると気持ちが悪くなり、アブラにあたる
ことがありますよね。
これは、空気中の酸素によって油が酸化され、天ぷら油の中に過酸
化脂質ができるために起こる現象です。
オイルを使った化粧品も使い続けていくうちにオイルの過酸化脂質化
により老化が促進されることがわかっていますのでご注意下さい。
ただ、いくら保湿しても間に合わないくらいお肌が乾燥してしまって
いる場合もあります。
その場合は上からどんどんつけるのではなく、引き算のスキンケアをする
ことも考えましょう。
例えば、朝の洗顔は洗顔料を使わずに行うのも一つの方法です。
また、ファンデーションによっては吸湿性がありお肌を乾燥させるもの
もありますのでご注意ください。
このようにお肌が敏感な方は乾燥してカサカサになって外からの
刺激を受けやすくなってトラブルを起こしていることが多いですので、
保湿には十分注意しましょう。