今週の雪はすごかったですね。関東地方では記録的な初雪となり、
今年はなんだか冬がくるのが早いようです。
でもクリスマスが近づいてプレゼントやケーキはどうしようかとみなさん
ワクワクしていませんか。
さて、このように一気に過酷な冬型の環境になるとお肌も環境の変化に
対応できなく、いろいろなトラブルを招きがちになります。
特に気をつけたいのがお肌の乾燥ですが、お肌の乾燥を甘く見ないように。
乾燥による肌荒れやかゆみ、赤み、にきびや湿疹などご相談がたくさん
寄せられています。
11月のマガジンでお伝えしましたが、乾燥対策としては何が大切だった
でしょうか?
大切なのは、ローションで水分をたっぷり補うことでしたよね!
ローション(化粧水)の一番大きな目的は洗顔して失われた水分を補給
することです。お肌に良い水を使用したローションをたっぷりと補いましょう。
冬場乾燥がひどいときは、コットンに化粧水をたっぷりしみこませ、
気になる部分に305分くらいのせておく「保湿パック」をするとお肌が
しっとりしますよ。その後はその水分が蒸発しないようしっかり美容液で
保湿することをお忘れなく。
ここで、化粧水の変わりにミネラルウオーターをスプレーする方がいらっしゃ
いますが、これはお肌をよけいに乾燥させてしまいますので要注意です。
洗浄力の強い洗顔料で洗顔するとお肌が突っ張るのと同じで、顔に付いた
水が蒸発するときに、肌表面の天然保湿成分もいっしょに奪ってしまうため
水だけでは乾燥してしまいます。
もちろん、お肌にやさしい保湿成分が配合されているローションがおすすめ
ですが、天然保湿成分配合というだけでいいのでしょうか?
天然保湿成分を配合した化粧品でも、精製度が問題です。
たとえば植物エキスの中には多種多用の成分が混ざり合い、美容成分と
して有効なものもあれば、お肌に刺激になる成分もあります。高い純度で
精製されていないと、安心して使えないことになります。
近年、私たちを取り巻く生活環境は高気密高断熱化し、冬は暖房、夏は
冷房というように低湿度化が進んでいます。角層のバリア機能が低下して
いる現代人にとって、乾燥環境は好ましくありません。スキンケアだけでなく、
加湿器などで部屋の適度な湿度を保つことも大切です。
乾燥肌は遺伝的なものもありますが、皮膚の乾燥を助長するような外的因子を
生活環境から少なくすることがスキンケアでも重要になります。環境改善によっ
ても補えない部分を保湿作用のある化粧品を塗ることによってカバーしましょう。