先週はオイリー肌についてお伝えしました。今週はオイリー肌の具体的なスキンケアのポイントをお伝えいたします。
全体的に脂性肌の方、Tゾーンなど部分的にオイリーな方などいらっ
しゃいますが、どちらにせよ、テカリを抑えるスキンケアは洗顔が
ポイントになります。
洗顔がうまくいっていれば、オイリー肌は解消されていきます。
洗顔の際に注意していただきたい大きなポイントは次の3つです。
(1)洗顔料
日本の水では純石鹸など弱アルカリ性のものが泡立ちがよく、汚れも
よくおちます。お肌にやさしい純石鹸主成分のものがお勧めですが、
純石鹸にも脱脂力が強いものがあります。皮脂をとり過ぎないで、
お肌に必要な潤いは残すように調整された洗顔料をおすすめします。
(2)洗顔法
お肌はゴシゴシ洗ってはいけません。やさしくなで洗いして、皮膚表面
のぬめりをとるだけでいいです。激しく洗顔したり、皮脂をとりすぎると
オイリーな方でなくともそれに反応してますます皮脂の分泌が盛んに
なります。
さらに、外部から刺激を与えると毛穴がふさがりやすくなりニキビや
吹き出物など肌トラブルにつながりやすくなります。
Tゾーンなど皮膚の分泌の多い部位から洗い始め、2回目に顔全体を
洗うというダブル洗顔は、簡単でとても効果的です。
(3)洗顔回数、洗顔時間
この時期、1日に最低2回は洗顔料での洗顔しましょう。
脂性の方は朝、帰宅時、寝る前の3回洗うことをおすすめします。
特に帰宅時はすぐに洗顔して、お肌の負担を軽くしましょう。
また、長く洗う必要はありません。30秒程度で充分です。
洗顔料をお肌に長くつけておくとかえってお肌に負担となります。
酸性洗顔料よりも弱アルカリ洗顔料のほうがなで洗いするだけで
皮脂などの汚れが良くとれます。
もちろん、洗顔後はたっぷり水分補給し、乾燥する部位には保湿剤を
つけてしっかりお肌を守りましょう。
スキンケア以外では、夜更かし、寝不足に注意しましょう。夜更かしや
寝不足で遅くまで起きていると、皮膚はアブラっぽくなって毛穴に皮脂が
たまり、ニキビや吹き出物が出やすくなります。
また、糖分やアルコールは体内で中性脂肪に変えられ皮脂の分泌に
つながりますので、スナック菓子など間食はなるべくさけましょう。
脂性肌の方でなくても、この時期はTゾーンなどテカリやすくなります。
その部位に合わせたスキンケアをして健康素肌を保ちましょう。”