前回はお肌をトータルに根本から改善していこうという考え方で作られた
化粧品を選ぶことが最も重要であることをお伝えしました。
例えば、お肌は弱酸性だからなんとなく弱酸性洗顔料がいいと思ったり、
海外の高級ブランドだからよさそうと選ぶのはどうでしょうか?
特に、海外のものにはそのまま取り入れると日本人の肌には強すぎる
ものが多いのが現状です。
日本人の肌の角質層の厚さは欧米人より、薄くデリケートにできています。
今、欧米型の化粧品やスキンケア法が日本に輸入されてトラブルが多く
なっているのも、本来の肌質の違いが大きな要素としてあげられます。
さて、今回はさらに化粧品を選ぶ際の大切なポイントをお伝えいいたします。
化粧品の理論の次に、自分の肌質や肌年齢などを理解しましょう。
「私は敏感肌だから…」とか、「私は乾燥肌だから」とか自分で自分の肌質を
決めつけている方がいらっしゃいますが、本当にそうなのでしょうか?
お肌の状態はスキンケアだけでなく体調やストレスなどにも大きく左右され
ます。本当は化粧品ではないのにトラブルは化粧品のせいだと思い込んで
しまっていたということもあります。
さらに、若いのにシミやしわが多くてハリのない肌の人もいれば、お年を召して
いるのにとてもお肌のキレイな人もいます。
最後にお肌に負担の少ないものを選びましょう。
従来の厚生省表示指定成分などはもちろん、特に乳液やクレンジング
クリーム、100%オイル美容液などオイルたっぷり含まれるものはおすすめ
できません。
保湿は乳液やクリームがいいと思いこまれている方がいらっしゃいますが、
乳液やクリームに含まれるオイルは使い続けていくうちに過酸化脂質化し
くすみやシミ、吹き出物などにつながりかねません。特に20代、30代の方は
おすすめできません。
しっとり感や保湿感を出すことは、現在の技術ではとても簡単なことです。
1回試しにつけたその場の感覚やキャッチフレーズや宣伝広告だけで
決めてはいけません。
美容液を購入する際は、事前に保湿成分にオイルが入っていないか、
表示指定成分がはいっていないかなどを必ず調べることをおすすめします。
基礎化粧品はお肌にダイレクトにつけるものです。
お肌自体を健康にすることまでも視野に入れた、トータルのケアでないと
べたべたつけるだけでは意味がありません。
あなたがいつも買う化粧品屋さんでは、そのあたりまで十分考えて
カウンセリングし、商品を勧め、アフターフォローしてくれていますか?
そのあたりを十分考えた上で、選びケアしていかないと、トラブルが起こって
後で苦しむのは自分ですよ。
その他いろいろありますが、最低限これらをしっかりと考え選んでいただく
ことをおすすめします。キレイな素肌を保つために。。。