肌質の違いは常在菌のバランスに左右される!

前回のマガジンで皮膚にいる常在菌の中のお肌にとってよくない雑菌
が悪い汗を餌として繁殖し、皮膚トラブルへつながるということをお伝え
しましたが、「常在菌」についてたくさんのご質問をいただきました。

そこで、今回は「常在菌(じょうざいきん)」についてお伝えいたします。

まず、あなたのお肌にはたくさんの菌が常にたくさん存在しています!

え0ウソでしょ0!という声が聞こえてきそうですが、これは紛れも
ない事実です。

お肌の上には常在菌(皮膚常在菌)といって、文字通り常に菌が無数に
存在し活動しています。どんな方のお肌にも存在し、病原菌の侵入や
増殖を抑える役割を担っている人間にとって有用な細菌です。

キメの整った人、ニキビのできやすい人、乾燥しがちな人などなど人に
よって肌質の違いが生まれるのは、一人一人が持っている常在菌の
種類や生態系バランスの違いが一因だそうです。

その常在菌の働きについて皮膚生理学に基づいた研究により近年特に
注目されはじめています。

常在菌にも健康な素肌を作り出す菌(善玉常在菌)と肌トラブルの原因と
なる菌(悪玉常在菌)があり、どちらも存在しています。

菌の種類はたくさんありますが、たとえば悪玉菌では先週お伝えしま
した、ニキビの原因になるアクネ菌やアトピー性皮膚炎に関係する黄色
ブドウ球菌などがあります。

健康な素肌をしている方は善玉常在菌が活発に働き、皮膚細胞の環境が
たいへん整っていて、水分、脂分のバランスが保たれ、悪玉常在菌の
増殖を抑え、お肌の健康を保ってくれているそうです。

さらに、細胞の生まれ変わろうとする働きもスムーズなので、いろいろなケアを
しなくともシンプルなスキンケアだけで常に善玉常在菌が最良の状態で
働いてくれているそうです。

でも、健康な素肌の方でも、「私は善玉常在菌がいっぱいよ!」なんて意識
していないですよね。

逆に、潤いがなくガザガザだったり、トラブルが生じているお肌の場合、その
お肌では善玉常在菌がうまく働いていないか、育ちにくい環境にあることが
考えられるそうです。

トラブルでお悩みの方も善玉常在菌をしっかり働かせることができれば、
お肌が潤い、本来の健康な素肌を取り戻すことが可能なのです。

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