12月に入り、気温が低く空気が乾燥する季節となりました。
新陳代謝が悪くなる上に、室内では暖房などによりさらに乾燥が
進み、ますますお肌の乾燥トラブルが起きやすい時期です。
乾燥はまず目元や口元に現れます。それはこの部分の皮膚が
特別デリケートだからです。
特に最も乾燥しやすく、トラブルが起きやすい部位の一つである“目元”。
目元の皮膚はとても薄く、乾燥しやすいデリケートな部分。
しかも、表情にあわせてよく動かすため小じわになりやすいのです。
鏡に向かってニッコリしてみて下さい。目じりに小じわができたら要注意。
目元の乾燥には毎日のケアが一番、しっかり化粧水と美容液でうるおい
を保ちましょう。
さらに保湿力を飛躍的に高めるフェイスマスクをご利用になればとても
効果的です。
ところで、目は美しさよりもイメージを語り、口元はその人の美しさすべて
を語るともいわれています。
大きな目になりたいとか、二重になりたいと思っている方が多いですが、
美を決定するのは、むしろ口元です。
目元はメイクアップなどである程度思い通りに変えることができますが、
口元はそれが難しいことも理由の一つ。
この口元も目元同様、乾燥しやすい部位です。口元がカサついているだけ
で美人が台無しに。
特に乾燥とは無縁のつもりでも、唇が荒れたことがない人は少ないはず。
唇には皮脂腺や汗腺がないため、皮脂膜ができず、角質層も未発達。
そのため皮膚全体が薄く、保湿することができません。また、メラニン色素
も少ないため、紫外線防止もうまくできません。
このように、体の表面を覆う皮膚と違い、粘膜に近い構造になっているため、
荒れやすくなっているのです。
唇は常に何かを塗って保護しておくのが理想なのですが、荒れてしまった
唇にはコラーゲンなどの美容液を使ったリップパックが効果的。
口紅を落とすときなども、唇をこすることによって傷つきやすいので
落ちにくいものは避けましょう。
さらに、オイリー肌の人も年齢とともに皮脂量は減少していき、部分的な
乾燥に悩まされることが多いのが事実。
デリケートな部分の乾燥に気づいたら早め早めのケアを心がけましょう。
来週は乾燥ケアの秘訣をお伝えいたします。