今年の夏は本当に暑かったですね。この時期、お肌がザラザラしている、
なんだかくすんでいる、ブツブツがでている、肌が荒れてしまってるという
方、いらっしゃるのでは?
これらはお肌が夏バテしていることが考えられます。
では、どうしてお肌が夏バテするのでしょうか?
お肌の夏バテは主に次のような原因が考えられます。
まず、発汗によるミネラルバランスの崩れ。
汗をかく習慣のある方は大切なミネラル分が汗とともに体外に排出され
ないでほとんどが血液中に再吸収され、水分だけが排出されるように
なっています。
ところが、汗をかかない現代の生活環境では、汗を急にかくと交感神経を
鈍らせ、体の各器官が正常に働かなくなり、汗腺の機能も鈍り、ミネラル分
の再吸収がおこなわれず、お肌作りに必要なミネラル分が水分と一緒に
体外に排出されてしまいます!
そして、血液中のミネラル分を大量に出してしまうと、血液はこれを補うため
体中の細胞からミネラル分を横取りしてしまい、お肌の細胞もミネラル不足
に陥ってしまいます。
すると、お肌に影響が出てくるのは当然ですね。
次に、冷房による温度差。
よく冷えた室内と暑い屋外を何度も行き来していると、体温調節機能がうま
く働かなくなり、自律神経失調症になりやすくなり、皮膚機能にも影響を
及ぼします。また、エアコンによる乾燥もお肌に良くありません。
そして、睡眠不足による疲労の蓄積。
昼間の疲れを夜の睡眠で回復するはずが、様々な要因で睡眠が不足する
ことにより、疲れがとれないままお肌にも疲労が蓄積していくことになります。
また、今年は暑かったので、食欲が落ちたことと思いますが、そこでそうめん
などサッパリ系のメニューや清涼飲料水などを多く摂取してなかったでしょうか?
このように食事が偏るとビタミン、ミネラル、たんぱく質などのお肌に必要な
栄養素が不足しがちになり、お肌に不調が現れることに。
これらの要因はすぐにお肌に影響が現れるというものではなく、あとあと徐々に
お肌の不調を感じるもの。
特にこの時期は夏から秋への季節の変わり目ということもあり、お肌の状態が
いっそう悪くなる…。お肌の夏バテは、まさに悪循環です。
まだ、影響が表れていない方も、すでに影響が表れている方も、どうすれば
この悪循環が断ち切れるのでしょうか?次回、お伝えいたします。